2019-12-11 レトロポリゴンのこと

砂ベントカレンダー十二日目。

四角のドットで描くピクセルアートが8bitのノスタルジーから解き放たれ、自立したスタイルの表現として認知され始めて久しい。そこへ新しく現れたのがレトロポリゴンである。

レトロポリゴンとはつまりPS、SSの中後期あたりのローポリゴンで表現されたあの辺りの空気の表出であるらしい。(合ってる?)

その名にレトロを冠しているように、現時点ではまだこれらの表現にはノスタルジーが不可分であるように思われる。ドット絵がピクセルアートとしてノスタルジーから独立したように、レトロポリゴンも独り立ちをする時が来るのか否か。

私としては、レトロポリゴンと呼ばれるようなグラフィック表現には、ピクセルアートが現れた当初から見出せていた、ノスタルジー以上の良さを見出せずにいる。

前述のインタビュー記事の相手は自分の少し下の世代で、PS、SSがストライクの世代だ。結局これは最初に触れた表現が刷り込まれていて、良さを見出す基準が刷り込みに引き摺られているだけなのだろうか?

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