マガジンのカバー画像

算命学余話マガジン #G61~G70

13
中国古代占星術、算命学を学ぶ人のための一考察として執筆中の短編読本です。算命学の基礎は学習済みだけれどもその先を知りたい、という中級者・上級者を対象に綴っています。技術的な話が半…
¥5,200
運営しているクリエイター

記事一覧

『算命学余話』G番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。)  『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につ

¥100

『算命学余話』R番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。) 『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につい

¥100

『算命学余話』U番号目録

(※この目録をマガジン未購入でも無料で閲覧可能にするため、便宜上100円の有料記事とします。以下、記事全体を無料公開(いわゆる「試し読み」)部分に設定し、便宜上付け加えた最後の一行のみが有料部分にしてあります。この一行のためにわざわざ100円払うことなく、無料部分をお楽しみ下さい。)  『算命学余話』は、算命学を学ぶ人のための読み物です。入門レベルから進んで中級以上の鑑定技術を知りたい方や、算命学の理念について理解を深めたい方、或いは算命学にはさほど興味がないけれど人生につ

¥100

算命学余話 #G70 「最強運の風景」/バックナンバー

 算命学には「強星」という概念があります。これはエネルギーが大きい等の「量」と、意志の強さといった種類の「性質」を表していて、具体的には身強星である天将星、天禄星、天南星を指すのが一般的です。また身強星と並立して出てくることの多い貫索星・石門星を指す場合もあります。こういった星々は、単独でもよく光ります。  夜空に散らばる無数の星々のうちパッと目に付くのは、単に大きい星よりは輝きの強い星であり、密集している星よりは孤立している星です。宿命に強星があるとは、こうした輝き方のでき

¥600

算命学余話 #G69 「無限の闘争心」/バックナンバー

 前回の算命学余話#G68では、「一気成生格」という完全格よりも珍しい命式について解説しました。一気成生格を成立させる干支の組合せは全部で九種類あり、同じ一気成生格というくくりであっても意味するところは九種類に分かれ、互いに似ていません。前回はその九種類のうちの「丁未」を取り上げましたが、以前の余話#R98「胎元を考える」では「乙酉」を考察しましたので、そちらも参照下さい。残りの七種類については、いずれ解説していきます。  今回の余話は、前回飛ばしてしまった故石原慎太郎氏の

¥600

算命学余話 #G68「非業の死の命式」/バックナンバー

 先日、元東京都知事の石原慎太郎氏が亡くなり、その生前の功績やブレない発言がメディアで取り上げられました。圧倒的な個性と牽引力により政治家としての印象の強い人でしたが、芥川賞作家として文芸の世界でも活躍した人でした。  算命学で言うところの五徳に当てはめるのなら、政治は禄、文学は印、文学賞は官に相当します。従って、政治と文学という両立しにくい(土剋水)武器を、官である文学賞が通干したという見立てになるかと見当を付け、その宿命を分析しようとしていたところ、程なくして、同じく芥川

¥600

算命学余話 #G67 「守護神#19 辛×秋 」/バックナンバー

 生物学の世界では、人間が老化して死ぬのは、肉体の細胞を作るよりも壊す方が速くなるからだと認識しています。人間は日々食事によって栄養やエネルギーを補給し、その過程で体内に溜まった老廃物など不要なものを体外へと排出していますが、生命の営みはこの繰り返しで、入れては出す、入れては出す、であり、その目的と言えば、作っては壊し、作っては壊すため、です。そして作れなくなった時に、死を迎えます。  どうしてこのような仕組みになっているかというと、人間の身体に限らず、物質世界ではあらゆるも

¥600

算命学余話 #G66 「十大主星の自殺度」/バックナンバー

 最近、自殺志願者が殺傷事件を起こしては、「自分も死ぬつもりだった」とか「死刑になりたかった」とか言い訳する事件が続いています。「だったら一人で勝手に首でもくくれ。他人を巻き込むな」と私などは思いますが、こうした事件が模倣犯も含めて増えている件について、算命学はどのように眺めているのでしょう。  勿論、昨今の世相として、もう足掛け三年にもなるコロナ禍が、国民にストレスを与え続けた結果、各人の忍耐のハードルが下がって短絡的になり、こうした事件を起き易くしているのだ、と推測するこ

¥600

算命学余話 #G65 「人為という病原」/バックナンバー

 東大前で受験生ら三人を切りつけ殺人未遂で逮捕された高2の少年は、東大を目指せるほどの学力がありながら、些細な挫折が元で自分の人生を回復不能なまでに失墜させる行為に及んでしまいました。誰が見ても愚かな行為であり、学力の高さと賢さはイコールではない真実を露呈した事件でした。別に東大医学部に受からなくとも医者になる道は他にもあるし、医者にならなくても人生に成功する道はある。しかし人を切りつけたりしたら、そうした道もその他の可能性への道も閉ざされてしまう。だから普通はやらない。普通

¥600

算命学余話 #G64 「壬寅を考える」/バックナンバー

 2022年が明けました。コロナ禍は三年目に突入しましたが、正月明けに感染が広がったオミクロン株はどうやら弱毒だというのが科学的判断です。ウィルスというのは凶悪過ぎると宿主を殺してしまい、結果的にウィルス自身も宿を失って死ぬことになるので、AIのように経験から学習して次第に弱毒化するようにできており、このことは以前から知られていました。実際、オミクロン株の感染者は風邪並みの症状で済んでおり、一年目の頃の初期株が起こしていた味覚嗅覚障害にさえ至らないと報告されています。  ウィ

¥600

算命学余話 #G63 「親ガチャを考察する」/バックナンバー

 世間の常識に挑む発言で人気の社会学者、古市憲寿氏らが一般人のコアな悩みを聞く深夜番組に、こんな相談者が現れました。「赤ん坊を見ると、虫を見た時のような嫌悪感を覚える」という二十歳くらいの若い女性。「どうしても赤ん坊を可愛いと思えない。親戚の子供を抱かせてもらっても我慢して笑顔を作っている。今後結婚して出産しても自分の子供が可愛く思えずに、育児放棄をするのではないか。そもそも自分は人間として間違っているのではないか」という真剣なお悩み相談でした。  古市氏を含む相談員はさすが

¥600

算命学余話 #G62 「占い師を占う」/バックナンバー

 前回鑑定事例として取り上げた瀬戸内寂聴氏と-日違いで、占術界の巨人、細木数子氏が亡くなりました。83歳でした。細木氏が新年を占った予言の書は毎年出版され、その売上部数は占術関連図書としてはギネス記録になっているほど、多くの読者を魅了しました。しかし、時を同じくして亡くなったこの昭和の女傑二人をある雑誌が並べて称えたとして、作家たちから苦情の声が上がっています。つまり、瀬戸内寂聴氏の方が遥かに優れた人物であったと。  もしかしたら、細木氏の著書の売上の方が職業作家である寂聴氏

¥600

算命学余話 #G61 「作家兼僧侶の才能」/バックナンバー

 先日、作家で僧侶の瀬戸内寂聴氏が99歳で亡くなり、追悼番組がいくつか組まれたので、私も改めてその人生と思想をじっくり眺めました。寂聴氏が出家したのは51歳で、それ以前は性的に奔放な女流作家で鳴らしていましたが、その頃の様子は私は資料として知っているだけで、同時代を生きる人として認識する時の姿は、既に剃髪した姿でした。だからと言って世間一般の僧侶像と同じには見えませんでしたし、面白い話をする早口なおばさんといった印象で、テレビに映ればその発言を楽しく聞いておりました。  しか

¥600