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ガチロボ杯考察メモ

三賀(筆者)とさに丸の2人で行ったガチロボマスター杯の事前考察と調整に関するメモです。考えたことはできる限り書きました。
サムネは没になった動画用サムネ案。


やることリスト

1.デッキの洗い出し
…Twitterでルムマも募る

2.相性の考察
…すべてはできないので主要な仮想敵を抑える

3.候補の決定
…第3候補くらいまで決めて、予算内で組めるものを持ち込む

4.すべての仮想敵に勝てる地雷枠の探索(同時並行)

事後追記:あんまやってない。

確率のあれこれ

特に記載のない限り《ガチャンコ ガチロボ》は4枚、各項目で検証の対象となるカードも4枚採用されているものとする。

ガチロボ関連カードを引く確率

6t目までに《ガチロボ》を引く確率
先攻:70%
後攻:74%

デッキ内に6t目までのガチロボ以外の動きがない場合、この確率試行が勝率に直結する。
10軸以上が成立しない根拠。

・5t目までに《ガチャンコ・サイン》+《ガチロボ》を引く確率
先攻:42%
後攻:48%

100000回のシミュレーション結果。色マナの都合でプレイできる確率はさらに下がる。

・3t《ガチマリン》+4t《ガチロボ》の確率
先攻:30%前後
後攻:37%前後

直接シミュレーションを行ったわけではないが、大まかな見積もりとして。こちらはさらに色マナがシビア。

ガチャが成功する確率

便宜上、ガチロボのcipおよびATを「ガチャ」、軸と同じコストのカードを「当たり」、異なるコストのカードを「ハズレ」、ガチャで3枚とも当たりが出ることを「成功する」と呼ぶ。

ガチロボ以外の残りの39枚の中から3枚を選び出し、3枚とも当たりである確率を計算する。


条件付き確率

非公開領域の枚数およびその中に含まれるハズレの枚数と、ガチャ成功率の対応表。

プレイングに関わる部分で、デッキ構築にはそこまで関係ない。当日までに作れればOK。

事後追記:
結局当日まで作らなかった。
「ガチロボを当てにいくか安定をとるか」を選択すべき場面は訪れなかったので結果オーライ。


各軸の考察

コスト10以上の軸

受け札とガチマリン以外の初動が皆無であり、基本的にデッキにならない。
11と12に関してはガチャが当たっても勝てない。
10は殺傷力こそ低くないが結局ガチロボ依存である点に変わりはない。

勝つためにはガチロボを引き、かつガチャを当てることが必要条件であり、受け札も無いため「相手が勝たない」確率も乗り越える必要がある。
総合して勝率はかなり低くなると思われる。

9軸

コスト9の受け札も初動もないが、唯一【九極】のギミックを利用することでデッキを成立させることができる。
初動は《キジトロン》の4マナ、受け札は《シヴァイーヌ》と《ヘブンズ・ゲート》。

所感:
防御面で天門への依存度はかなり高い。低コスト軸やエグザイル7軸による刻みに対してS・バック+モモタルスでカウンターできなくもないが、いずれにせよ要求値は高め。やや安定感に欠ける印象を受けた。

コード

8軸

計8枚の《永遠リュウ》《メテオライト》が出ればそのままキルまで持っていける。
《フェアリー・ミラクル》と《デッド・ブラッキオ》のパッケージは要検証。

没。

所感:7軸でもロージアやRSFKが捲れれば実質勝ちになる状況も多い。わざわざ受けや初動で劣るこちらを採用する必要はなさそう。
7軸とはガチャ出力が段違い。初動の火の粉が引けると手から永遠リュウやカツキングMAXが出る。

・火の粉型

コード

・アウトレイジ型


7軸

・グッドスタッフ型
《ロビン・フッド》《R.S.F.K.》《ロージア》《GENJI XXX》など。
追記:《ベガスダラー》

コード

所感:
まともにガチロボで戦うなら、初動も受けもガチャ出力もあるこの軸が理論上最強。しかし、実際に色々な対面をぶつけてみると、ノートリだったりガチャを外したり捲りが弱かったりで、案外あっさり負けることが想像以上に多い。
先攻勝率が高く、後攻勝率は低い。

