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AIが発達しても英語学習が必要な理由
こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。
0 はじめに
GPTと学ぶ、ELAの参加者からよく聞かれる質問が「AI時代に英語は必要ですか?」です。
筆者は前から一貫してAI時代だからこそ英語力を鍛えるべきと、強調しています。
AIが発展すると英語学習は必要ではないという意見もあるけど、それは違うと思っている。人が学べる領域は自ら認知できる範囲内。英語ができれば認知できる境界線が圧倒的に広がる。すると、AIから聞き出せる範囲も広がって知的戦闘力も向上🚀。Googleがあっても勉強しなければならない理由と一緒です。 https://t.co/jvzGr23LbX pic.twitter.com/RDHnkEhKzt
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) April 9, 2023
今回のnoteでは「AI時代における英語って本当に投資対効果の高いスキルなので、みんな英語やろう」ということをシェアします。
1 理由、その①:情報処理能力
2022年10月から注目してきたのがEmbeddingsがインタネットにもたらす可能性です。ネット上にある情報を全てEmbeddingsとして保存すれば、より簡単にAIと協力しながら情報処理ができると思ったからです。
Kahlil, I really like the idea of working with our past selves. For that, we probably need to look at OpenAI's Embeddings (https://t.co/XTSL4SaloN). It will be more complicated than implementing Text Completition (https://t.co/b7xqwzeKYy), but it will take Roam to the next level. pic.twitter.com/z7fteHSxG9
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) October 5, 2022
それから半年が経って、自分が想定していた未来が現実となっています。ArXivの文献情報だったり、WikipediaのページをEmbeddingsとして保存し、誰でも簡単に使えるようになったのです。
. @arxiv にある文献情報を全部Embeddingsとして公開したとのこと👏。データは誰でもダウンロードできて、自由に使える。AIが発達しても英語が必要な理由がここにある。AIの発達とともに英語での情報処理能力が圧倒的に高くなっている🚀。英語「で」学べるまでは時間がかかるので早く始めるといい。 https://t.co/F0OJ3pWh9q
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) May 28, 2023
ただし、こうしてAIと対話可能な形でデータが使えても英語ができないと絵に描いた餅に過ぎません。RerankなどEmbeddingsの精度を上げるモデルも今後研究・開発が続くはずです。
. @CohereAI の「Rerank(👉https://t.co/XeA7Vv6D3Q)」もベクトル検索の解答品質を改善する仕組みの一つ。Embeddingsは、多くの組織や教育機関にも普及していくと思うのでこの辺の研究・開発には注目したい。 https://t.co/14ulGoOBoJ pic.twitter.com/jKSbAmgB72
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) May 15, 2023
情報処理における生産力を上げるためにも英語力は必須です。
情報処理における生産力を上げるためにも英語力は必須
2 理由、その②:オディオ情報の増加
AIの発達で英語を学ぶ必要はないと発信されている方の中にはDeepLを使えば十分理解できる、という考えが多い気がします。渡された文書を受動的に読む分には、DeepLでも十分足りると筆者も考えています。ただし、能動的に情報を取りに行くとなるとどうしても英語「で」理解することが必須となります。
あと、去年からはポットキャストでしか得られない知見も増えている印象です。各分野の専門家たちが交わす会話でしか発見できない情報量が増えている。
最近はポットキャストでしか得られない情報も増えてる。よく聞いているのが @lexfridman さんのポットキャスト。各分野の専門家とチャット形式で進められていて学びが多い。一つのエピソードは2〜3時間あって、自分の言葉でまとめるのはそう簡単ではない。Snipdがあるから可能と言っても過言ではない。 pic.twitter.com/A2qs7wmcK1
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) July 28, 2022
このようなポットキャストですと1時間を超えるコンテンツが多く、英語のままプロセスしないと内容についていくことは困難です。
上記のツイートでも紹介した Snipdのアプリを使えば、お気に入りの箇所を瞬時に保存し、Notionに同期させることもできますので超おすすめ。このようなワークフローも英語ができないと実現させるのは難しいと思っています。
. @snipd_app は外部ツールとの同期も簡単で、お気に入りとして保存した箇所を @NotionHQ などで振り返ることも楽↓。
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) May 28, 2023
①Podcastを聞く
↓
②Snipとして保存
↓
③Notionに同期
↓
④感銘を受けた箇所を自分の言葉でまとめる
この循環が常時回ると日々の学びを複利で上達させることができます🚀🚀。 pic.twitter.com/JEaybddd6H
3 理由、その③:プログラミング
TeslaのAI部門ディレクターを経て、今はOpenAIで研究をされているAndrej氏は、2023年1月に投稿したツイートでこう述べています。
The hottest new programming language is English.
