2019-12-06 人生男

砂ベ(砂ベントカレンダー)7日目。

子と触れ合う時には神様になった方が良い。神様になって大きいスケールで子を見れば腹も立たない。問題は自分が神様ではないということである。とはいえ今週は割とうまくいっている。

子らと話をしているとすぐ人生についての話に繋げてしまうので「お父さんは人生の話ばかりする」「人生から生まれたんじゃないの?」「人生男」などという誹りを受けている。

「お父さんがすぐ人生の話をするのは、毎日の選択と人生の選択で同じルールを使っているからだよ」と答えるとキョトンである。「つまり、今日なんのゲームをするのか、という時に考える方法と、これから先どんな仕事をしようか、という時に考える方法が同じということだよ」キョトン。当然である。子らだけでなく奥さんもキョトンとしている。この説明では大人でも分からないと思う。自分しか分からない。奥さんは自分が興味がない話を聞いているとこれ以上ないほど無の表情になるので分かりやすい。

性分として、何をするにしてもやり方やロジックを一つ一つ積み上げていかなければ何もできない質なので、逆にいえば(伝わるかどうかは別として)自分がやる大抵のことは説明できる。そのロジックを子らに話しているうちに、自然にグランドルールに解説がいたり、それが人生の話になっている。人生男の誕生である。

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