Bluetoothイヤホンで電話すると声が大きい

喫茶店が好きで、よく利用する。コーヒーは一日に4、5杯は飲むし、たばこも吸えるし、レトロな昔ながらの喫茶店は雰囲気がそもそも好きだ。
飲みに行こうとお店に入る前、ちょっと作業しないといけなくなり、パソコンを使いたくて、プロントに入った。PRONTO、いろんな場所にあるカフェ的なあれ。ドトール、タリーズ、いろいろあるけれど、久しぶりに入ったプロントは雰囲気が変わっていた。夜はキッサカバとしてお酒を提供しているらしく、居酒屋として利用できるようになっていた。
パソコンの充電もなくコンセントを使いたかったので入ったお店で目に飛び込んできた文字。センベロ。1000円で酔えるというあれ。
ちょっとパソコンいじりたかっただけだし、、センベロを注文。
ドリンク2杯とおつまみ1品を選べるみたい。ビールと名前に負けてタコさんウインナーを注文。いや、よかった。何しに入ったっけなくらいでよかった。そんな思い出を抱えて、今日もプロントに入る、端っこの席がカウンターになっているのでそこにしようと座ってパソコンを開く。
すると、大きめの「うん、うん」という相槌が聞こえてきた。ちょっとうるさいなーと見ると、Bluetoothイヤホンで通話している人が自分の席の隣に座った。ああ、席チョイスミスったかな、さっきから相槌しかしてなくない?と思い自分もBluetoothイヤホンをぶっさす。。
ノイズキャンセルを突き抜けてくる会話、、いや、腕組みながら通話するならもはイヤホンいらなくない?腕あまらせてるやん。。
ってところでようやく気付いた。イヤホンで電話したら、周りの音も聞こえないし、自分の声も聞こえにくい、だからか、だから大きめの声になってたんだな。と思えたら、その人のことも許せそうに、ならなかった。そうはいかないよ、気になるものは気になる。気を付けよう、自覚してようがしてなかろうが、そうなってしまう理由があったとして、それを他人が理解しても嫌なものはやなのだ。しょうがないじゃんの鎧でガードするのはやめないとな。注文しようとメニューをみた、センベロはなかった。

この記事はフィクションです。


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