届かない手紙
「拝啓 お母さん」
ねぇ、お母さん…
ねぇ、お母さん…
「手紙」
嬉しい事が会った時に
誰かに言いたくなるのは
自分よりも喜んでくれる人に
育ててもらったからなんだろうな
身体がだるくなった時は
確か生姜とハチミツで
口うるさくて嫌でも思い出すよ
離れていても守られているんだ
あなたはずっと手を振って笑ってくれた
帰り道迷わないように
もし前を向けなくなった時も
振り返れば いつも見えるように
愛されている事に
ちゃんと気付いている事
いつか歌にしよう
思い上がって街を出て
思い知った挙げ句 途方に暮れて
追い越していく人を恨んでみたりして
それでもいつか自分の事
誇れるように そしてその時は
誇らしく思ってもらえるように
膝すりむいて帰った日は
なぜか僕より痛そうで
そんな記憶が形を変え 今も
離れていっても守られているんだ
あなたはずっと手を振って笑ってくれた
帰り道迷わないように
もし前を向けなくなった時も
振り返れば いつも見えるように
愛されている事に
ちゃんと気付いている事
いつか歌にしよう
ちゃんと返したい事
いつか歌にしよう
ねぇ、お母さん…
この歌のように育ててくれたら、
もっと優しい女になれたのに(泣)
もっともっとお母さんに優しくしてあげられたのに(泣)
愛し方が分からない。
それでも、私なりの精一杯の優しさで
人を愛して生きていくね。
お母さんにも優しくするから待っててね。
長生きして、待っててね。
sanngo
まだ出せない継母への「手紙」を
心の中で綴ってみました。
松下友香さんの企画に参加させてくださいm(__)m
こんなかたちでも、いいでしょうか?
よろしくお願いします。
説明が足りませんでしたね(苦笑)
昔々の話を小説っぽく書いています。
こんな幼少期を過ごしました。
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