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「無責任!!進路相談会 vol.1」


いい企業に就職してもらいたい学校側、いい人材を採用したい企業側とは無関係なポジションの人、しかも、就活的には脱線しているような人の意見を聞いてみたいって学生は少なくないのでは!いや、むしろ、そういう人からのアドバイスをみんな求めてるんじゃないのか!?

会社勤めだけが全てのような就活の勢いに違和感があったり、マジで会社員やらなきゃ人生詰みなんだろうかとか、それ以外の生き方ってどうすればいいんだろうという悩みがあったりすると思います。

自分もかつてはそう迷走していた1人でした。なので一旦就職をしてみたりしました。やっぱ、会社員はちがう!ってことで、自分が1番やりたい銭湯をやることにしたのでした。24歳の時でした。

今年で、33歳です。

学生のころに入り浸っていた古着屋や古道具屋さんなど、あの頃に親身にかまってくださった大人たちと同じ年齢になってしまっていることに最近気がつきました。そして、同じように(?)無責任なアドバイスをしまくっていることにも…!

「まぁ会社やめちまっても何とかなる!」とか「安定や稼ぎより、やりたいことやった方がいい」とか「自分の人生を生きろ!」とか。

あ〜、そういう類の大人になってしまったのだと、なんとも言えない気持ちになっていたところ、今の自分があるのは、学生時代のそういう大人たちの姿にかなり影響を受けていたことに気づかされました。じゃなきゃ、銭湯をやるなんて選択はできなかった。

そういう大人と出会って相談に乗ってもらう機会って、自分が街に出て、店に通うようになって、仲良くならないと中々ない。今は、SNSがあるからやや違うのかもしれないけど、やっぱり重要なのは店に通うことなのです。

このコロナ禍で、学生たちがそういう大人たちと巡り合う機会がなかったのではと考えはじてたら、謎に危機感を抱き始めました。実際、あきよし堂にたむろしていたところ、学生さんから就活についての相談を受けることがあって、まぁ、なんというか、せっかくのモラトリアム期間を充実させられない社会状況だったんだなと感じるとこがありました。

そんなわけで、この無責任進路相談会をやろうと思い立ったのでした。

無責任な相談で、学生さんからお金を取るのは絶対に違うと思うので、出世払い制として実質無料で行うことにしました。ここでのアドバイスが元で、将来大金持ちにでもなったら、ガム(ボトルのやつ)でも奢ってくれ!くらいのノリです。

ところで、僕が学生のころにアドバイスしてくださった大人たちは、無責任のようで、ほんとに誠実だったことに気がついて、じみじみと…。

利益や見返りを求めていないからです。

そんなの当たり前といえばそうですが、世知辛いこの現代には、悩める若者を利用しようとする悪い輩がいることは確かです。気をつけましょう。 

そこで、注意点。

就活とは一線を置くために、
相談員によるリクルート行為(「うちで働きなよ!」など)は禁止しています。
また、マルチ商法や宗教などの勧誘も当たり前に禁止です。これらを防ぐ意味でも、連絡先の交換はNG。会場外での延長相談も原則禁止としました。それと、「梅湯で働きたいのですが…」みたいに直接的に就活しに来られるのも困るので、それも禁止にします。


実際、需要があるのかどうかもわからないイベントなのに、色々と相談員を招集してしまいました。友人であったり、弊社のスタッフ達であったり。アラサーくらいで、やや脱線な経歴がある方をメインに声かけています。瓶ジュースを引き継ぐ者、盆栽師、男衆、某有名アイドルの元マネージャーなど…。様々な角度から無責任なアドバイスが貰えそうです。さらには、奨学金滞納者までいますが、これは深刻な社会問題ですので、本当に素晴らしく無責任なアドバイスがもらえると期待してます。

相談時間だの人数体制だの細かいことは考えていません。ある意味ぐだぐだです。とりあえず、やってみようという感じですので、お気軽にお越しください。学生でなくても、進路相談したい方は、ぜひお越しください。

既に第二弾もやるつもりでいますが、あまりにも人気がなければボツになるかもです。ここまで読んでくださったのですから、来て下さいね。


それでは、14日と15日に、源湯の中2階のギャラリー「氵さんずい」でお待ちしております。

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