読書メモ 月神降臨 第2部 第6章 現代魔女のインタビュー


第6章は短めだったのでサクッと読めた。
明日もちょこっとずつ読んでいこう〜

第6章


現代魔女のインタビュー


1976年冬にオークランドで行われた魔女へのインタビュー
アイルランド系アメリカ人のシャロン・デヴリンという女性

いわゆる「典型的な魔女」ではない人だけど(典型的な魔女がいるのかどうかは別として!)奇妙な豊かさと深みのあるインタビューだった

自分が印象に残ったフレーズメモ

(あなたは多神論者か?という質問に対して) 「(中略)神とは何か?神とは永遠の存在であって、その意味ではわたしたちも神よ。 だから、そう、私は多神論者。 だけど、全ての旅には何らかの統一性があると信じているから、その意味では私は一神論者となる。 „霊“はひとつ、だけど形式はたくさんあって、気に入ったものを選べばいいし、何なら新しいものを想像しても良い。」

(フェミニズムとクラフトの関係をどう思うかの質問に対して)
「フェミニスト・クラフトには大いに正当性があると思う。(中略)多数の女性が手ひどい傷を癒すためにそういった宗教を必要としているのよ」
「男女に心理的差異があるという説は信じない。(中略)女性だって簡単に支配的になれるし、男性も簡単に優しく愛らしくなれる。
(中略)父親本能が欲求不満を起こして暴力に発散を求めるとかいうのは終わりにしてほしいと思うのね。
それに、雌ライオン本能が欲求不満を起こして嫌がらせとか意地悪とかになるのも終わりにしたい。
もちろん、男性と女性は肉体的に異なるし、そこがいいとこなんだけど、精神面でじゃそれほど違うとは思えない。
男性と女性では、強さの方面が違うらしい。女性の方が男性よりも対優勢で優れている。
出産に耐えなきゃならないから、そうなるのよ。男性には瞬発的筋肉出力がある。
それは鹿とかを狩る時に使用されるべきものだった。」

(未来的に母権制が到来することが望ましいと思われますか?という質問に対して)
「いいえ、思わない。私が望む社会は、男性も女性も中性も全ての存在が価値を認められる社会。
性的に定義されたくない人だっているでしょうし、そういう自由だって確保されるべきだと思う。」

自分の感想

いろんな魔女や儀式の写真が載っていたなかで
最近インスタでフォローしたSelena Foxが写っている写真があって、
写真のSelenaめっちゃ若いじゃん…私が生まれるかどうかの時代からずっと活動してるんだ…すご!って思った

シャロンのドラッグやセックスについてや政治的な考えには全然共感できなかったけども
インタビューに答えたシャロンと私とは生きてる場所も時代も違うけど
神についてやフェミニズムについては共感できるところや今の時代でも共通してたり考えさせられるフレーズがたくさんあった。

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