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玄奘三蔵 その2

『西遊記』という物語の中で玄奘という名前でなく『三蔵法師』というセリフが出てきますよね。

これ細かいツッコミ入れますと、あり得ません(笑)

天竺に向かっている最中に物語では『三蔵法師』とか『三蔵』と呼ばれていますよね。

厳密には天竺から唐に戻り太宗皇帝に
これからは

『三蔵法師とお名乗りください』

と尊敬語、尊称、尊号として太宗皇帝より与えられた名前が

『三蔵法師』
です。

帰ってきてから頂いた名前が

『三蔵法師』

ですから天竺の行き帰りで

『三蔵法師』

は、あり得ませんね(笑)

私の今回からの話は玄奘三蔵についてですが、これをお読みのあなたに

『玄奘』

という名前を覚えていただきたいので
(玄奘 げんじょう)という名前を使います。

唐の時代、西域と呼ばれる所には三十余の国がありました。
国といってもタラマカン砂漠の中に百キロおきぐらいに日干しレンガで数キロ四方を囲い込んだオアシス都市であり、そのオアシスを外敵や山賊から守るために日干しレンガで高さ数メートルほどの塀を作り、その塀の中を『国』と称しました。

そして、ある国王との出来事で玄奘は死の寸前まで行くのでした。

その話は次回しますね。

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