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音の世界と音のない世界の狭間と視えにくい病院と

日々 #音の世界と音のない世界の狭間で と聴覚障害のあるわたしの生活のあれやこれやをここに綴っているのですが、わたし目も悪くてですね。

特に小さい頃は、ひとつのものを見ているつもりでも左右どちらかの視線が外側に向かってしまう【外斜視】という病気があって。その治療で強めの眼鏡をかけていたら弱視が酷くなってしまったので、中学生の頃からずっとハードコンタクトの愛用者。

眼鏡だと度が強すぎて世界が歪んでしまうし、ソフトコンタクトだとドライアイが酷くて終日付けていられない。でも、レーシックやICLを受けるのはなんだか怖いな……と尻込みしてしまっていて、今のところハードコンタクトしか選択肢がない状況。

がしかし、ハードコンタクトって一枚一万円近くかかって3年ほど使えるので自宅に換えのレンズがないとい背水の陣みたいな日々で。そんな大切なハードコンタクト様が一枚割れてしまったので、ここ数日は装用しても0.3くらいしか視えない眼鏡をつけて生活しています。

眼鏡でもわりと度数は強めのレンズを使っているのだけれども、コンタクトと比べてレンズが大きいのでこれ以上度数を強くしてしまうと、きっと世界が歪んでしまう。ただでさえ小さいおめ目が、眼鏡をかけるとさらに小さく見えてしまうというのに……‼︎

ということで、昨日はかかりつけの総合眼科に行ってハードコンタクトを処方してもらってきました。

○病院系は筆談をお願いしています。

聴覚障害のあるわたしですが、幼少期は良聴耳の聴力が良かったことや現在も補聴器の補聴効果が高いことから、日常生活では音声を使ってやり取りをすることが多いです。ですが、病院はスタッフの方がマスクをしていることや聴き取り間違いがあると困るので基本的に筆談をお願いしています。

わたしの通っている眼科は、全国から弱視の方や盲ろうの方も通ってくる総合眼科のため、筆談によるサポートにもみなさん慣れていて。なので、安心して通うことができています。

視力検査のときは、スムーズに進むように指差しと音声と両方出すようにしていますが、それ以外は全部筆談。スタッフの方は手書きでメモを書いてくれていて、わたしはiPhoneのメモに打ち込んで見せています。

ほかの病院では「検査で声を出したからその後のやり取りは音声だけになってしまった!それは、分からない!」みたいなしんどい経験もしたことはあるけれど、ここの検査師さんたちはそんなこともなく。それだけでなく、ほんの些細な【お大事に】とかの挨拶も全部書いてくれる病院なので、本当に信頼しています。

○どうやらわたしは、酷いドライアイらしい

まず、診察。今回のハードコンタクトのひび割れは、どうやら元々のドライアイが原因ではないか、とのこと。ここ一週間くらいは眼鏡生活をしているのですが、それでも霞んだりぼやけて見えるのは目が乾燥しているからとのこと。

ということで、目薬を2種類処方してもらいました。市販の目薬、ドラッグストアに行ってもたくさんありすぎて選べないので、処方してもらえるのとっても安心。

○どうやらわたしは、黒目が大きいらしい

いやわたし、ずっと顔のパーツは薄いし、自分の目は小さいと思って生きてきたんですけどね。今回検査師さんに「コンタクト、日常的によくズレるんですよ」と相談したら「黒目が大きいですもんね。レンズ大きくしましょうか。」と提案してもらいました。

大きくなったレンズ、1時間ほど付けてみたらゴロゴロ感が減ってとても嬉しい。

がしかし、わたしの希望する直径のレンズは特注工場でこれから作ってもらわねばならないらしく。年明けてからもしばらくは届かないらしい。

ひゃーん。年末年始はずっとボヤけた世界で生きます。

○見えにくい中での筆談、ちょっと疲れちゃった

多分、万全の体調、万全の視力で臨んでいたらなんともなかったのかもしれないけれども、視えにくいなかでの筆談、シンプルにとっても大変でした。

まず、総合眼科ということもあってか
診察→検査→診察→会計→薬局・コンタクト屋さん
の流れで、4時間半もかかったのです。この間、待ち時間も長かったのだけれども【いつ話しかけられるのか】と神経を研ぎ澄ませながらスタッフさんの動きをみたり、みえにくい中で筆談用のメモを読んだりするのは、気持ち的にも体力的にもすっごく疲れてしまいました。

スタッフの方々もとても親切で、筆談はもちろん、コンタクト屋さんや薬局に事前に電話で「これから聴覚障害のある方が行きます。こんな経緯です。」と全部説明してくださったりと至れり尽くせりだったのだけれども。それでもやっぱり、全方向に注意を払い続けるのはとてもとてもしんどかったです。

ふううう。

年始には、新しいコンタクトが郵送で届くとのこと。楽しみだなぁ。

見に来てくださりありがとうございます。サポート、とっても心の励みになります。みなさまからのサポートで、わたしの「ときめき」を探してまたnoteにつらつらと書いていきます。