・トリガーロージア型
自由枠に《インフェルノ・サイン》または《ドラゴンズ・サイン》。

ガチロボが当たると簡単に面が埋まるので、全面フリーズのバラディオスが強い。

ラローゼ1とプレミをバラディオスに

所感:
全ての対面に勝てそうな最有力デッキ。これを突破できて他対面にも有利を取れるデッキが見つからない。
正面から突破する手段は限られる。盾焼却と永遠リュウを擁する8軸には不利がつきそうだが、その8軸がデッキとして強くない部類だと判断
通常環境なら【トリガーロージア】に対して【白単天門】が有利。9軸天門はミルキャンでエンドレスヘブンの龍解を阻止するという明確な有効打を持つ。白単寄せ7軸ならネバーエンドの刺さりも良いため抗えそうだが、お互いが5tドラサイロージアを目指すデッキであるため先攻ゲーは避けられないと思われる。→アルファリオンが入れられず、入れてもIチョイスとデスハンズで終わり。

没。

6軸

・グッドスタッフ型
《グレンモルト》、《ジオ・リバース》、《ツッパリキシ》、《エバーローズ》など。

コード

・ドラゴン型
《龍の呼び声》と併せて初動8枚体制。《ロレンツォ》。安定性と出力の両立。

グランドクロス→ガラムタ

所感:
受けと初動とガチャ成功率を兼ね備えており、デッキの完成度は随一なのだが、いまひとつ勝ちきれない印象。
高コストのカードパワーに押し切られやすい、といったところか。

5軸

・シリンダ型
・AOTW型
・カウンターサードニクス型
どうあがいても5スタ。自由枠で初動を追加してもデッキパワーがそこまで上がらない。多分弱い。
自由枠に《アポカリプス・デイ》を使用するケースを事前ルムマで確認。

4軸

・アルファリオン型
6軸に勝ち目がない。6t目のアルファリオンが基本的な勝ち筋だが、7軸などに5t目に動かれると間に合わない。没。


・エリートジャバ型

所感:
最大値が高いビート。マイパッドやクロスファイア2ndが絡めばかなりの速度が出、早いターンで押し込めることも。ジャバジャックへの依存度はやや高いが、ガネージャーでも戦える分まだマシな部類。

コード

3軸

・ミセスアクア

コード

所感:
受けが弱くキルターンもさして早くない中途半端な印象を受けるが、安定感は高い。
ガスティンのO・ドライブでロビーや菌次郎を戻せればテンポを取れる。スーパーエメラル+クロックのパッケージが強力で、高コスト軸相手にも決定打になる。
ミセスアクアのATが成功すれば、エメラルクロックやSAの押し込みが容易になるため、かなり戦況が有利になる。
総じて、「意外とやれる」という印象。使用候補にはならなくとも仮想敵としては設定しておくべきか。

2軸

・シシマイアグロ

・墓地ソース

コード

・ヒューマノイド

所感:
リーサルが組みやすく、かなりマトモなビートダウン戦術が取れるのだが、トリガーがキツすぎる。ロビーや菌次郎に殴り返されるのも辛い。
1軸にも共通する弱点なので、どちらかと言えばキルターンが早い1軸を使うべきかもしれない。

1軸

・黒緑速攻

コード


対戦記録

使用:9軸天門

VS 8軸ドラフレ
先×

使用:7軸グッドスタッフ

VS 9軸天門 後× 先○ 後○

VS 8軸ドラフレ 先○
VS 8軸ドラゴン 先× 先○ 後○
VS 8軸アウトレイジ 後× 先×
VS 6軸グッドスタッフ 後× 先○ 後×
VS 6軸ドラゴン 後○ 先× 先×
VS 5軸カウンターサードニクス 先○
VS 4軸リキピ 後× 先○ 後× 先×
VS 3軸ミセス 先○ 後× 先×
VS 2軸ヒューマノイド 先○ 後× 先○

