ヨーロッパ滞在記_20221105

(一日目@空港と機内)
初めての国際線。国内線とは全然雰囲気が違って、搭乗手続きもどこか近代的な感じだった。出国手続きは何の問題もなく終わった。ふと、Papers, pleaseという入国審査官のゲームをなんとなく思い出した。今やると前よりも優しい気持ちでやれそうな気がする。

無事手続きが終わり、搭乗口付近の椅子に座った。近くに軽食が買える自販機があったのでおにぎりとパンを買った。ああいうのって買いたくなりませんか?ちなみに機内で食べたおにぎりは入れてる場所が悪くて圧縮されてた。おいしかったけど。

出発時刻が近付いたので搭乗口付近で並んでスマホを機内モードにしようとしたとき、スマホがないことに気付いた。死ぬほど焦った。行きは同行してくれる方がいたので、その人がスマホを鳴らしたりしてくれたけど全然見つからない。終わったと思った。走って座ってた場所に戻っていたら、そこの近くで職員の方がスマホを掲げて歩いてたので急いで声をかけた。誰かが拾ってくれてたらしい。幸先が不安になった。人生で初めてスマホを落とすのが海外旅行の日ってあり得るのか?まあ、日本で落としただけ幸運だったのかもしれない。出発前にテンションが少し下がった。

スマホも戻ってきてまた並んでいると、列の前の方で職員の方が航空券とパスポート、顔の照会をしているのが見えた。パスポートの写真のときと顔が変わってたらどうなるんだろうな、と思うなどした。

同じ飛行機に乗る人のほとんどは外国人のような印象を受けた。日本にこんなにヨーロッパ系の人が来てるとは思ってもなかった。外国人ばかりということもあって、周りの人の身長が自分よりもかなり高い人が多くて新鮮だった。

フライト時間は15時間くらい。最近の諸々の情勢の影響で通常よりも長くなっているらしい。今回が初めての海外なので、そんなに長い時間耐えられるのかなと思ったけど、まあ乗れば着くしええやろって気持ちになった。とりあえず着けばいい。

搭乗した。座席は指定できなかったけど、ありがたいことに窓際、そして非常口付近で足元が広かった。そして隣に人がいなかった。とても幸運すぎる。その日は2時間くらいしか寝てないこともあって、離陸してすぐに寝た。

気付いたら2時間くらい寝て、飲み物が来て起きた。アルコールをオススメされたが、残念ながら私は飲めないので、なんか適当に雰囲気でオレンジジュースを頼んだ。全然メニューに何があるか分からなかった。おいしいオレンジジュースだった。たぶん果汁100%な気がする。
隣の隣の席のおじさんがモニターを出していたので、私も真似して出そうとしたら出し方が分からなかった。困って声をかけたら英語で教えてくれた。その後に日本人ですか?って聞かれて、そうですって言ったらじゃあ日本語で話しますねって言われた。いい人だった。空いている隣の席を半分こで荷物置きにすることになった。

次に起きるとご飯だった。日本食が選べたのでそちらにした。照り焼きのチキン、海苔巻き、サラダ、ちょっとパサパサしたパン、チョコレートケーキだった。温かいご飯が食べられるのってありがたいなと思った。味もおいしかった。パサパサのパンもおいしかった。そしてまた寝た。

このパンの種類は何?

起きて窓の外を見ると夜だった。場所は分からないけど砂漠が広がっていた。広大な砂漠と星空、という今までに見たことがない景色だった。最近は、なんかもう大抵のことを知っている気でいたけど(そんなことはないが)、世の中にはまだ自分の知らない物事や景色があるということを実感することができて良かった。新しい世界に飛び込むことも、マンネリ化しないで楽しく生きていく上で重要なのかもしれないなと思った。

到着まで残り7時間半。これでちょうど折り返しなのか。やることがなくなって暇だったので日記みたいなものを書いてしまった。思いの外長くなって驚いている。15時間のフライト、確かに長いけど普段の生活の中でこんなに長い”何もしなくてもいい””何もできない”時間をとれることはほとんどないので、ある意味とても貴重な時間なのかもしれない。5時間くらいは睡眠で潰せたこともあって、ちょっと優雅な気持ちで過ごせている自分がいる。これから『竜とそばかすの姫』見ます。

ふと思ったけど、これゲームに出てくる手記感ない…?

添乗員さんが回ってきた。鮭おにぎりとケーキを選べたので、ケーキにした。国際線だと食べ物がたくさんもらえるんですね。

『竜とそばかすの姫』を見終わって、なんやかんやしていた。フライトはあと4時間。次は『マトリックス』でも見てみようかなと思ったけど眠くなってきた。

最後のご飯。サンドイッチおいしかった。
たくさん食べ物が出てきてとてもお腹いっぱいになった。

おわり

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