英語こそが最強のプログラミング言語だ!
The hottest new programming language is English
— Andrej Karpathy (@karpathy) January 24, 2023
GPTと学ぶ、ELAで利用している学習管理システム(Learning Management System, LMS)はWordPressの機能を借りて提供しています。
WordPressはPHPで書かれていますが、ちょっとしたプログラミングの知識があれば、GPT-4と協力し、問題を解決することもできます。今は、英語ができれば開発時のトラブルシューティングやコードもより効率よく書けます。
ちょいみらい英語(👉https://t.co/Dg3huObtLT)では独自のLMS(学習管理システム)とChatGPTを導入している。LMSにはテキスト以外の情報もあって、ChatGPTの処理に時間がかかる問題が👀。GPT-4に解決方法を聞くとすぐ書いてくれた↓。実際試してみると処理するトークン数が5分の1まで減ってる👏。 https://t.co/llsLmJbscC pic.twitter.com/e7kf9hlASO
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) April 8, 2023
あと、AIの記憶容量が増えることによって今までは想像もできなかったことが可能となってきています。中でも注目を集めているのが「smol-developer」というプロジェクトです。簡単な開発作業であればAIエイジェントに委託できるようになっていて、実装するコードの半分は英語で書かれています。英語ができればこのようなツールもより手軽に利用できて、個人の能力を数倍も拡張させることができる。AIが発達すればするほと拡張できる範囲はまた広がっていくはずです。
英語ができればこのようなツールもより手軽に利用できて、
個人の能力を数倍も拡張させることができる
AIの発達とともにちょっとした開発作業はAIエイジェントに委託することも可能となっている。中でも注目を集めているのが「smol-developer」👦👧。GPT-4の32kモデルやClaudeの100kモデルが普及するとこの動きは開発環境を一気に変える💥。こうした変化を味方にするためにも英語力を鍛えてほしい、です。 https://t.co/fG2Od26dI8
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) May 28, 2023
4 理由、その④:豊富なツール
2023年5月からChatGPT Plus会員に対し公開されているChatGPTのプラグイン機能。
ChatGPTの設定画面も変わっている↓。そして、来週からはChatGPTのブラウジングとプラグイン機能がChatGPT Plusユーザーに公開されるとのこと。月額20ドルで半歩先の未来が体験できる👏。 pic.twitter.com/qMH8ba68Xv
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) May 13, 2023
リリースから10日が経つ今(2023年5月28日)利用できるプラグインは150個を超えている。こうしたプラグインも英語を前提に開発されたものがほとんどで、日本語で指示を出しても英語の返答が返ってくるケースが多い。すると、返答を修正するときのやり取りがうまくいかず苦労しているとの話もよく耳にする。
![](https://assets.st-note.com/img/1685276232739-8Z1xzUfyal.png?width=1200)
利用できるサービスについては2023年6月に予定されているAppleのヘッドセットも一緒だと思っています。まずは、英語で使えるサービスが先にリリースされるはず。
The Apple headset is so good.
— Palmer Luckey (@PalmerLuckey) May 14, 2023
いつの間にか、言語の限界はその人の世界の限界を意味するようになっている気がします。この限界を広げるためにも英語力を鍛えてほしいです。
そう、英語はただの道具。世界と繋げてくれる最高の道具。この20年間、日本の成長は他の国と比べ、停滞を見せてる。大きな原因は、ネット時代にうまく乗れなかったこと。ネットの普及で世界は(英語で)一気に繋がっている。しかし、英語苦手な日本は…。言語の限界は、その人の世界の限界を意味する。 https://t.co/OJvoYLfEas
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) July 1, 2020
5 理由、その⑤:コミュニティへ参加
変化が早い今は、どこでどんな情報を仕入れるかで他の人と差をつけることができる。多くのプロジェクトは専用のDiscordを持っていて、そのサーバーに参加することで最新情報や機能をいち早く手に入れられる。
![](https://assets.st-note.com/img/1685281177440-4gvXYzuVlb.png?width=1200)
また、コミュニティの中で活動すると考えもしなかったチャンスに巡り合うケースも多々あります。科学技術が英語圏によってリードされている今は、こうしたコミュニティの公用語も英語の場合がほとんど。AI関連のコミュニティへ積極的に参加するためにも英語は「must-have」です。
6 まとめ
AI時代における英語って本当に投資対効果の高いスキルなので、みんな英語やろう😊、という話でした。
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