『これからの僕たち、敬具』
第三劇場卒団公演『拝啓、あの日の君へ』の映像公開に先立ちまして、第三劇場座長、本公演の演出、卒団生の言葉を掲載します✨
今回をもって卒団する団員達の締めくくり。是非、最後までお読みください!
💐座長の言葉💐
先行きの見えない状況下での公演になりましたが、こうして無事に上演できたことを大変嬉しく思います。本公演の開催にご協力を賜りました同志社小劇場、演劇集団Qの皆様、誠にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。そして本公演をもって卒団される四回生の皆様、お世話になりました。今後の皆様のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
💐演出の言葉💐
演劇を始めた中学生の私、まさか自分で脚本書いて演出をつける未来が待ってると思ってないでしょう。スタッフ志望だったもんね。気づけば二回もやってる、演出の千の千尋を神隠しです。
冒頭記述したとおり、中学生からもう10年も演劇に付き合ってもらってるもんで、隣にいるのが当たり前と思っていたのですが、引退してから1年間、そうもいかなくなりました。
失って初めて、お前の大切さに気づいたよ。ってやつですね。
それでも、たくさんの人の協力があって、苦楽を共にした我らが小ホールで公演を打って送り出して貰えたのは、私にとっても同期にとっても最高のプレゼントだったと思います。
餞別、とまではいきませんが、そんな後輩たちに対して私が残せるものとして、この企画を出しました。
日常の些細な出来事だってドラマになるし、壮大なドラマだって日常のほんの一部でしかない。
過去に手紙は出せないし、後ずさっても昨日には戻れないけど、
いつか本当に世界が終わる日、自分の後ろにある過去の分厚いページ見て笑えるように、前を向いて歩いていこう。
ここは物語の終わりじゃないので。明日もよろしく。
ご拝読、ありがとうございました。
💐卒団生の言葉💐
日向マリ
卒団なんてまだまだ先だと思っていたのに、4年間あっという間でしたね。
もうみんなで円になってあめんぼを言ったり、学内でチラシをばらまいたり、虚無だと言われ続けたサンゲキくんをホール週に描いたり、終演後疲れた中でメイクも落とさずバタバタと片付けをすることもないのだと思うと寂しい気持ちが…
サンゲキなくして大学生活を語れないくらい、濃い時間をたくさんいただきました。
素敵な作品、先輩、後輩、そして同期との出会いをくれた第三劇場に感謝~~!
本当に本当にありがとうございます!!
これからもサンゲキらしく型にとらわれないいろんな作品を生み出してくれるのを、心から楽しみにしてます。
太田伸甫
今年はコロナ対策として配布物はナシ、同志社大学はバカ、時代はサブカルメンヘラ、アングラはオタクに消費されて消滅、死んでいたのは我々でしたね 悔しくて断腸の想いでモリモリです どうにか生き返りたいね 大人達に復讐を
さようなら、自由な大学
ありがとう、第三劇場
加藤沙織
最高学年で未経験の世界に飛び込むにあたり気後れするところもありましたが、放送作家・永六輔さんの「人間、今が一番若いんだよ」という言葉が背中を押してくれました。もし皆さんも「今さら」と思うことがあればこの言葉を思い出してみてください。今日はじめたことが数ヶ月、数年後には必ず実を結ぶと思います。
私がこのように学生最後の青春を味わえたのも皆さんが温かく迎え入れてくださったおかげです。皆さんも皆さん自身のような懐の深い方に支えられて、貴重な経験ができるよう願っています。本当にありがとうございました。
飛牛の君
こんにちは。キムです。
みなさん!ご卒団おめでとうございます!2018年以降、諸事情により演劇にはあまり参加ができませんでした。申し訳ない限りです。
さらに、去年は未曾有のコロナ禍により大変苦しい思いをしたと思います。その中でも挫折することなく、公演を観客の前で打ちたいという気持ち、意志がなければここまで来ることはできなかったはずです。団員のみんなには本当に感謝しています。
卒団しても、第三劇場という名前は心の奥に残ります。みんなが大好きです。
ありがとうございました。
小嶋夏葵(葵とまと)
第三劇場を応援してくださっている方々、私が舞台に立ち、演劇を経験できたことは、皆さまのおかげで有ります。有り難うございました!!
