2023年 11月


言葉がかけなくなった。明確な理由なんて分からなくて、たまにこんな風になってしまう時がある。文字を読んでも頭に何も入ってこないし、最近は誰かと会話している時に違うことを考えてしまい話を聞けていない、なんてこともある。いやその方が多いわ、なんならマストで人の話を聞けてない。ただ、なんとなく関わっている全ての人たちと平穏に生きていければいいだけのはずなのに、いつの間にか亀裂が入ってしまう。その場面で気づく瞬間全身が無気力に襲われて何も考えられなくなる。
今こうして言葉を書いているのは、奈良からの夜勤明けの帰り電車で、なーんにも考えずにポチポチ打ち込んでいるからだ。誤字脱字の確認なんてしていない、ただただ打ち込んでいるだけだ。考えてみれば普段書いていることばたちは時間と労力をかなりかけて書いていたんだな。短歌を始めてから多くの言葉に触れた。短歌を始めてから短歌にまつわる本や様々なジャンルの本も読んだ。沢山のことばに触れる度、何百回と絶望してきた。どうしてこの人の言葉はこんな魅力的なのだろう、僕にはこんなことばはかけない、ウワーン!!とか、他にも、この人の言葉すっごく好きだ!恋しちゃうカモ!!とか、嫉妬心に近い感情を持つこともある。こうして読んでいるということは、読ませる為に書いている人がいる。その、書いている人たちも同じようにことばに絶望してきたのだろうか。ここで挫けなければ、あなた方のようにぼくはなれるのだろうか。谷は深ければ深いほど良いんです、と言っていた本田圭佑の事を信じていいだろうか。

新田辺を過ぎたあたりから電車に乗る人が増えてきた。月曜の朝の時間帯は人が多い。いつもはもっと遅めにずらして帰るけれど、今日はなんだかそんな気分ではなかった。目の前にいる学生みたいな人はずっとツムツムをしている。なんならめちゃくちゃ上手い。僕が最後にツムツムで遊んだのはいつだろうか。たぶん高校生ぐらいの時に最強キャラ枠でマレフィセントが出てきたところらへんな気がする。もう10年も近く前じゃないか、え?10年?!そんな経った?早くないか??そんなことよりもいつまでこれを書くつもり?もうすぐ乗り換え駅だよ?なんだちゃんと文字かけるじゃん、結局書くことも読むこともとてつもなく好きなんだ。今までみたいに整えられた文章を書くよりもこっちの方が楽だ、クオリティのクの字もないことばたちだが、なんとか心を軽くすることができた、って言ってたら着いた、乗り換えてきます、さよなら🦌


乗り換えてからなんと椅子に座れた。え?そんなことある?ラッキー!やったー!京阪電車のseat好きすぎる、なんでかって?フワフワだから。おしりフワフワなんだよ。オシフワってこと。分かった?

↑ということなので今月は許してください!すみません!

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