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「内接球を持つ切稜立方体」って知ってる?
立体の角を丸めたり45度で切り取ることを面取りと言いますが、立方体の12本の辺(稜)を45度の角度で切り取った立体を切稜立方体と言います。すべて同じ深さで切り取ると正方形の面が6枚と六角形の面が12枚の18面体になります。
普通の面取りは角に当たっても痛くないように少しだけ角を取るのですが、「内接球を持つ切稜立方体」は18の面が内部に仮想的に考えた球に接する深さまで切り取ります。
Fusion360のスクリーンショットで加工方法を説明する動画を作りました。ご覧ください。
立体パズルを作るときに球を積み重ねる時にはこんな感じ
![](https://assets.st-note.com/img/1708672914120-Hu9Udo91va.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1708672939265-D4ntLfKjvB.jpg?width=1200)
同じように内接球を持つ切稜立方体の場合はこんな感じ
![](https://assets.st-note.com/img/1708673012829-0c48xxpqbj.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1708673047154-CzC6y0C6Bp.jpg?width=1200)
切稜立方体の場合は六角形の面が3枚揃って窪みを作っています。その窪みにしっかり載るので安定します。
内接球を持つ切稜立方体に初めて注目したのは山口県の木工家の中川さんのようです。その経緯は以下の書籍に書かれています。
加工する観点で言えば仮想中心に対して等距離で切断すれば良いので同じ治具で設定も変えることなく加工できるのが利点です。また、パズルとして複数を連結するときも面で接着できるので十分な強度が得られます。
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