使用:7軸トリガーロージア

VS 9軸天門 先○ 後○
VS 8軸アウトレイジ 先2-0 後3-0
VS 8軸火の粉 先○ 先○ 後×
VS 7軸グッドスタッフ 先3-1後2-2
VS 6軸グッドスタッフ 後○ 後○
VS 6軸ドラゴン 後○
VS 4軸リキピ 先○

使用:6軸ドラゴン

VS 5軸カチュアドミティウス 先○
VS 5軸カウンターシリンダ 後×
VS 8軸ドラフレ 後○

使用:3軸ミセス

VS 5軸カチュアドミティウス 先〇
VS 8軸ドラフレ 先×


デッキ選択

結局、7軸トリガーロージアに有利に戦えるデッキがほぼ見つからなかった。対戦結果からも勝率が異様に高いことがわかる。
故に、ダイハード入り8軸などにさえ当たらなければ優勝が狙えると踏んで、7軸トリガーロージアを選択。

1〜4軸は恐らくほとんどがビートなので、トリガーさえ踏ませれば勝てる。

5軸は正直何をしてくるかわからないので切り気味。ロビンやロージアのカードパワーを押し付けて勝つ。
6軸はガイギンガさえどうにかできれば有利。7軸対面はやや先攻ゲーの様相を呈するがトリガーで返せる。
9軸天門には早めにネバーエンドを龍解させてブロッカーを寝かせて勝つ。ミルザムさえ出されなければ余裕。

10軸以上はデッキとしての安定感が皆無なので使用者は少ないと予想。ガチャを当てられたら事故と割り切る。


その他メモ

・先攻ゲーを受け入れる

・ガチャ運ゲーを受け入れる

・2,3軸以下はキルターンが5以上なので結局間に合っていないのでは?
→ガトリングが絡めば4キル

・1軸なら4キルできるがトリガー耐性が皆無

・4,5軸はデッキパワーが低い

・7軸は先出しネバーエンドが強いのでネバーエンドの対処手段が肝要。6軸ならサーファーやネオングライドで盾を剥がしてリーサル、7軸ならロージアホワイティやグライフプリン、9軸ならヴァルパラでフリーズなど。

4/15 メモ作成開始
4/17 対戦記録の開始
4/23 所感を追記
4/26 バラディオスを発見、デッキ確定
4/28 当日の結果と感想を追記





結果と感想(三賀視点)

1回戦  7軸トリガーロージア 先×
48枚完全同型。相手のバラディオスに対してバラディオスでカウンターするべきシーンでデスハンズを選択。ネバーエンドにバウンスを当てられて盾を削られ敗北。練度不足。

2回戦 8軸ドラゴン 先○
相手がガチロボを7t目まで引けず、こちらはガチロボを当てて打点で勝ち。

3回戦 7軸エグザイル 後○
相手の5tガチロボでパーフェクトが龍解するも、返しにエメラルーダでIチョイスを仕込み、ドラサイヘブヘブ+バラディオスで固めてカウンター。

4回戦 10軸 先○
相手3tガチマリン→4tガチロボ→5tガチロボでガチャ全外し。ネバーエンドで殴って勝ち。

5回戦 6軸グッドスタッフ 先○
3tロビー、5tドラサイでネバーエンド龍解。相手の5tガチャが外れて勝ち。

6回戦 9軸天門 後○
5t目ドラサイロージアしつつロビン1点、天門ミルザムエルドラ。死を覚悟。
相手がモモタルス、ヴァルパラ、エルドラなどで山札を削ってくれたので、盾にコルテオを仕込んだりバラディオスで固めたりして、アウトガチ。

戦績 5勝1敗 4位


さに丸に言わせれば「同型以外負けてないので実質全勝」。しかしその1戦を明確なプレミで落としているので悔しい。

さに丸の戦績は動画をご参照のこと。
事前考察は概ね当たっていて、不利なはずの8軸に対しても勝っており、優勝する可能性は十分にあった。
しかし、運を味方につけないと優勝できないのはある意味ガチロボ杯らしいとも言える。悔いはないガチねえ。




主催・運営のオウドゥンヌさんにこの場を借りてお礼申し上げます。
また、対戦してくださった参加者の皆様、事前のルムマに付き合っていただいた方々、対戦ありがとうございました。

それでは、ごきげんよう。

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