これからも、第三劇場を宜しくお願い致します。
最初に。
卒団の言葉って、どうしよう…となって、フワフワしてしまって、そうこうしているうちに、締め切り期日を破ってしまった。
そういえば!と、ヒントを得たい思いで、二つ上の先輩方の卒業の言葉がまとめられた、愛の詰まった「新聞紙」を引っ張り出す。
こういう節目に自分のことを振り返らせてもらい、そのまま、ありのまま言葉にしてしまうことがやめられない性質であるのを自覚した上で、自分なりに最小限に自分史を語りつつ、そして、主に後輩たちが読むのを楽しんでくれるだろうと思い、後輩たちにそして今後の自分に、記録として残しておくために、後輩たちへ、そして自分に、向けた、送る言葉を並べてみようと思う。そして、同期のみんなには、「とまと…」っと、めいめいがいろいろ思い巡らせてくれればいいなあ。みんなの言葉もしかと受け止めるね。
サンゲキは私の演劇との出会いの場でした。
自分を表現したい、から始めた演劇。
演劇をとおして、自分を見つめ、他者を見つめ、わからなくなったり、わかりやすくなったり。
正しいことはわからないけど、今目の前にあることを全力で楽しむことは、チカラであり、それは生活の糧であり、そして演劇にも役立ちます。
馬鹿になって全力投球。
必死で自分の正しさを、自分に応えてあげるために、創る。
そして、「仲間を、一緒に目的を同じくするメンバーを、大切にする」こと。
私はサンゲキのみんなを大切にしたかった。
尊重しきれなかったと思っている。
みんなが互いに尊重しあって活動する団体は居心地も良ければ、風通しも良い。
これは最高の環境です。
みんなで最高の環境で、お芝居を楽しんで創作してほしい!!
そして、いろいろ苦手かもしれないと思う、でも知らない分野だな、ということに勇気を出して触れに行く!
旅、食事、読書、お芝居、人間、バイト、いろいろ。
そして、行き詰まったら、誰かに話す。頼る。休む。
自分を理解し、自分を大切にする。
演じるということは、他者になりきるということ。
つまりは、他者を理解する必要があると思います。
他者を理解するためには、まず、自分を知らなければならないと思います。
「若い間に、学生の間に、いろんな経験をしておきなさい」という、大人へと成長した人間の多くが語るこの言葉は、きっと、そうだからです。
たくさん失敗して、そう遠くはない、近い将来に「一つの胸を張って言える成功」を創ります。
私もまだまだ学生します!
まだ大学を卒業しない私も同女の英文科生として、今は嫌いで避けたい英語と向き合い、またサンゲキで学び始めた演劇と、新たな形で模索しながら向き合い続けようと思う所存です。
みんなが自分の信じる道を輝かせることに必死であれば、きっと見えてくるものは、ヒカルと思います。
私のいた眩ゆいサンゲキが、演じてきた舞台である新町別館小ホールが、みんなたちのキラキラで後世煌めきを放ち続け、トゥインクルトゥインクルすることを願います。
たくさんのものに出会えたこと、有難き幸せ。
ありがとうございました!!
最後まで格好付けでいさせてもらいます。
みんなの人生に幸多からんことを。
千の千尋を神隠し
We're ganna have a good time!
道はまだ途中!また逢う日まで!
タヌ
独りで飛び込んだ知らない世界でしたが、多くの仲間に恵まれ贅沢な4年を過ごしました。ここからまたしばらく独りで板の上を走ることになりますが、以前よりも背中を押してくれる人が随分と増えたので心強いです。
在団中にお世話になった全ての方、公演を観に来てくださった全てのお客様、ありがとうございました。まだまだ演劇にとっても厳しい状況が続くかと思いますが、これからの第三劇場をよろしくお願い致します。
松尾汐里
泣いたり笑ったり忙しかったけど、結局はラブです。
しげる
4回生の松﨑といいます。1回生の1月という中途半端な時期に入部してから、早いもので3年がたちました。大学の授業を受けたあと、電車に乗って稽古に向かう生活をしんどいなと思う時もありましたが、なんやかんや楽しかったなあと思い出します。第三劇場は色々な人がいて、「みんなで盛り上がろうぜ!いぇーい!」っていう感じじゃないところが、好きでした。ありがとうございました。
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【公演情報】
第三劇場卒団公演『拝啓、あの日の君へ』
脚本・演出: 千の千尋を神隠し
公演日: 3月7日(日)
場所: 同志社大学新町別館小ホール
映像公開: 3月下旬予定
第三劇場公式YouTubeチャンネルにて
[次回公演情報]
2021年度第三劇場新入生歓迎公演『いっとう住みよい繭たちの部屋』
脚本・演出: 破瓜
映像公開: 4月下旬予定
第三劇場公式YouTubeチャンネルにて
第三劇場は、Twitter、Instagramもやっております。そちらでは、稽古の様子や役者紹介、新歓情報の公開などを行っております。是非、チェックしてください!!
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