2019-12-12 6歳児とポッ拳

砂ベントカレンダー十三日目。

6歳児男子が一年越しにポッ拳(の体験版)にハマっている。以前プレイした際にはガチャプレイに終始し、やられるとすぐに癇癪を起こしていた。

時が経って今は、ちゃんとガードやブロック攻撃、バーストを使い分け、対戦格闘の駆け引きを楽しめる入り口に立っている。製品版では30種類ぐらいのポケモンが使用できるが、体験版ではピカチュウとリザードンとエンペルトの3種類のみ。ちゃんと楽しめるようになってきたのでそろそろ物足りなくなってきたらしい。

ところが6歳児男子は既にサンタにポケットモンスターソードを発注しており(6歳児男子はサンタに「注文する」と言う)、キャンセルは受け付けられない。ひらがなとカタカナを読むのがまだ覚束ない6歳児男子は、自分はポケモンソードが楽しめるのかという不安を抱いており、やはりポッ拳にしておけば良かったのではないか? と後悔と迷いに悩まされている。

もう決めて変えられないことに思い悩むことほど無駄なことはないと考える私からすると、なんと愚かな……となってしまうが、これも成長に必要な過程なのだろう。6歳児男子は自分の葛藤を事細かに説明してくれる。全く損得に敏感な男だ。

一夜明けるとサンタの件は吹っ切れたのか「ポッ拳を買ってくれ」とストレートに頼むようになった。うーーーーーん、そっち行ったかーーーーーーという感じである。

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