我が家の食卓

食べ物を捨てるのが嫌いだ。

けれどこの時期は夏野菜等沢山もらって、食べきれなくなる事もある。

なるべく手を加えて保存したいと思っている。

うちの家に今年から味噌樽がある。これは冬の間味噌の加工の仕事先で注文したものだが、これが意外な安心感を私に与えてくれる。

常に家に大量の味噌があると思えば、味噌汁や炒め物、更には焼き肉のたれまで家で生み出す事が可能になるからだ。

こないだはバーベキューをする際に、たれを手作りしてみた。大量に作ってタッパー等に入れておくと大変便利で、豚肉を炒めてそれをかけて炒めるだけで、子供が大好きなおかずになる。

バーベキューの際どうしても残ってしまう焼き野菜は、袋に入れて後日味噌汁にして子供に食べさせている。

味噌汁を一日一回飲ませると、腸にも良く、暑い中遊び回る子供の脱水による塩分補給にもなる。

バナナ等、朝子供が食べかけて半分残っていたりすると、ラップにくるんで冷凍しておき、アイスの代わりに食べている。

そうしてだんだん冷蔵庫の中身が、家族のエネルギーに変わっていき、空っぽになっていくのがなんとも楽しい。

それに、最後の方にほんとに限られた食材しか残されていない時に、それらを組み合わせて新しい味が生まれたりすることもあるから不思議だ。

そんな時に作った物は、沢山冷蔵庫に食材がある時よりも何故か愛おしく、一食生み出せた充実感が半端無い。