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「Obsidianで学ぶ、英語」、半歩先未来からの英語学習プログラム
こんにちは、Choimirai Schoolのサンミンです。
00 はじめに
テレビ東京のWBSと理系通信でも紹介された「Choimirai English」の進化版が2023年9月4日からスタートします。その名は、「Obsidianで学ぶ、英語」。
▼テレ東BIZの理系通信
▼1月27日放送分のワールドビジネスサテライト(WBS)
今回のnoteでは「Obsidianで学ぶ、英語」の特徴と詳細についてシェアします。
01 プログラムの参加対象
「Obsidianで学ぶ、英語」で想定している参加対象は、
①英語「を」学ぶから、英語「で」学ぶを始めたい方
②最新の人工知能(2023年8月時点ではGPT-4)を学習*に導入するメリットを知りたい方
③edXやCourseraなどオンライン講義で修了証を取得したい方
④TOEFLやTOEIC、IELTS、英検で目標スコアを達成したい方
※GPT-4は英語学習以外に、プログラミング学習にも使えます。
ChatGPTは、GPT-3を利用したツールも一発で作ってくれる😮。すごいのは、コードの解説まで完璧にしてくれるところ。Replitと組み合わせれば動作確認もすぐできるので助かる。
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) December 3, 2022
①Webページのリンクを渡す
②ページからテキストを抽出
③テキストをまとめる
といった流れのコードを書いた時の様子↓。 https://t.co/1iJKbefCGM pic.twitter.com/ObGY3pqxlJ
02 英語が上達しない理由①:使う機会が少ない
英語力を鍛える上で一番大きい課題は何といっても英語を使う機会が圧倒的に少ないことです。ゆえに、努力の結果が蓄積されず、一時的な努力で終わってしまうケースが多い。
![](https://assets.st-note.com/img/1693404459442-Ru3h6a0lUg.png?width=1200)
03 英語が上達しない理由②:インプット量
二つ目の理由として考えられるのがインプット量です。インプット量が少ないのでせっかく話すチャンスがあっても、その機会を逃してしまう。
英語を「読む」をやらないとそもそも「話したい内容」、「話せる内容」がない。するとせっかく How are you? と話すチャンスがあっても Nothing much. で機会を逃してしまう。読む量を増やしてビジネスなどの専門知識、教養や趣味等を英語で覚えると話し手となる機会に恵まれ、英会話も上達が速い。 https://t.co/I85ZZW1tuC
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) August 8, 2018
日本では文法と語彙に対する比重が非常に高い印象です。Amazonで検索キーワードとして英文法と英単語を検索するとそれぞれ1万冊以上の本がマッチングします。本気で英語力を鍛えたいのであれば、英語で理解できる背景知識を増やすのが大事です。
英語「を」学ぶのと英語「で」学ぶことの違い。
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) August 1, 2018
文法と語彙を覚えれば英語が使えると思っている人は多い。しかし、実用的な英語には無数の背景知識が必要。映画を見ても本を読んでも適切な背景知識がないと正しく理解するのは難しい。背景知識を増やすのは時間のかかる作業。早く始めてほしいです。 pic.twitter.com/WbNVRCe1sc
04 英語が上達しない理由③:日本語訳に頼る
東大からオックスフォードの教授となった苅谷先生。『日本人はなぜ英語が話せないのか』で、英語のまま理解できるインプット量が少ないと指摘されています。
学びのゴールは新しい知識を長期記憶に保存することです。日本の英語力が相対的に低い3つ目の理由は、英語の勉強はしても長期記憶に保存する努力をしないのと長期記憶に保存しても日本語とペアで保持するからです。ネイティブと互角にやりあっていくには英語を英語のまま長期記憶に保存する努力が必要、です。
英語を学ぶ理由にもよりますが、ネイティブと互角にやり合っていくには、TOEICなら満点、英検なら1級取る位が「スタート地点」。英語検定を最終目標にしないっていうのは大事です。TOEICや英検だけでなく、その先にある英語の世界について日本人同士で話す機会が増えれば良いなと、切に願っています。 https://t.co/DF41JI5YM9
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) May 13, 2018
05 「Obsidian + 人工知能」が3つの課題を解決
ちょいみらい英語で利用する素材は、ReadingとListening、そしてWritingにわかれています。
■ Reading: Newsela PRO
■ Listening: Newselaの記事を読み上げてもらう+YouTubeなどの動画
■ Writing: Quill
Newsela PROでは米国の小2〜高3レベルから選べる素材が15000本以上。全ての記事は既にレベルわけがされていますが、より細かいレベルで読みたい時は特定のLexileを指定し書き直してもらうこともできます。
