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【SPルール】火単ガイグレン【デュエプレ】

ごきげんよう。

当記事は2024年1月11日から1月22日まで開催されている、SPルールマッチ:単色デッキ限定戦におけるデッキ『火単ガイグレン』の紹介記事です。



ガイグレンが熱い

まず、《暴龍事変 ガイグレン》のこのルールにおける強さについて説明します。

前提として、このルールのメジャーデッキとして【光単サザン】【光単天門】【闇単ワルボロフ】【火単ヒューマノイド】があります。

これらは通常環境でも通用する高い出力を誇り、かつ通常環境からパワーを落とさず持ち味を発揮できるデッキです。

これらのデッキには共通して、①「《ガイグレン》を止められるトリガーが少ない」②「盤面で戦うデッキである」といった傾向があります。

①について、《ガイグレン》を止められるのは単体除去や全体タップのトリガーですが、前者は闇単の《魔狼月下城の咆哮》程度、後者は光単の《DNA・スパーク》程度です。
水単がそこまで多くなく、あるとしても通常環境の【ツヴァイランサー】に近い形になるため《終末の時計 ザ・クロック》もマイナーです。

②については、例えば「《ドンドン吸い込むナウ》で除去して《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》」や「《ウェディング・ゲート》から《偽りの星夜 スター・イン・ザ・ラブ》」というような、手札を揃えて一気に勝つようなパターンが少ない、ということを意味します。

これにより《ガイグレン》の選ばれた時の全体火力が刺さりやすく、「攻撃が通るか、攻撃が止まるが盤面が壊滅する」という状況になりやすいです。
例えばトリガーの《魔狼月下城》を喰らっても、闇単側のバトルゾーンには基本的に何も残りません。

これに加えて、天敵の《「修羅」の頂 VAN・ベートーベン》もカードプール上に存在しません。

こうした理由から《ガイグレン》の通りは非常に良く、もはや「出たら勝ち」と言っても過言ではありません。


ということで、《ガイグレン》を早く確実に出すことを目指したデッキをご紹介します。

デッキ概要

デッキURL↓

3コストと5コストのチャージャーを計2回使い、7コストの《怒英雄 ガイムソウ》で5ターン目の《ガイグレン》(または《二刀龍覇 グレンモルト「王」》)の着地を狙います。デザイナーズ万歳。

【闇単ワルボロフ】には《熱血提督 ザーク・タイザー》を《爆霊魔 タイガニトロ》のハンデスに合わせて出し、《ガイムソウ》らを手札に加えることを狙います。

【光単サザン】には《メテオ・チャージャー》や《コメット・チャージャー》で加速・遅延して、《ガイグレン》で貫通を狙ったり《モルト「王」》で盤面を破壊したりします。

【光単天門】のトリガーの《ヘブンズ・ゲート》で《護英雄 シール・ド・レイユ》を出されると除去されてしまいますが、破壊耐性を付与される前に《ガイグレン》の選ばれた時効果が発動するので、盤面は壊滅させることができます。

【火単ヒューマノイド】には速度で負けてしまいますが、《スーパー炎獄スクラッパー》がトリガーすれば《ガイムソウ》が間に合う可能性があります。

このように、メジャーな各対面に明確な勝ち筋があり、その他の対面に対しても《ガイグレン》のパワーを押し付けて優位に戦うことができます。

安定した5ターンキルが狙えるため試合時間も短くなりやすく、かつプレイングも単純なため、ポイントを集めるための周回にも適していると言えるでしょう。


カード紹介

《メテオ・チャージャー》
《コメット・チャージャー》
《ネクスト・チャージャー》

初動のカード群です。ブロッカー破壊が光単へのメタの役割も担うため、優先度はメテオ>コメット>ネクストです。《ネクスト》は闇単対面でマッドネスを探しに行くときなどに使います。

13枚以上積みたい場合は《勝負だ!チャージャー》を入れましょう。


《爆剣・チャージャー》

3コストのチャージャーから繋ぎ、《ガイグレン》や《ガイムソウ》を探しにいくためのカードです。
参考リストではクリーチャーが16枚しか無いので、たまに外します。過信は禁物です。


