Roam Researchがプログラマブルな知識管理システムへと進化
こんにちは、Choimirai School のサンミンです。
【主要なアップデート】
(2022.02.22)SmartBlock V2 用の変更内容を追加
(2021.01.19)SmartBlockのトリガーが「;;」から「jj」へ変更
0 はじめに
11月13日にChris(a.k.a. RoamHacker)から次のメッセージが届いてました。
最初、Alfredを使っていた僕に、Smart Block(以下、SB)のメリットは想像できませんでした。しかし、Chrisの説明を聞いてテスターとして参加することに。
11月28日(日本時間)にあったSBの発表会では僕も使い方について二つの実例をあげて、説明をさせていただきました。
今回の note ではSBが何かについて簡単に紹介します。もっと詳しい使い方は別の note でシェアする予定です。
1 Smart Block、とは?
SBはRoam42の開発者であるChrisが、他のメンバーと一緒に開発を進めているRoamの拡張機能です。
Roam42の公式サイトはSBについてこう書いてあります。
SmartBlocks adds a new dimension to Roam, making it a programmable note-taking tool for networked thought.
(SmartBlockは)Roamに新たな次元を加え、Roamはネットワーク思考のためのプログラム可能なメモ書きツールとなります。
SBは使う人によってその定義が変わるツールだと思っています。初心者の方は、簡単なテンプレートツールとして、そして上級者は自分の思考をアルゴリズムとしてプログラミングするツールとして利用できます。
2 Smart Blockのインストール
Roam42をインストールしますとSmart Blockも利用できます。下記はRoam42インストール用のソースです。
var existing = document.getElementById("roamjs-roam42-main");
if (!existing) {
var extension = document.createElement("script");
extension.src = "https://roamjs.com/roam42/main.js";
extension.id = "roamjs-roam42-main";
extension.async = true;
extension.type = "text/javascript";
document.getElementsByTagName("head")[0].appendChild(extension);
}
3 Smart Block用のトリガーを設定
【追記:2021.01.19】デフォルトのトリガーは「jj」
Triggerの設定はroam/js/smartblocksのページで行ってください。
4 Smart Blockの追加
Roam ResearchのブロックをSmart Block(SB)として登録するのはとても簡単。SBが実装されているRoam42がインストールされますと、ブロックに #SmartBlock のタグを付けますとそのブロックは SBとして登録されます。
▲【追記:2022.02.22】#42SmartBlock ではなく、#SmartBlock と入力してください。
例えば、毎日Roam上でふりかえりをするのであれば、下記のように「ふりかえり」というスマートブロックが作れます。
▲【追記:2022.02.22】#42SmartBlock ではなく、#SmartBlock と入力してください。
こうして登録しますと、トリガー「jj」を入力し、「ふ」と書くと「ふりかえり」がリストに表示されます。
リストから「ふりかえり」を選択しますと前もって登録した文字列が自動的に入力されます。
こうして簡単なテンプレートから、複雑なルーチン作業を自動化することもできます。
5 Smart Blockのサンプル
スマートブロックのサンプルは別の note でもまとめる予定ですが、まずはこちらの GitHubページを参考にしてください。
例えば、おじかさんの note で紹介した2X2のマトリックス(アイゼンハワー マトリックス)を生成するスマートブロックもあります。
詳細はこちらのページを参考にしてください。
必要なroam/cssを登録し、下記のようにスマートブロックを登録しますと簡単にアイゼンハワー マトリックスを挿入することができます。
- #SmartBlock Matrix
- #matrix {{[[kanban]]}}
- [[Important]] + [[Urgent]]
- [[Important]] + [[Not Urgent]]
- [[Not Important]] + [[Urgent]]
- [[Not Important]] + [[Not Urgent]]
▲【追記:2022.02.22】#42SmartBlock ではなく、#SmartBlock と入力してください。
6 まとめ
今回の note ではスマートブロックが①何かと②簡単な使い方ついてシェアしています。他の使い方も紹介する予定ですが、SBの詳細を把握する為には、Roam ResearchのSlackがオススメです。
スマートブロックについて何か質問などあれば、#Roam部 のタグを付け、Twitterで教えてください。
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