Lexileは英文のリーディングレベルを決めるときに使われている指標。 #ChatGPT はLexileに関する理解も完璧で、同じストーリーをLexileごとにわけて語ることもできる。米国小学校3年生と5年生レベルで書いてもらった物語の例↓👏。ローマ帝国の興亡を小3年レベルの英文で語ることも余裕でできる🤩。 pic.twitter.com/EWSnTbnmCh
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) December 6, 2022
多読で結果を出すためにはご興味のある素材をレベルに合わせて英語のまま進めることが大事です。
多読で重要なのは英語に対する抵抗を減らすこと。ご興味のある素材をレベルに合わせて読むのが大事。
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) April 22, 2020
①よくわかる
②速く読める
③読むのが楽しい
④たくさん読む →①に戻る
この循環が常時回ると英語力の上達も格段と速い! ①〜③を飛ばして、④だけになると続かないし、英語も上達しない。 pic.twitter.com/U8tiBi0lqX
「Obsidianで学ぶ、英語」では多読に加え、Newselaの教材をナレーターと再生スピードを選んで読み上げてもらうこともできます。。
新しく2つの機能を追加🎊。
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) August 30, 2023
①読み上げの声を複数のナレーターから選択可
②読み上げのスピードが選べる
ナレーターは国ごとに分けて選択する予定です。読み上げ機能の追加によって、Obsidianの中で読み・書き・聴きのスキルをバランスよく鍛えることができます。 pic.twitter.com/M4hQ4e7fLs
英語学習では興味があるコンテンツを英語で学ぶことが重要です。興味を持つと行動が起こり、その行動から学びも起きてきます!
今大事なのは「教育」よりも「学び」だと思っている。その中で重要なのが何かに興味を持つこと。興味がないと学びは起こらない。一方で、興味を持つと行動が起こり、その行動から「学び」が起きてくる。
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) August 16, 2022
"食欲がないのに食べると健康を害すのと同じように、欲求を伴わない勉強はむしろ記憶を損なう。" https://t.co/GSqAHZtx8E pic.twitter.com/m6NlzIHZrO
読んだ・聞いた内容を人工知能と話すことで情報を意図的に知識へと定着させることができます。下記のツイートは、記事で読んだRobloxの話をチャットで調べるときの様子です。内容によってはクイズについても確認ができます。
. @OpenEdXを使って英語で学ぶ(👉https://t.co/tv5xvCBwrz)の専用サイトをリリースしたのが去年の10月。そして、GPT-3を活用したチャットサービスのスタート🚀。この二つの組み合わせで、
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) July 24, 2022
レベルにあった素材を「①読む、②聞く、③クイズを解く、そして④議論する」まで全部、スマホからできます🤳 pic.twitter.com/10NMfxy15N
また、参加者はObsidianとGPT-4をリモートで利用できる仮想マシンへアクセス(月額12000円相当)できます。仮想マシンでは英語学習に特化したObsidianが利用できますので、より気軽にObsidianに馴染むことができます。
Obsidianは、今最もホットな知識管理ツールの一つです。日々の学びをご自分の言葉でまとめますと努力の結果が複利で上達しますので超オススメです。
9月4日からObsidianを使って英語学習をする「Obsidianで学ぶ、英語」を始めます🚀。Notionと違ってObsidianはローカル環境で動く知識管理ツール。
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) August 25, 2023
最高の学習体験を実現するため、参加者には英語学習に最適化されたObsidian+GPT-4が利用できるWindows… https://t.co/I8LXvaXGbt pic.twitter.com/AG2OI547KK
Writingの素材として利用しているQuillはその技術力と実用性がGoogleにも認められたサービスです。アメリカでQuillを利用している生徒は700万人以上。基本的な文法と複数のセンテンスを繋げる方法を学んだり、間違った箇所を見つけたりすることでライティングに必要なスキルが学べます。
先月からChoimirai School(👉https://t.co/xZIGVSrpgc)のライティング教材として検討してる @Quill_org。Google AI Impact Challengeで選ばれ1億4千万円の助成金を獲得!チャレンジに参加したのは2600の会社で選ばれたのは20社のみ。Quillは人工知能を利用して文法・書く力が鍛えられるサービス✍️。 https://t.co/rEZwxegfNH
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) May 9, 2019
06 新しい情報も瞬時に学習できて、何でも知っているネイティブの友達
「Obsidianで学ぶ、英語」で利用するAIサービスは2つあります。一つは、Obsidian Copilotと、もう一つはText Generationです。