《怒英雄 ガイムソウ》

通常環境でもモルキン射出装置としてお馴染みのカードで、このデッキでもその《モルト「王」》に加えて《ガイグレン》を早出しするのに使います。

デッキトップから大型を引き込むことも想定して、なるべくキープしておきたいカードです。


《暴龍事変 ガイグレン》

このデッキの主役です。攻撃するたびにパワーが上がってアンタップし、選ばれると自身のパワー以下の敵獣を全破壊します。

《ガイムソウ》や《モルト「王」》などの他のマナ武装のカードにも言えることですが、デッキが火文明単色のみであるおかげで、場に出るときには必ずマナ武装を達成しています。


《二刀龍覇 グレンモルト「王」》

もう一人のエースです。

先述した理由で通常環境とは《ガイグレン》との立場が逆転していますが、《ガイグレン》では対応できないトリガーがある場合などはより小回りの利くこちらを優先することがあります。
具体的には《魔狼月下城》をケアしたり、水単に対して盤面を取りながら《ガイラオウ》の擬似火力で《クロック》をケアしたりします。


《熱血提督 ザーク・タイザー》

【闇単】へのメタカードとなるマッドネスです。
稀に8マナで出して《ガイグレン》を探しにいくこともあります。


《スーパー炎獄スクラッパー》
《英雄奥義 バーニング銀河》

防御トリガーです。

基本的には苦手な【火単ヒューマノイド】に対して有効になりやすい《炎獄スクラッパー》の優先度が高いです。

《バーニング銀河》は対ミラーや【闇単】のドラグハートを破壊するのにも使います。
(初日はこの系統のデッキの強さがバレていなかったのでミラーが少なかったのですが、そのうちミラーが増えて《バーニング銀河》の重要度が増すと思われます。)


超次元ゾーンについて

選択の余地はほぼ無いと思われます。


その他の候補カード

《爆流剣術 紅蓮の太刀》
《天守閣 龍王武陣》

防御トリガーの候補です。

《紅蓮の太刀》は《炎獄スクラッパー》と同様に複数体除去が可能で、そちらと比べると3→5で手打ちできるのが長所ですが、3体除去ができない点やマナ武装を達成しないと単体除去になってしまう点は短所です。

《龍王武陣》はマナ武装を達成すれば必要パーツを探しながら火力を撃てますが、《爆剣・チャージャー》同様外す可能性があり、防御トリガーとしては不確実です。

 

《龍覇 グレンリベット》

闇単対策のマッドネスです。

《ザーク・タイザー》は、こちらが先攻でチャージャーを打てていれば、回収した《ガイムソウ》をすぐに使えるので有効になりますが、そうでない場合は回収したカードも結局ハンデスされてしまい無駄になります。

一方で《リベット》ならどの場面でも有効に働き、《プロト・ギガハート》を装備すれば場持ちの良い打点として圧をかけることができます。

対闇単以外ではとりあえず《ガイハート》を装備して待機するか、《ガイムソウ》の横の《ガイグレン》を止められた次のターンに投げることになるでしょうが、いずれもやや限定的だと思われます。


その他、《勝利宣言 鬼丸「覇」》《希望の絆 鬼修羅》《龍世界 ドラゴ大王》なども一応候補にはなりますが、《ガイムソウ》《ガイグレン》《モルト「王」》より優先されることはないでしょう。各自手持ちのカードと相談してください。


おわりに

以上、【火単ガイグレン】の紹介でした。

筆者は《ガイグレン》《バーニング銀河》を2枚しか持っていないので上記のようなリストを使っていましたが、初日の戦績は23勝8敗、勝率74%と上々でした。
ただ、使っている中で「《ガイグレン》は絶対4投だな〜」と感じておりましたので、参考リストは先述のようにさせていただきました。

皆様もぜひお試しください。

それでは、ごきげんよう。

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