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短編小説

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#青ブラ文学部

「掌編小説」スキャンダル#青ブラ文学部

寂しかったの、ええ、それだけよ。 えっ、他に何かなかったのか?って それしか私には、何の…

sanngo
3日前
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「短編小説」祈りの雨

二階の寝室の窓に打ちつける風の音が、うぉーうぉーとまるで狼か野生動物のような音を響かせて…

sanngo
2か月前
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「短編小説」〜ムーンリバー&手のひらの恋〜NNさん企画#青ブラ文学部

海に浮かぶ月光を「ムーンリバー」と呼ぶと覚えたのは、幾つの歳だっただろう。 母方の祖父の…

sanngo
2か月前
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「ショート」手のひらの恋#青ブラ文学部

恋なんてものは、始まりはドラマティックだけど終わりは、どれもありきたりなものじゃない? …

sanngo
2か月前
54

「ショート」桜色の人生#シロクマ文芸部#青ブラ文芸部

あくまでもフィクションです。 本文はここから↓ 「桜色の人生だったな…」 火原 三平は病室…

sanngo
3か月前
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「短編小説」 暗々裏

「全部、コロナのせいだ」 空席だらけのホールを眺めながら、店主の須藤 貴樹はため息をついて…

sanngo
3か月前
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「ショート」合わせ鏡

深夜1時55分にセットしたスマホのアラームが鳴った。 ベッドから手を伸ばしてアラームを止めた。 「今日こそ」 のそのそと布団から起き出してテーブルに置いた鏡を2枚確認した。 高校で流行っている「合わせ鏡」の都市伝説に私は今日こそ挑むのだ。眠くて、もう二回も失敗していた。 隣のベッドから姉の美咲が 「うるさいな~、何時だと思ってるの」 寝言のように苦情を言った。 2枚の鏡を持って、大きく深呼吸をした。学級委員の麻紀の話しによると9番目の顔が自分の死に顔らしい。間接照明に白く浮か

「ショート」朝焼けまで

遮光カーテンの隙間から、夜の闇と寒さが僅かに忍びこんでくる。俺はベッドの中で静かな寝息を…

sanngo
3か月前
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「短編小説」追憶の残り火3「春めく日に」#春めく#あの記事の後日談

渋谷 美希が杉浦 和也に宛てた手紙 杉浦 和也様 一雨ごとに春めいて参りましたね。 お元気…

sanngo
4か月前
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「短編小説」答え合わせは…#青ブラ文芸部

「杉山さん、此方の樽も見てください」 酒蔵の若旦那が俺に声を掛けた。 「おー、此処が終わっ…

sanngo
4か月前
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「短編小説」港が見える丘公園#青ブラ文芸部

主人の好きだった歌を思い出して書きました。 よろしかったら、ご視聴しながらお読みください…

sanngo
4か月前
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「短編小説」〜橋〜#青ブラ文芸部

降り出した細い線のような雨が高層ビルの窓ガラスを濡らす。幾筋もの線はやがて小さな流線形の…

sanngo
5か月前
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