梅がもう咲いている、初春
今年のお正月は暖かいせいか、庭の梅がもう咲いていました。
新年早々、天災や人災があって、東日本大震災が起こったときのことを想い出しました。
レベッカ・ソルニットさんの『災害ユートピア』は、危機にある最中で立ち上がる共同体や人びとの創造性が、彼女の経験をもとに語られています。彼女はそれを、「地獄の中のパラダイス」と言います。
といっても、私が東日本大震災の被災者支援現場で体験したことは、こうした人びとの創造性の部分だけではなく、まだ消化できていないしうまく言葉にできないでいる人間の姿もありました。
「激動する時代」として過去が振り返られることがありますが、もしかしたらまさにいまが激動なのかもしれないし、そもそもいつも人間は激動の中にあるのかもしれません。
本年も、当相談室は、みなさまおひとりおひとりの人生の変化や変容、痛みの癒し、主体感のある日々の暮らしについて、ご一緒に、精一杯取り組んでいきます。
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