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GPT-3を活用することで自然言語からコードを自動生成

こんにちは、Choimirai School のサンミンです。

【主要なアップデート】
(2020.07.22)グーグルシート用の関数、gpt3() を追加
(2020.07.22)Repl.it のコード仕様説明ツールを追加
(2020.07.20)ReactでTODOリストのアプリを生成する動画を追加

0  はじめに

2020年5月28日に発表された、GPT-3。

2月にマイクロソフトが発表したT-NLGのパラメータ数が170億だったのに対し、GPT-3はなんと、その10倍の1750億パラメータ。

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今回の note ではGPT-3を活用し、自然言語からコードを自動生成する様子を紹介します。

1  自然言語からコードを自動生成

GPT-3を活用し、様々な問題を解決しようとする動きは活発に行われています。中には、自然言語からコードを自動生成する試みも。

モデルを学習させるためにやったのはサンプルを2つ書いて、トレーニングさせるだけ!

生成されたコードをJSXから、HTML/CSSなど他のフォーマットに変えるのも簡単。

GPT-3のコード生成機を試してみたい方はGoogle Formで申請することが出来ます。

【追記:2020.07.20】ReactでTODOリストのアプリを生成する様子

2  コードから仕様を説明

Repl.it からは「コード→仕様説明」をするツールも登場です。

ここで吐き出された説明を、GPT-3 Code Generatorに渡してみるのも面白いと思います。

3  グーグルシートの関数、gpt3()

周りのデータによって、適切な結果を算出する関数も。GPT-3の性能から考えますと汎用的人工知能(Artificial general intelligence、AGI)の実現時期が、30年後ではなく10年後になるのではないかと思えます。

4  GPT-3 を使った他の事例

AI Dungeon もGPT-3 モデルにアップグレードしたようです。

複数のツイートをサンプルとして学習させ、より詳しい解説を生成する使い方も。

5  API for OpenAI

GPT-3モデルをより手軽に使えるAPIも6月からスタートです。

APIへのアクセスは順番待ちの状態ですが、ご興味のある方はぜひ申し込んでください。

今回のAPIはOpenAIの社内でも重宝されているようです。

We’ve designed the API to be both simple for anyone to use but also flexible enough to make machine learning teams more productive. In fact, many of our teams are now using the API so that they can focus on machine learning research rather than distributed systems problems. Today the API runs models with weights from the GPT-3 family with many speed and throughput improvements. Machine learning is moving very fast, and we’re constantly upgrading our technology so that our users stay up to date.
APIは誰でも簡単に使えるように、また機械学習チームがより生産性の高いものになるように柔軟に対応できるように設計されています。実際、(OpenAI)チームの多くがAPIを使用しており、分散システムの問題よりも機械学習の研究に集中できるようになっています。現在、APIはGPT-3ファミリーの重みを持つモデルを、多くのスピードとスループットの向上とともに実行しています。機械学習の動きは非常に速く、ユーザーが常に最新の状態を維持できるように、私たちは常に技術をアップグレードしています。

6  まとめ

GPT-3の出現でプログラミングがいらなくなる世界の具体的な方向性が見えてきた気がします。

そのうち、日本語版のGPT-3も出てくると思います。が、パラメータ数の推移でも見たように機械学習の研究は急速に発展していて、これらの技術をいち早く活用する意義は大きい。その為にも、英語で一次情報にアクセスする人が増えて欲しいです。

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