昨日の順位戦。
お久しぶりです。
ここのところ、対局中にも関わらず頭が働いておらず、集中力の欠如を感じることが多かったのですが。
昨日はようやく一日集中して指せた感触がありました。
その集中力は自分でも恐ろしいほどでした。
夕食休憩が終わりギリギリの攻防を繰り広げる中、一旦席を外し、ふと我に帰ると。
なぜか私は特別対局室にいたのです。
目の前には藤井竜王、松尾八段がいて。カメラも回っていて。
部屋を間違えたと認識、驚きののち同時に咄嗟の判断で正座、あたかも観戦しにきたような雰囲気を纏いながら、30秒ほどで部屋を後にしました。
動揺で局面は駒一枚たりとも覚えられませんでしたが。
さて将棋のほうは全体的に私らしい軽めの作りでしたが、98手目のゴツい8八金が決め手になり攻め切ることができました。
その手を感想戦で森下九段に褒めていただいたのが嬉しかったです。
軽い流れの中で重厚な金打ちを見つけられたのは、自分にとっては大きな一歩といえそうです。
次は戻る部屋を間違えないように気をつけなければ。