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人生に挫折は、ない

事務所の社長にこんな事を聞かれたことがあります。

「さんちゃんは挫折したことある?」

ちなみに”さんちゃん”とは社長だけが使っている私のあだ名です。
(響きがださいので他の人は使わない)

「挫折したことはありますよ。でもそれを挫折だと思ってないんだと思います。失敗を成功に活かせた瞬間にそれは失敗から経験に昇華される。そういう意味では挫折は(すでに)無いとも言えます。」

説明的で回りくどく社交性のない、なんて私らしい回答なんだろうとつくづく思います。

#あの失敗があったから

あの失敗があったから

失敗のない人生はそれこそ失敗の人生です。
むしろ一回も成功しないくらいの人生が実際的なところ人間らしいとも思えます。

『失敗は成功のもと』という言葉は本当によくできていて成功の母は失敗であり、失敗を恐れない覚悟が成功への秘訣です。

しかし私たちは異常なほど失敗を恐れているように感じます。

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情けない自分を見せたく無い、挑戦する者は愚かだ、勝算のない勝負は避けるべきだ、失敗して怒られるのが怖い…

他人からの評価を気にしすぎたり、普通という偏見に支配されることは結局のところ失敗しないにせよ成功もしないと私は考えています。

挫折と昇華を繰り返す

挑戦してみて、やっぱりダメでした。なんてことは本当によくあるというか大体はそんな事ばかりです。

大概は大したことのない失敗ですが
たまに人生を左右するような大きな失敗をすることもありますよね。

入試に落ちた、就活が上手くいかない、資格試験に落ちた。
本当に好きだった相手に嫌われた、取返しのつかない醜態を晒した。
大きな怪我をした、大事な人を失った。
会社が潰れた、破産した、借金を背負った、株で大損した。

失敗というにはあまりに深刻な状況であり「次があるよ、元気出して」と易々と励ませる内容でない挫折も確かに人生には起こります。
そこで全ての気力が失われてしまい失敗した人生を呪うしかないという状況が挫折した状態なのかなと私は思います。

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時代が悪いとか状況が悪かったとか政治が悪いとか、環境に恵まれなかったとかチャンスを与えられなかったとか、自分に責任を向けないで逃げてしまう事はある意味心地の良い事です。

そんな中、失敗に折り合いを付けて
「自分の実力は自分が思うほどではなかった」
「もっとよく考えるべきだった」「浅はかだった」
と失敗の責任を自分に顧みる事は非常に心地が悪いです。

本当に、やるせない気持ちになります。

失敗した人間は無価値か

みなさんはJ.Y. Parkジェイ・ワイ・パークという方をご存じでしょうか?
彼は数々のトップアーティストを生み出してきた韓国の音楽プロデューサーで、オーディション番組の中でこのような名言を生み出しました。

「皆さんがここで26位になっても、脱落したとしても、皆さんが特別ではないということではありません。1位になっても26位になっても同じように特別です。このオーディションは、ある特定の目的に合わせてそこに合う人を探すだけで、皆さんが特別かどうかとは全く関係ありません。一人一人が特別じゃなかったら生まれて来なかったはずです」。

この発言は非常に格言的なものだと私は思いました。

たとえ失敗したとしてもその分野で結果が出せなかっただけで、自分の存在価値を失ったわけではないのだというメッセージにも思えます。

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私も面接やオーディションに落ちたら自分は要らない人間なんだと思って落ち込むし、リリースした作品の反応がイマイチだったり失言をして関係者に怒られたら、恥ずかしいし消えてしまいたい気分になります。

でもその悔しさに押しつぶされずに自信を失わずにやっていくには、J.Y. Parkの言葉のような思考を持ち自尊心を保ち続けることが重要だと感じます。

失敗を失敗のままにしない

「失敗を成功に活かせた瞬間にそれは失敗から経験に昇華される」というのは私の個人的な考えです。

失敗をそのままにしておいて次の挑戦に活かさなかったり、失敗から何も学ばず後悔の対象にしたり、そうしてしまえば失敗は永遠に失敗のまま。挫折はずっと苦い思い出のままです。

失敗を乗り越えれば、それは成功過程の経験に変わります。
「失敗せずに成功できたんじゃないか?」「失敗はなるべくすべきではない」という風に考える事はできますが、過去は変えられません。

変えられない過去を悔やむより『あれは必要な失敗だった』と割り切って考える方が精神的に楽ですし、実際必要のない経験(失敗)というのは存在しません。

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そして失敗を経験に変えていくことを繰り返すうちに、人生の中で数えられる挫折や失敗は無くなっていきます。
今ある失敗さえも成功に向けた糧にしていくという気概があれば、もはや失敗や挫折なんてものはあってないようなものですね。

最後に

今日はnote公式テーマ「#あの失敗があったから 」を主題に記事を書いてみました。

皆さんの苦い経験や乗り越えた体験談などコメントしてくださいね。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。
あなたの最初で最後の推しになりたい、三宮つばきでした。

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