SHIFT株式会社が理美容師専用の顧客管理アプリ「blunt（ブラント）」をリリース
■理美容師専用の顧客管理アプリ「blunt（ブラント）」リリース
SHIFT（シフト）株式会社が2016年4月にリリースしたのが、理美容師向けの顧客管理アプリ「blunt（ブラント）」です。
ブラントはiOS用アプリですが、店舗で使用する顧客管理システム以上の機能が搭載されているのが大きな特徴。
◎予約管理
◎ネット予約
◎カルテ登録
◎自動メール送信
◎売上分析
これらをすべてスマホ一つでこなせます。
無料版では機能が若干少なくなるものの、それでも予約管理・ネット予約。カルテ登録・リマインダー機能などが利用可能です。
・理美容師の業務は煩雑になりがち
理美容師の本来の業務はヘアカットです。
しかし実際はそれだけでは済まないのが現状です。
店舗の維持管理や予約スケジュール管理、カルテの登録や問い合わせ対応など様々な業務が日々発生します。
一つひとつはそれほどでない作業であっても、積み重なるとかなりの負担になります。
そんな煩雑になりがちな理美容師の業務を少しでも軽減すべく、顧客管理アプリであるブラントは開発されました。
・手元のスマホですぐにお客様の要望に応えられる
ブラントの一番の魅力はなんといってもスマホですべての機能が完結できる点です。
通常、店舗で導入されている顧客管理システムはPC向けです。
そのため、作業が必要な場合はPCまで移動しなければなりません。
来店中のお客様から予約状況などを聞かれた場合、確認のために席を外さなくてはならないので、お客様は「待たされている」と感じやすい状況が生まれてしまいます。
ところがブラントであれば手元のスマホでチェック可能です。
目の前で手早く操作してお知らせできるので、「待たされている」と感じにくくなるでしょう。
■ブラントではどんなことができる？
理美容師専用のアプリであるブラントではどんなことができるのでしょうか。
搭載されている機能は次の5つです。
◎予約管理（無料）
◎カルテ管理（一部有料）
◎会計機能（有料）
◎自動フォローメール機能（有料）
◎売上分析機能（有料）
それぞれ詳しくみていきましょう。
・予約管理（無料）
お客様から予約の連絡が入ったら、そのままカレンダーに予約登録ができます。
個人管理できる専用の予約URLを設定できるので、担当のお客様にお伝えしてダイレクトにネット予約を受け付けることも可能。
あらかじめ店舗の営業時間や休憩時間なども設定できるので、予約が詰まりすぎてしまうといった事態は起こりません。
ネット予約が入るとスケジュールが自動で追加されると同時に、スマホにプッシュ通知が届くので把握漏れを防ぐことができます。
また、ネット予約を利用したお客様へも確認のメールが自動配信されます。
・カルテ管理（一部有料）
お客様のカルテが作成できます。
来店履歴の登録もでき、履歴1件につき4枚まで写真も保存可能です。
その際、使用した薬剤や配合比率も登録できるので次回以降の施術がスムーズに。
予約状況を正確に把握するため、リマインダー機能によるプッシュ通知を行うことも可能。
これらのカルテ管理機能は一部有料です。
カルテ作成とリマインダー機能のみ、無料にて利用できます。
・会計機能（有料）
会計機能は有料版のみで利用可能です。
アプリ上で代金の精算ができます。
そのほか、店舗側の細かい料金設定などが可能に。
かなり自由度が高く、
◎技術メニューや店販メニューの登録
◎技術・店販それぞれ個別に割引に設定登録ができる
◎技術・店販それぞれ個別にポイント率の設定登録ができる
◎ポイントや商品券の金額管理ができる
◎メニューごとに消費税の設定ができる
これらすべてが会計機能として搭載されています。
店販メニューは店舗によって事情が異なることが多く、ブラントでは柔軟な設定登録ができるように配慮されています。
かなり便利な機能といえますが、無料版では利用できないので注意が必要です。
・自動フォローメール機能（有料）
有料版ブラントのみの機能として自動フォローメールもあります。
かなり多様なフォーマットが揃っているのが特徴です。
◎来店お礼メール：お客様がご来店した後にお礼を伝えるメール
◎アプローチメール：お客様がご来店後に再度、ご来店を促すメール
◎失客メール：お客様がご来店後に一定期間ご来店がない時に送るメール
◎バースデーメール：お客様の誕生日に送るメール
◎予約日連絡メール：お客様の来店予約日の前に送るメール
いずれのメールも送信タイミングの設定が可能です。
たとえば来店お礼メールであれば来店の翌日に、アプローチメールであれば来店から30日後に、といった柔軟な設定ができます。
メールはオリジナルの文章を送信可能。
文章自体は事前作成しておけるので計画的に業務を進められます。
また、アプローチメールと失客メールについては、メール送信後に来店がなかった場合に再度送信する設定も備わっています。
自動フォローメール機能は有料版ブラントのみの搭載ですが、あればかなり便利な機能といえるでしょう。
・売上分析機能（有料）
有料版のみの機能として売上分析もあります。
有料版ブラントでは予約管理・顧客管理の他に会計機能が利用できるため、売上額の管理も可能です。
そこで、次の3つの項目についての分析もできるようになっています。
◎売上実績：日・月・年・任意の期間の参照と比較
◎リピート率：期間・間隔・来店動機の参照と傾向
◎失客分析：来店期間・来店回数・技術メニューの参照と傾向
