海をおもう

弧を描く 水鳥が
届かない 羽をばたつかせて

勇気なく
泣きたい気持ちを
弱さを
懸命に隠して
老いてゆく

近くにいる
わかりあえない
群れた 同胞たちと
決別したい と
きっと 思おう

誰からも
愛されず
日々を 淡々と やり過ごす

それすらも
精一杯の勇気

見過ごせない
荒ぶる 意識

水鳥は
渡り鳥に きっとなれない

#詩
#詩を書く
#自分の記憶
#感情を記録

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