名称未設定のデザイン__1_

英語を学ぶより、英語で学ぶを勧める理由

【主要なアップデート】
(2019.03.18)目次のフォーマットを変更

====

こんにちは、Choimirai School のサンミンです。英語を学ぶから、"英語で学ぶ" を選ぶ人を増やすことをミッションとして、Choimirai School を運営しています。

1.  はじめに

昨日(2月12日)読んだブログ記事の中に、「プログラム言語を学ぶより、解決したい問題を先に見つけなさい」という話があって、英語学習にも通じる内容が多かったので、note でシェアします。

Don’t learn a programming language, solve a problem instead

ブログのサブタイトルは、"A short memoir of a wasted youth"。

A short memoir of a wasted youth.:無駄に過ごしたある青春への回想録

ブログの冒頭で Nathan(筆者)はコンピュータサイエンスの基礎にこだわり過ぎた青春時代をこう振り返っています。

I focused on my ignorance about algorithms and programming languages. So I spent hours every week for years learning fundamental aspects of computer science. And I didn’t dedicate so much time to applying that knowledge to make things better in the real world.

同時に自分と同世代で、ある課題に着目し商品化した親友の話も。

画像1

Meanwhile one of my friends built a complete product on top of Microsoft Office. It stored data in Access, analyzed it in Excel, and spit out reports in Word.

When he sold his creation to a big company I was happy for him. And I was also incredibly jealous.

友達の成功を目の前にして、彼が気づいたのは、プログラミングの基礎を学ぶより、"何故(WHY)"プログラミングを学んでいるのかが圧倒的に重要であることでした。

The thing is that the details of how to build something are worthless compared to reasons why you need to build something. I spent my time learning how to build things. Whereas my friend spent his time solving an actual problem.

この話については、英語も一緒です。英語学習が趣味であれば文法や語彙をマスタすることも良いと思います。しかし、professional reason で英語を学ぶ人には、何故(WHY)英語を学んでいるのか、英語で何がしたいのかを明確にすることがより大事です。

professional reason で英語を学ぶ人には、何故(WHY)英語を学んでいるのか、英語で何がしたいのかを明確にすることがより大事

また、英語の場合、語彙力と英文法が万全でも、理解度は81%に止まって、正確に意味が取れないケースは多い。

2.  The magic is in understanding why

画像2

友達は特に前から気づいてたことが、働き始めてから Nathan にもようやくわかるようになります。

The big breakthroughs for the team were never about how to do something in code. The breakthroughs were in discovering exactly what we had to do and understanding why.

英語も目的でなく、手段であるべきです。英語で何をしたいのかが大切。ブログには、存在の意味を持たないものに必要以上の時間を費やするのは勿体無いとの記載も。

There’s nothing more heartbreaking on the creative journey than investing too much in things that don’t need to exist.

似たような言葉は、Peter Drucker の名言にもあります。

3.  Focusing on real solutions accelerates learning

Nathan は続けてブログでこう書いてます。

By starting with the context of why you‘re learning, you’re giving your mind an immediate trigger for prioritizing new information.

When it comes to creative pursuits like programming, creating something useful will teach you the fastest.

"何故(WHY)"学んでいるのかにフォーカスすることで、脳は今取り組んでいる学習の優先順位を高め、学習の効率も上がります。そして、何か実用性のある物を作るときに学びのスピードはピークに達する。

実用性のある物を作るときに学びのスピードはピークに達する

画像3

英語学習においては特に興味のある分野を英語で学ぶことで、点として覚えてた語彙や文法知識が繋がるようになり、背景知識も加わって、記憶に定着しやすくなります。

画像4

一方で、「基礎をマスターするまで次に進んではならない」式の学習法はいつまで経っても基礎の繰り返しで終わってしまう恐れがあります。

4.  Do this instead of learning a programming language

画像5

ブログの最後はごう綴られています。プログラミング言語を学ぶより、まずは解決したい、課題を見つけなさい!と。

Find a real problem.

そして、解決したい課題が見つかれば、プログラミング言語を学ぶのも容易になる、と。

When you have a great description of your problem and exactly what you want then learning a programming language to do it will be easy.

英語も学びたいことがあって、それを達成するためには何が必要かと明確なロードマップがあれば、上達も早いです。

ビジネスより、アカデミック英語を勧めている理由も、英語が上達しやすいからです。

5. 英語「で」何を学ぶか?

今は英語ができて、学びたい強い意志さえあれば、なんでも学ぶことができます。その中で、筆者がオススメしたいのはPythonです。Pythonは英語との親和性も高く、Pythonを英語「で」学ぶと英語力自体も複利で上達します。詳細理由はこちらのnoteを参考にしてください。

Choimirai Schoolでは最新の人工知能(GPT-4)とLMSを活用したPythonプログラムを提供していますのでリンクをシェアします。

6  まとめ

2012年から英語で学べる環境は急速なスピードで発展を続けています。

10年前までは英語で何かを学ぼうとすると海外へ行かなければなかったのが、今は部屋から一歩も出ず MIT や Stanford 大学などの授業が受けられます。

また、日本に居ながら英語で学べる英語力を身につけることも出来ます。10年前までは、英語を学ぶと言うと、TOEICのような検定試験で問題集を解くことしか出来なかったかもしれません。しかし、この10年間認知・脳科学は学びの仕組みを解明しつつあります。そして、技術の発展はそれらの発見を学習に取り入れることを可能としている。結果、学びの効率は急速に改善しています。

英語学習において今後考えなければならないのは、機会費用(Opportunity と Cost)です。何でも時間をかければ一定レベルまでは上達します。しかし、同じ時間を他のことに費やした時得られる報酬を考えると、正しい方法を選ぶのは大事です。

英語学習において今後考えなければならないのは、機会費用(Opportunity と Cost)

日本では方法を考えるよりとにかくやるのが大事だと言う意見もよく聞きます。10年前であればそれらの意見も一理あったと思います。但し、この10年間の学習効率改善を考えると、時間をかけてもエビデンスに基づいた学習法を選ぶのが良いのではないかと考えています。

時間をかけてもエビデンスに基づいた学習法を選ぶのが良い

何かを極めたい人にオススメしている本が「Peak: Secrets from the New Science of Expertise」です。

本の中で著者は専門家になることについて、山登りに似ていると書いています。独りではそんなに遠くまで行けない。しかし、頂上に登ったガイドがいると話は違うと。

Or you could rely on a guide who has been to the peak and know the best way there. That will guarantee that no matter how high you decide to climb, you are doing it in the most efficient, effective way.

画像6

英語を学ぶを続けても到達するレベルは限られています。英語を本気で上達させたいのであれば、ぜひ英語で学ぶを始めてほしいです。

英語を本気で上達させたいのであれば、ぜひ英語で学ぶを始めてほしい

画像7


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?