「悪口の家を見つけたKYNたちと下北沢の嫌われ者」編集後記

こんにちは。淫夢投稿者の三次関数です。今回は先日投稿しました「悪口の家を見つけたKYNたちと下北沢の嫌われ者」の編集後記を書こうかな~と思います。

まず、本作についてですが率直に言うと自分の中ではかなり怖く作れたんじゃないか、と自負していたのですが他の作品と比べると「怖い」コメントが少なく、客観的にみると失敗作だったのかな…と結構落ち込んでいます。
今回の敗因は「説明不足なこと」と「自分の作風が分からず迷走したこと」ですかね……。ひとまずストーリーの解説から書いていきます。

①端折りすぎたストーリー

 下北沢のはずれにある家を見つけたKYNとDB。なぜか下北沢のホモたちはその家の住民を忌み嫌っているのだがその行為はエスカレートしていきやがて危険な領域に発展していく……。

というのが今回のおおまかなあらすじですね。なんでこんな話を思いついたかというと、ネットサーフィン中にとある面白い記事を見つけたからです。(面白いというと不謹慎ですが)

この記事を読んで、私は罵詈雑言を執拗に書きなぐる連中に恐怖を覚えました。最初はこれをそのままネタにできないか考えたのですが、どうせネタにするなら怖いもの(=怪異)をその家の住人にすることはできないものか、と不埒な発想からBB劇場製作がスタートしました。

そうしてウキウキしながら作っていくにつれて今回の怪異のバックストーリーが浮かんできました。下の文章はそれをざっくりとまとめたものです。

「それ」は神と同様に生贄を必要としていた。
生贄を求めるために「それ」が作り出したのは「嫌われ役」である。数十年に1回選ばれる「嫌われ役」はとある地域の廃屋に固定され、村の、町の、国の民からありとあらゆる嫌悪の感情を向けられるのだ。
そうして「嫌われ役」がため込んだ負のエネルギーが爆発した時、あたりにまき散らかされるどす黒い空気によって毒された民は一種のトランス状態に陥る。
その民を生贄の道へと導くのが次なる「嫌われ役」である。
新たな嫌われ役」の言葉によって新たな道を見つけたと錯覚した民は「過去の嫌われ役」と共倒れすることで「それ」の贄となるのである。
「新たな嫌われ役」は「過去の嫌われ役」とはまた別の地域の廃屋に固定され、次なる生贄を集めるために永い時間罵倒の言葉を民から浴びせられる……。

この設定をちゃんと説明すればまだマシだったのかもしれないんですけど、一部だけピックアップして謎は謎のまま終わらせようとしたのがダメだったみたいですね…クゥーン

ちなみに作中の赤背景のシーンで「かはり」というワードを使いましたが、これは古語です。現代語になおすと「交替」でしょうか。その役目を終えた「過去の嫌われ役」はやっと人間らしく笑うことができた、というのが『ひとりだけわらっていた』の文章に繋がるわけです。

②作風の迷走

自分のホラー淫夢の作風はじわりじわりと怖さを演出していくタイプかな、と思っているんですが、いつかダイナミックさと勢いで勝負してみたい、と常々思ってはいました。そこで今回は思い切って挑戦してみたわけです。
また、最近ホラー淫夢が盛り上がっていることもあり、どうせ投稿するならほかの投稿者に負けたくない、という気持ちがイキスギた結果、「怖いものを怖く見せる」ことにこだわりすぎてしまった感がありますね…。

……作ってるときは楽しかったしこれは伸びるぞ、とか思ってたのに投稿したとたん反省点があれこれ出てくるのはなんでなんでしょうね……。それでも今回の動画は自分的にはホラーとしてかなり好きです。そのわくわくを視聴者兄貴と共有できなかったことが悔しいです……。次回はもっと精進します。

半分愚痴みたいになってしまいましたがここまで読んでくれた方ありがとナス!(ショックから勢いでこの文章を書いたので文がぐちゃぐちゃな上にほとんど推敲してませんが許し亭許して)

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