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コミュニケーションドクターの仕事

先日帝国データバンクのインタビュー記事を
見ていただいた企業の方から
ブランディングのご相談をいただいた。

(インタビュー記事に関するFacebookの投稿はこちら

その記事に掲載されていた
「わたしたちは、コミュニケーションのお医者さん」でありたい
という言葉に共鳴されたという嬉しいお言葉をいただいた。

SANKOのコミュニケーション業は
単純にプロモーションツール制作や
ホームページ、動画制作、SNS運用をする会社ではない。

我々は顧客の声を丁寧に聴かせていただき
その課題をしっかりと確認することから始まり、
最適な課題解決法を提示しながら
価値創造をしていくのが仕事である。

自分の身体と同様に考えると、
人は、健康な状態で病院に行こうとはあまり思わない。

ちょっと具合悪くなりかけた時もあれば
急に体調を崩した時に駆け込む時もある。
あるいは慢性的に回復が難しくなっているけれど
何かのきっかけでちゃんと診てもらうと思った時に
病院に足を運ぶ。

体調不良の人が病院に行って期待するのは
今よりもいい状態になることである。

あるいは手に負えない状態で駆け込んだ時でさえ
救いの道を示してくれることを期待する。
実際に施術が必要な場合には、
知見と技術力を持って解決に導いてくれることである。


どんな医者でありたいかは
どんな医者に診てもらいたいかと同じ

自分であれば、どんな医者に診てもらいたいだろうか。

まずは病院自体の実績や安心感が左右する。
そして担当医として滲み出る信頼性もある。

自分の健康に関わるのだから
その病院が安心安全で、
医者が信頼できそうかは私にとっては重要である。

この医者に自分を診てもらおうと
思えるような人物であるかどうか。

たとえば診療期間がしばらく必要で、
少し長い付き合いになりそうな時や
精神的な支えが必要な時は、
医者の人格も信頼に紐づく。

一方で、そうそう簡単に対応できない
難しい手術が必要な時、
その医者がたとえ少々口が悪かったり
対応がぶっきらぼうでも
その技術が優良なら身を委ねて
解決してほしいと思うこともあるだろう。

人あたりも良くて皆から好かれるような医者ではあるが
実際に患者の困りごとを解決できないとするならば
その医者は選ばれるだろうか。

選ばれるには様々な視点で総合力が求められる。

そもそも心を割って相談したいと
思えるような人物であるか、
それは大前提として
解決につながる技量を持ち合わせているか。

さらには課題の解決は普通の医者としては当然で、
そこから新たな価値を生み出せるかが
普通の医者と名医の違いであろう。

だから私たちは常に自分を磨く
ということに向き合うことになる。
終わりのない自己磨きである。
そこに向き合える人であってほしい。

そしてベースには困った状況を解決したいとか
相談をいただいた方や組織に貢献をしたいという
動機も必要になってくる。


解決に導けるような情報にアンテナを貼り、
状況に応じて様々な引き出しを持ち合わせていること。

クライアントに耳を傾け、対話をし、
心身のコンディションを把握し
整理する能力があること。

自分の担当領域を超えていても
他の担当との協力を得て
解決する手立てを考えられること。

同じような症状を訴えている人でも
その原因は同じではないという前提に立ち
一人ひとり、組織ごとに寄り添っていくこと。


コミュニケーション業での
エッセンシャルワーカーになることは
そう容易ではない。

時間がかかるかもしれないが
チャレンジをしていきたい。

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