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日本の大人ってかっこいいやんけって話

今日、野田元総理の安倍晋三元総理への追悼演説を文章で読んだ。今日は色々用事があって演説されているところを見れなかったが文章の全文を読んでるだけでなんか自然と涙が出た。あの演説の中には、正直なありのままの感情が全部入っていたと思う。無慈悲な事件への憤りと、政治的な立場の異なる政敵という存在、そして同じ総理大臣という仕事を経験した同志を失った喪失感と深い悲しみと愛情と尊敬と安倍元総理の想いを引き継いでいくという強い決意と本当に語りつくせない「想い」が詰まっている様に感じた。

先に断っておきたいのだが政治的な事を立場を語ることは一切ないし、何かをここでいうつもりもない。最近の政治関連のニュースを見ていて正直辟易していた。それは、多くの人もそうだと思うが法律的に筋の通ってんのか通ってないのかはっきりしない問題もあったし、なんかの団体と関係があったとかないとかはっきりしない問題も続いている。賛否両論あることが民主主義の強さだが、残酷な事件で家族を奪われた方の気持ちを考えたら、静かに送り出してあげて欲しいなという思いが募って憤りに変わっていった。

ただ、今日の演説で気持ちは少し救われた。日本人らしい相手を慮る美しい言葉を紡いで想いを伝えられるかっこいい大人がこの国にいるんだと思うと嬉しかった。もう一度断っておくが別に政治的な支持とかそういう事ではまったくなくただ、人生の先輩としてかっこいいと感じたのだ。

最期に、難病と闘いながら総理大臣というハードワークをこなしておられた安倍元総理の存在は同じ病気を持つ自分にとってとても大きかった。同じ病気を持つ安倍さんが国内で、世界で頑張られている姿を見ていると、病気で気持ちが後ろ向きになっても頑張ろうと思えた。病気の影響で仕事を辞めた時もまたやり直せると自分自身を強く奮い立たせることができた。

強くかっこいい背中を見せて頂いて本当にありがとうございました。
失敗を恐れない強くかっこいい人になりたいと思います。
心からご冥福をお祈り申し上げます。

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