日々の泡/移動して、足、こむらがえる

1/28(火)
 今日も仕事。駅から職場までに吐瀉物爆弾が点々と投下されていた。いっぺんに!立ち止まってやって!と思う。出勤してきた同僚が、たくさんげぼあったね、という。あったあったと笑う。白目の赤ぽちはまだ健在。職場のスタッフの子が昨日より薄くなっているといってくれた。その子がかりんとうまんじゅうキャンディをくれる。これは昨日西友で買うかどうか迷ったやつ!とりあえずポッケにしまった。
 途中抜けして採用面接のために事業所に移動。地下鉄が遅延していて、少々時間ロス。山手線の乗り換えでホームに上る。5分後に電車がくるとの表示を信じて待っていたが、来ない。アナウンスが流れ、なんと今しがた田町で人身事故が起きて止まったと!また地下鉄に降りて、急いで迂回。一緒に面接をする採用担当に連絡をする。ギリギリだな。いや、ちょっと遅れてしまうかも。乗り換えの大手町で全速力で走った。ぜーはーしながら、すべりこみで電車に乗れた。これを逃すと確実に遅刻だった。何もできない車内で気だけをもんだ。最寄り駅に着いて走って向かう。面接する人が部屋に案内されて入る時にすべりこみで私も入った。急に人が増えたので、面接の人は驚いていた。
 社内でO橋さんに会ったので少し話す。O橋さんも先日白目の血管が切れたらしい。有名なアクション俳優か何かが目が赤くなったあとに脳溢血で死んだというニュースを見た直後だったからすぐ病院にいったとのこと。あー、乾燥すると切れることがあるんですよねー、大丈夫ですよーといわれて目薬をもらったとか。アクション俳優の話に俄然不安になる。
 また町屋の職場に戻るために駅に向かっていると、向こうから歩いてくるE澤さんに遭遇。おーいと手を振るも気づかない。薄い色のサングラスをはずしてE澤さん!と呼ぶと、ようやく気づいてくれた。ぜんぜん気づかなかったよ!とのこと。まぶしくてサングラスかけてたからね。唐突に「白目の血管切れたの、死なないですよね」というと、大丈夫だよ、と返してくれた。
 お昼を食べてまた町屋の職場に戻る。吐瀉物は片付けられていて、その跡形もなさがすごくて感心した。大移動すぎて疲れた。楽しみにポッケに入れておいたかりんとうまんじゅうキャンディを口に入れる。これは……!かりんとうまんじゅうの味の再現度の高さに笑った。たくさん歩いたせいか、仕事中に足がこむらがえる。今、こむらがえってる、と宣言して働いた。
 帰りはスタッフのSさんと一緒に帰る。ダダンの新年女子会で3月に韓国料理を食べに行くのだが、その予約が4名までは予約サイトで、5名以上は電話かインスタのDMで予約とのことで、予約したDMの返事が来ていたことを思い出す。その話をすると、いや、新年会3月って遅っ、ていうか予約早すぎじゃね?!と笑われた。太刀魚の鍋やカンジャンケジャンが食べられるお店なのだが、カンジャンケジャンと聞くと思い出すことがある。だいぶん前に社内の仲の良い人々で忘年会をしたことがあって、楽しく飲み食いしたあと、お会計のときになって、カンジャンケジャンコースなのにカンジャンケジャンが出てこなかったと幹事のO橋さんが気づく。カンジャンケジャン、出てこなかったんですが、というと、お店の人は「いえ、出しました」という。いや、出てきてないというが絶対出したという。O橋さん以外、カンジャンケジャンが何かを知らない。どういう形状でどういう皿で出したか、どの店員がいつどのタイミングで運んできたのか、と理詰めで質問するE澤さん。出しました、忘れてるんじゃないですかとお店の人。カンジャンケジャンが食べたくてちょっと高いカンジャンケジャンコースにしたのに……しゅんとなるO橋さん。お店の人が、じゃあこうしましょう、1万円分この店で使える割引券をお渡しします、それでいいでしょう、と。よくはないが、もうこれ以上らちもあかないので割引券をもらって店をでる。割引券はすぐ捨てた。楽しかったのにカンジャンケジャンのせいで、みんなしゅんとしてしまった。そんな悲しきカンジャンケジャン。そして、奇遇にも今日このカンジャンケジャンの話に出てくる2人に会った。今日の日記にカンジャンケジャンのことを書くのは運命だったのかもしれない。なんか一生分カンジャンケジャンって書いた気がする。いまだカンジャンケジャン処女だが、3月に人生初カンジャンケジャンを食べる予定です。

※写真はなし。カンジャンケジャン、調べてみてください。これ食べたら忘れないと思う。ていうか、殻が残るだろ。

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