いいねが数にしか見れなくてしんどかった話

いいねが数にしか見えなくてしんどかった話しをします。あまりにもそのままですけど、シンプルが一番人の心を打つと思う。パンだって食パンが結局一番好きだし、人生最後の日に食べたいのはお母さんが作ったおにぎりじゃん。

SNSで写真をあげていると、ありがたいことに好きだよ〜〜って言ってくれる人がいいねを押してくれて、それが積み重なればフォローをしてくれます。それは、私が好きで撮って好きであげた写真に対しての好意です。なのに、突然、その数に囚われる日が来るんです。これ絶対。多分テスト出るよ。

（これは気休めの写真。傘と雨。）

はじめにしっかり明記しておきますが、私の話です。

なんかね、なんとな〜〜く空気があると思うんです。フォロワーとかいいねが欲しくてSNSで写真あげちゃダメみたいな。気持ちは分かる。めっちゃ分かる。明らかにフォロワー稼ぎに来てるな、みたいなのみるとフォローしたくなくなる現象確かにある。誰にも言わないでね、が誰かに言ってねって意味だって感じとってむしろ誰にも言わないみたいなアレ。違う？

そういう気持ちが自分にあるから、でも実際いいねとかフォロワーさんの数って気になっちゃうから、写真を上げることがすごくしんどくなったりするんです。なったんです、私。

数が気になる時って、大抵ちょっといつもよりたくさん反応が来たあとなんですよね。あれ？この前あげた写真は100いいねだったのに、今回のは10しかこないな、とか思い出しちゃうんです。今まで好きな写真を撮って、それに対する数だったのに、順番が自分の中で入れ替わっちゃうんです。

いいねをもらうための写真って実際あります。多分。でも別に完全に趣味でやってて、好きだから撮ってて、金銭も発生してないのに、いいねのための写真を撮り始めると心が病み出します。フォロワーさんに喜んでもらうための写真って言ったら響きはいいけど、承認欲求ですね！ちょっと前回いいねもらっちゃって、承認欲求が満たされちゃったわけです。

そうやってウケそうな写真ばっか上げてると、なんでか分かんないけどフォロワーもいいねも減る。すごいよね。伝わってるんだろうな。すると、病む。そしてアカウントを一旦休止する。もうこればっかりは先人が何度失敗しようとどれだけ知恵を残そうとダメ。歴史は繰り返す。

和歌で、未だに恋の歌が支持される理由は、その和歌を歌った人と同じ流れで恋をしたからだそうです。暮らしはどんどん便利になって生きる知恵は後世に繋がれていくけど、感情という面では奈良時代に生きた人と、現代に生きた人、受け継がれることなく同じように成長するから、奈良時代に感じた恋の切なさや楽しさが今も共感されると聞きました。それと一緒です。（スケールの大きさ）

（これは小脇に抱えられた犬、なんとなく不服そう）

私は結構その気になる、病む、気にしないことにする、気になる、病む、というサイクルを繰り返してたんですけど、最近気づいたんです。気にしないとき、気にしてないけど、フォロワーもいいねも増えるな？と。

数を気にすると、個性は死にます。ウケる写真が撮りたいからね。でも別によくな〜い？好きな写真撮るわ！って思ってると、言い方あってんのか分かんないけど、癖がね、全面にドン！言うて。もともとそれが好きで見てくれた人が増えたわけだから、お！みたいな感じで反応してくれるんじゃないの？って思ったわけです。

でも気にしないって、やろうと思ってできるものじゃないわ〜〜！フォロワー減ったらめっちゃ気になるわ〜〜！って、思って、夜中に。夜中って病むよね。わかる。早く寝なよみんな。

そうなるともう、心を守るためにはSNSをやめるか、もしくは減るより速いスピードで増やすしかなくて。フォロワーが増えるのはやっぱ自分の好きを押し出してる時で。つまりそういうことなんですな。

SNSで写真をあげてるんだから、フォロワー数もいいね数もほしい！それは多分みんなどっかで思ってる、はず。思ってたらいいな。そう割り切ることも自分を守る上でめっっっちゃ大事だと思いました。

数というけど、フォロワー数もいいね数も本当は数じゃないです。写真を見て、好きだなって思ってくれたってことです。自分がこの写真好き〜〜って思って1人でも私も！って言ってくれたらめっちゃ嬉しくて、それが10人なら、100人なら、めっちゃ嬉しいがその数だけあるって事なんです。

好きを撮り続けてそれがたくさんの人から私も〜〜！って思ってもらえるって、こんなに嬉しいことはないじゃん〜〜

数が気になる自分も数を気にしたくない自分も全部受け入れて生きていこうと思います。

もし、数が気になってしまって、写真を撮ることが嫌になっちゃったりだとか、SNSにあげることに疲れちゃったりしてる人がいたら、一つだけ、このアドバイスを聞いてほしいです。夜はしっかり寝ろ。

おわり