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「粉骨」に関する素朴な疑問に答えます。

■散骨の際、なぜご遺骨をパウダー化しなければいけないの?

「散骨をするときはご遺骨を2㎜以下の粉末状にする」これは「基本のキ」とも言える、散骨の際に絶対に守らなければならないルールです。

その一番の理由は「ご遺骨をそのままの形で撒くと、ご遺骨の遺棄になってしまうこと。」
刑法190条には「死体、遺骨、遺髪又は棺に納めてある物を損壊し、遺棄し、又は領得した者は、3年以下の懲役に処する。」と定められています。つまりご遺骨も死体と同様で、損壊したり遺棄することは法律違反となるのです。

ご遺骨のカタチが残ったままだと見つけた人は当然驚きますし、最悪死体遺棄罪に問われることにもなりかねません…。

しかし粉骨すれば問題ありません。
しかし、遺骨を2mm以下の粉末状に砕けば遺骨だと分かりませんし、撒いても「遺棄」には該当しません。

つまり遺骨は粉骨しないで撒けば「遺棄」、粉骨しきちんとルールを守って散骨すれば「供養」になるわけです。

それはペットについても同じです。
人間とは違い、ペットの遺骨は粉骨しないで撒いても死体遺棄罪に問われることはありません。
また以前は自宅の庭などに埋めてお墓を建てる―という方も少なくありませんでした。
しかし、現代人の住環境の中では衛生的な側面からも、ペットの散骨も粉骨をするのがマナーとして奨励されています。
大切な家族ペットのご遺骨も周囲に迷惑がかからないよう、マナーを守ってきちんと供養しましょう。

■粉骨にはどんなメリットがあるの?

①ご遺骨の容積を減らすことができます。
2㎜以下の粉状にすることで、ご遺骨の容積を約1/3~1/5程度に減らすことができます。
散骨だけでなく、お墓や納骨堂にご遺骨が入りきれない時や手元供養品などに収容する場合などは粉骨がおすすめです。

ご遺骨が自然に還りやすくなります。
粉末状のものは水に溶けやすいため、ご遺骨もパウダー化することによって海水に速やかに溶けるようになります。
ご遺骨が母なる海と一つになることができるので、ご家族にとっても安心ですね。

③「ご遺骨感」が無くなるため、お部屋にも安心して置けます。
大切な方のご遺骨であっても「人骨」をそのまま家に置いておくことに抵抗を感じる方もいます。
またアクセサリータイプの手元供養品やミニ骨壺などはご遺骨をそのまま封入できないものも少なくありません。
ご遺骨を粉骨すれば美しいパウダー状となり、ご遺骨の自宅安置や手元供養品などにも封入しやすくなり、お部屋に置いたり身に着けたりする場合も安心です。

ふるさと散骨についての詳しい情報はこちらから

https://yamanostone.co.jp/sankotsu/

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