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どうか貴方は感情を汚さないで、

吐いた煙が夜に消えてゆくように 私は何処へでも行けるのではないかと思う 私から溢れ出る穢れのようなものが 夜の向こう側へと連れ出して 名前のない遠い所へ置き去りにしてくれる  それは 願いであり 祈りだ

私は到底許されるべき人間ではない 形を変えたとしても 何処へ姿を晦ましたとしても 現代に取り残されてしまった私という概念は残り続けてしまいますから 私はそれごと全て夜の向こう側へと連れ出して欲しい 傲慢であると囃されたとしても 私は関わって来た人間全て幸せであれと願っている
それは 雨が降り頻る夜の事、どうかあなたは 感情を汚さないで

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