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「アクセント」と「イントネーション」って何が違うの?

こんちには。英語を勉強中の三宮つばきです。

私はフランス語や英語など第二言語を学習するのが好きなのですが、話題にすると必ず「アクセント」の話になります。それに加えて「英語はイントネーションが難しいよね」というような表現をされる方も多いです。

イントネーションとアクセントは似ているようで違う意味なのでぜひ知らなかった方はこの記事で覚えてみてくださいね!

アクセントとイントネーション

アクセント(accents)は日本語では揚音(ようおん)と言います。
音節の中にある強調される部分のことです。

イントネーション(intonation)は日本語では抑揚(よくよう)。
文節の中にある強弱の波のことです。

日本語でアクセントが違うと違う意味になる言葉がありますよね。いわゆる同音異義語の事です。
飴・雨 橋・箸 柿・牡蠣 が有名です。

では文章の強弱で意味を変えるというのは想像できますか?

「明日は雨ですよね?」「明日は雨ですよね!」

前者は確認の意味が強く、後者は相手の同意を求める意味が強いはずです。
このように強弱のリズムによって意味が変わってくる場合は「イントネーションが違う」と表現できます。

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音節と文節

先ほどアクセントの説明で「音節の中にある強調される部分」と言いましたがでは音節とはなんでしょうか?
音節とは単語の中にある発音の区切りです。

学級委員会 がっきゅういいんかい 
ガッ/キュー/イ/イ/ン/カ/イ

こんな感じで区切ります。日本語はあまりアクセントがなく単調です。単調な単語が抑揚無く続いていく日本語は海外の人が聞くと眠くなるみたいです。私たちでいえばお経を聞いてる感じでしょうか(笑)

デザート=Dessert デ/ザート
砂漠=Desert /ザート

こちらは英語の同音異義語です。お菓子のデザートと砂漠を意味するデザートはどちらもカタカナで書くと同じなのですがアクセントの位置が違います。
このアクセントの位置でどちらの意味か聞き分けることが出来ます。

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文節は文章の区切りです。英語ではチャンクと言ったりします。

メロスは激怒した。//必ず/かの邪智暴虐の王を/除かなければならぬと/決意した。//メロスには/政治がわからぬ。//メロスは/村の牧人である。//笛を吹き、/羊と遊んで/暮して来た。

意味の塊で区切るとこんな感じになります。これを単調に読むこともできますし、強調したい部分を強く言えばそこがこの人の伝えたい事なんだと相手に伝えることもできます。
メロスには政治が分からぬ」といえば村人の中で特に分かってない人である事を強調し、「メロスには政治が分からぬ」といえば政治以外のことはわかるのに、という表現もできる。

これがイントネーションが違うということです。

英語は何が難しいのか

英語は「アクセント」が難しいのでしょうか?
それとも「イントネーション」が難しいのでしょうか?

私はそのどちらも違うと思います。

アクセントもイントネーションも日本語に存在するものですよね。
「飴・雨」「~ですね?~ですね。」など私たちにもそれらを区別をする能力があるはずです。

では日本語は無くて英語には存在する難しい要素はなにか?
私はずばり「音節」だと思います。

音節とは単語の中での音の区切りのことでしたね。

いんとねーしょん イ/ン/ト/ネー/ショ/ン
intonation in/to/na/tion

こんな感じで英語発音にすると音節が必ず減ります
しかし頭の中では細かく区切った音で覚えてしまっているので実際聞いた時や喋った時に誤差が生まれてしまい「伝わらない」「聞き取れない」という状態になり「英語は難しい」になるのだと思います。

英文になり単語が増えると音が消えたり繋がったりすることで、もっと音節が減ってしまうのでより発音が難しく聞き取りにくくもなるのです。

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最後に

アクセントとイントネーションの違い、なんとなくわかっていただけましたか?

最初から知ってたよ!という方も最後まで読んでいただきありがとうございます。他にもこんなことを記事にしてほしいなどありましたらコメントしてくださいね。
私もこれから英語の勉強もっと頑張ります!

あなたの最初で最後の推しになりたい。三宮つばきでした!

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