売上実績はもちろん、併せてリピート率や失客分析をすることで店舗の傾向や問題点などを可視化することが可能に。
お客様の満足度が高い部分についてはさらに充実させ、あまり高くない部分について解決策を講じることができるでしょう。
売上分析機能は有料版ブラントのみの機能の一つですが、店舗経営に欠かせない機能といえます。
■ヘアスタイルマガジンアプリ「SHIFT（シフト）」との連携も可能に
理美容師専用の顧客管理アプリであるブラントを開発したSHIFT株式会社では、他にも理美容師のためのアプリを手掛けています。
それが、ヘアスタイルマガジンアプリ「SHIFT（シフト）」です。
・ヘアスタイルマガジンアプリのシフトとは？
シフトはヘアスタイルを投稿したり検索したりできるうえに、理美容師とお客様をマッチングさせてくれる機能も持っています。
iOS用アプリで、無料で利用可能。
そんなシフトに続いて開発されたアプリがブラントでした。
SHIFT株式会社ではブラントのリリースに合わせ、シフトとブラントの連携利用が可能になるアップデートを実施しています。
・シフトとブラントの連携で何ができる？
シフトとブラントを連携利用すると、集客業務がスムーズになります。
まず、シフトにて店舗オリジナルのクーポンを作成。
それをホームページやSNSへ貼り付ければ、クーポンからダイレクトにネット予約が受けられるようになります。
クーポンからネット予約を受けると、連携させたブラント側で自動的にスケジューリングされ、プッシュ通知が送られるという仕組みです。
店舗は時間帯を問わずに予約を受けられますし、お客様はクーポンでお得に利用できるという、双方にとってメリットばかりの連携といえるでしょう。
■シフトではどんなことができる？
理美容師専用のアプリであるブラントと違い、シフトはお客様も利用できるアプリです。
ではどんなことができるのか、シフトの機能をみていきましょう。
【理美容師専用機能】
シフトには理美容師専用機能が2つあります。
・ヘアスタイルのシェア
集客利用が可能なヘアスタイル写真の投稿ができます。
シフトからInstagramやX（旧Twitter）へも投稿可能。
・ブラントとの連携
顧客管理アプリであるブラントとの連携も理美容師専用機能です。
SNSなどにオリジナルクーポンをアップし、ネット予約ができるうえに予約管理まで自動的に行ってくれます。
【すべてのユーザーが利用可能な機能】
こちらの機能はお客様も理美容師も利用できる機能です。
・ヘアマガジン
理美容師個人や店舗が発信するヘアスタイルやヘアケアに関する記事をキュレーションして配信してくれます。
現場のリアルで鮮度の高い情報を知ることができます。
・ユーザーフォロー
「ヘアスタイルのシェア」機能により、投稿されている写真を通じてアカウントのフォローが可能。
フォローすると自身のフィードに最新の写真が表示されるようになるので、理想のヘアスタイルを見つけやすくなります。
・スタイルブック
シフトにはスタイルブックの作成機能があります。
好みのヘアスタイルを見つけたら、スタイルブックに登録するだけの簡単な操作です。
他のユーザーが作成したスタイルブックを見ることもできますし、スタイルブック自体をフォローすることもできます。
・理美容師・店舗を探す
シフトでは理美容師や店舗を探すことも可能です。
キーワードで探すことはもちろん、エリアや人気順などでも検索できるのでイメージに合ったヘアスタイルを追求できます。
該当の店舗がブラントと連携済みであれば、クーポンからネット予約が済ませられます。
■アプリを開発したのはIT企業出身の現役美容師
シフトとブラントの2つのアプリを開発したのがSHIFY株式会社の代表取締役を務める足立佑馬氏です。
・足立佑馬氏はIT企業出身の現役美容師
現役の美容師である足立佑馬氏は、IT企業出身のプログラマーでもありました。
プログラマー時代に培った技術やノウハウ、経験などを活かしてシフトとブラントを考案し、開発したとのことです。
IT知識と経験を持ちつつ美容師として活躍するなかで、顧客管理システムの問題点やネットを活用した集客方法に対する課題が浮き彫りになったことは想像に難くありません。
ヘアスタイルカタログアプリと顧客管理アプリの連携という発想も、足立佑馬氏ならではといえるでしょう。
・どちらの業界にも精通しているからこその完成度
シフトもブラントも自社開発の域を超えた、完成度の高いアプリです。
通常、自社で利用するアプリやWebシステムの作成などは専門に扱う開発会社へ委託するのが一般的です。
しかし委託するには使用イメージや具体的な機能性を正確に伝えられなければなりません。
クライアントと開発会社のイメージの統一が図れないまま開発が進み、要望とは違ったアプリが納品されてしまうことも。
理美容師向けといった専門性の高いアプリならなおさらです。
プログラマー・美容師のどちらの業界にも精通している足立佑馬氏が開発を行ったからこその完成度であるといえるでしょう。
SHIFT株式会社がリリースした理美容師専用の顧客管理アプリ「blunt（ブラント）」は、現役美容師であり、元IT企業出身のプログラマーでもある代表取締役の足立佑馬氏が開発を行っていました。
どちらの業界もよく知り、現場の状況を理解している足立佑馬氏ならではの着眼点で開発されたブラントは、先行開発されていたヘアスタイルマガジンアプリ「SHIFT（シフト）」と連携させることでさらに便利になるアプリでした。
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