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【日本一のロスト使いが語る】〈シティリーグ準優勝🥈〉 炎ロストバレット

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1.はじめに

どうも、SS(JP)です。(@SS_pcg
今回、私とりょか@Ryoka_pokeca)で煮詰めた『ロストバレット』について執筆させていただこうと思います。
無料部分も充実させてありますので、そこの部分だけでも読んで“スキ”やXのフォロー等していただけると嬉しいです。

今回の成績は以下のようになりました

私の主な実績としましては、

WCS 2023 マスターDay2 14位

です。

一応、WCS2023のマスター部門における、日本代表の最高成績です。
成績も4-0-4と“Day1から負けなし”で14位になっています。


WCS2023の権利を取ったのも、WCSで使ったのも『ロストバレット』になりますので、僭越ながら【日本一のロストバレット使い】と語らせていただきます。
ではさっそく本編に入っていきます。

2.環境予想

まず、「未来の一閃」、「古代の咆哮」以来の環境について整理しようと思います。
週別に振り返る前に、『ギラティナvstar』は基本的にtier1に居座り続けます。
環境の変化に耐えうる高い対応力明確な不利対面やメタカードを持たないデッキパワーは格別です。
週別に、人数ベースのtierにて環境の変遷を振り返ってみましょう。

発売前

この週の注目カード

発売前の自主大会などでは、ある程度の環境変化に耐えうる『ギラティナvstar』や、『ミュウvmax』といったデッキが人数ベースでtier1と言えたでしょう。
『ミュウvmax』においては、弱点をつかれていた『リザードンex』に対するアンサーとして、「ワザマシン デヴォリューション」を得たことも大きいです(もちろんそれでも有利に持っていけるわけではないように思います。)

tier表(人数ベース)

tier1
『ギラティナvstar』、『ミュウvmax』

tier1.5
『リザードンex』

tier2
『パオジアンex』、『ミライドンex』、『サーナイトex』、『トドロクツキex』

ここに対応するように、初週の環境が動きます。

シティリーグ初週(10/28〜11/3)

この週の注目カード

環境に多いと予想される、『ギラティナvstar』と『ミュウvmax』のうち、『ミュウvmax』有利不利対面が明確で、いわゆる“メタカード”に弱いです。
そこで、デッキ選択単位、あるいは構築単位で『ミュウvmax』を対策する傾向が強かったように思います。
具体的には、『リザードンex』や、『トドロクツキex』などが隆盛を誇ります。
また、「テツノカイナex」が出たことで、もともと注目されていた、『パオジアンex』や、『ミライドンex』なども実際に無視できない数字として現れてきました。

tier表(人数ベース)

tier1
『ギラティナvstar』、『リザードンex』

tier1.5
『トドロクツキex』、『パオジアンex』、『ミライドンex』、『ミュウvmax』

tier2
『サーナイトex』

シティリーグ2週目(11/4〜11/10)

この週の注目カード

この週には四天王決定戦がありました。
相手の「ワザマシン デヴォリューション」に強く出れて、安定感を上昇させた、【エヴォリューション軸】『リザードンex』や、四天王候補者の多くの方々が使用された『パオジアンex』、四天王になられた方の『サーナイトex』が注目を集めました。
四天王決定戦前の11/4と11/5のデータを見ると、『トドロクツキex』や、『リザードンex』が多いですが、それ以降は『サーナイトex』や、『パオジアンex』、『リザードンex』の多い環境となります。

tier表(人数ベース)

tier1

『ギラティナvstar』、『リザードンex』、『サーナイトex』、『パオジアンex』

tier1.5
『トドロクツキex』

tier2
『ミライドンex』、『ミュウvmax』

シティリーグ3週目(11/11〜11/17)

この週の注目カード

徐々に『サーナイトex』、『ギラティナvstar』がtier1となっていきます。
『サーナイトex』は環境が固まれば、「サケブシッポ」と「クレセリア」によってベンチ狙撃を行えたり、手札干渉を絡めることもでき、「カウンターキャッチャー」により、ミラージュステップ以降はプレイングによってチャンスを広げることができます。
【セイボリー(ナンジャモ)+ベンチ狙撃+カウンターキャッチャー】という史上類を見ない強い動きをすることができます。

tier表(人数ベース)

tier1
『ギラティナvstar』、『サーナイトex』、『リザードンex』

tier1.5
『トドロクツキex』

tier2
『ミライドンex』、『パオジアンex』

tier3
『ミュウvmax』

シティリーグ4週目(11/18〜11/26)

この週の注目カード

おおよそ「古代の咆哮」「未来の一閃」環境が固まった頃です。
一つ変化があるとすれば、海外にて開催されたLatin America International Championshipsにて準優勝した『テツノブジンex』です。
『ギラティナvstar』、『リザードンex』、『サーナイトex』はどれもゲームテンポの遅い、スピードの遅いデッキになります。
また、「キュワワー」、「ヒトカゲ」、「ラルトス」をおく関係上、hpの小さいポケモンを並べることになります。
そこで、序盤からヨガループを絡めてサイドを複数取り進められるスピードを持つ『テツノブジンex』は環境に刺さっていると言えるでしょう。  

tier表(人数ベース)

tier1

『ギラティナvstar』、『サーナイトex』、『リザードンex』

tier1.5
『トドロクツキex』

tier2
『ミライドンex』、『パオジアンex』、『ミュウvmax』、『テツノブジンex』

補足になりますが、『テツノブジンex』は使用率で見るとあまり高くないように思います。
しかし、top8以降で見ていきますと、

top8以降: 10%
top4以降: 9%
準優勝以上: 12%
優勝: 12%

上記のように、使用率に対して勝率が高いデッキであることが推測されます。
このような環境の移り変わりの中でcl京都までの残りの環境は変遷していきます。

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