Text GenerationはChatGPTのように質問や指示に従ってテキストを返すのに対し、Obsidian Copilotのプラグインは特定ページにある情報に基づいて会話をすることもできるようになっています。
この1ヶ月間毎日Obsidianを使っている。ObsidianでGPT-4が利用できるプラグインはいくつかあるけどそん中で「Copilot」が特に気に入っている。
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) August 26, 2023
チャットモードには、①Conversationと②QA: Active Noteの2種類があって、普通の会話と特定のページに関する質問を使い分けることができる。… pic.twitter.com/VEq1XVEw1x
GPT-4との会話の履歴はそのまま別のページとしてObsidianへ保存することもできますので後で振り返るときも大変便利です。
想像してみてください、ObsidianでAIが使えることは何でも知っているネイティブの友達といつでも(英語で)話ができることです。
07 コーネル式ノートの取り方で学習効果アップ
学習の効果を上げる方法としていろんな研究が行われています。そん中で、一番注目されているのがコーネル式ノートの取り方ではないかと思っています。
Obsidianは使い方に慣れれば、ニーズに合わせ細かくカスタマイズすることができます。「Obsidianで学ぶ、英語」に参加されますとコーネル式ノートの取り方も紹介させていただきます。
前から「コーネル式ノートの取り方」について話をしているけど、Obsidianを活用すれば意図的にコーネル式ノートが書ける📝。ノートは大きく3つの領域に分けて書くことになっている。
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) August 25, 2023
① Cue:キーワードや疑問点
② Note:学んだ内容をまとめる
③ Summary:②を参考に①の疑問点に答える… https://t.co/XPpR3NXZGG pic.twitter.com/HlD7wTF698
08 Prompt Engineeringという分野にも慣れる
人工知能の発達で注目を集めている分野が「Prompt Engineering」です。プロンプトエンジニアリングは、AIの思考を助け、必要な情報を聞き出すための手法です。
AI分野で注目を集めているのが「Prompt Engineering」。言語モデルの入力文を工夫することでタスクの精度を改善する手法。GPT-3への入力文をいじるだけで精度が最大61%も爆上げしたという研究結果↓。AIが持つ本来の力を引き出すためにも英語で考えて、英語で書くのは重要🤖。https://t.co/FyzSxfasPT
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) May 29, 2022
指示の仕方によっては献立やメニューを作ってもらったり、メニューを作るための買い物リストを書いてもらうこともできます。
【料理×AI】ChatGPTを活用すれば献立やメニュー作成も簡単🫘🍲🥘🫘👩🍳。メニューに基づいて買い物リストも作ってくれるので助かる😊。 pic.twitter.com/NaLXFVYy6f
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) December 17, 2022
こうして質問を工夫することで人工知能が持つ本来の力を引き出すことができます。今回のチャットサービスではPrompt Engineeringの練習にももってこいの機会です。
"AIとどんな会話ができるか?"をいくつかのnoteに分けてシェアしていますので参考にしてください。
当noteの見出し画像はMidjourneyという人工知能に描いてもらったものです。人工知能から必要な結果を引き出すためには、自分が求めているものを明確に伝えることが重要です。
09 まとめ
多読の研究者の中でよく引用される言葉が、
英語学習でベストは英語圏の国へ行って生活すること。それができなければ、セカンドベストはたくさん「読む」ことです。
英語習得でベストは英語圏の国へ行って生活すること🛫。それが出来なければセカンドベストはたくさん「読む」ことです📚📰。
— sangmin.eth @ChoimiraiSchool (@gijigae) September 18, 2018
The best way to improve your knowledge of a foreign language is to go and live among its speakers. The next best way is to read extensively in it. - Nuttall 1996 https://t.co/fpgCcRPoXw
しかし、今回紹介した「Obsidian + 人工知能」によってほぼ英語圏に行って生活するのと似たような環境が作れると期待しています。
脚本の法則としてもよく使われてるいのが、"英雄の旅" と称されるプロセスです。主人公は「今に泊まるのか、それとも新しい世界へ進むのか」という選択を迫られる。
![](https://assets.st-note.com/img/1693417577777-uP8tNDUdD8.png?width=1200)
「Obsidianで学ぶ、英語」で、可能性だらけの世界へ踏み出しませんか?
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