2019-12-24 タワーバトル

砂ベントカレンダー25日目。

あのどうぶつタワーバトルのポケモン版が、急に、しかもFacebookアプリとして出て来た。急だ。メリークリスマス。

昨日書いたクィディッチにもちょっと話が出て来たが、スポーツには一見さんが楽しみやすいものとそうでないものがある。ぱっと見でルールが理解できるか、どこに注目すればいいのか、ナイスプレイの凄さが理解できるか。優れた実況や解説があれば話は別だが、ない場合はそのスポーツの特性がもろに出る。

近頃eスポーツと言われているような、競技性のあるゲームにも同じことが言えるが、こちらは実際に体を大きく動かすスポーツと違い、肉体性が乏しいため、一見の観客が楽しみにくい傾向にあると思う。リーグ・オブ・レジェンドやスプラトゥーンではゲームのフィールドのあちこちでぶつかり合うし、エイジ・オブ・エンパイアなどは画面の切り替えが早すぎて何が起きているかの理解すら難しく、優勢なのか劣勢なのかすらわからない。また格闘ゲームでも高度な駆け引きが超高速で行われるが、ある程度格闘ゲームをやり込んだプレイヤーでなければプレイの中からそれらの駆け引きやその価値を見いだすことは難しい。

どうぶつタワーバトルは、プレイの価値の理解しやすさという点で圧倒的である。

ルールはいたってシンプル。どうぶつを落としたら負け。2歳児でもわかる。挙動は物理エンジンに準じているため、未プレイの一見さんが観戦しても肌感覚で理解できる。ここに置くのは無理でしょ、という局面から、理解しがたいバランスでどうぶつが高く高く積み上がっていく。そのプレイの価値は一目瞭然で、その過程はタワーとして可視化される。そして徐々にと 崩れていく重心。タワーがゆっくりと崩壊していく瞬間。2歳児から大人まで誰もが釘付けになる。

これほどまでに観戦に適したゲームは未だ見たことがない。そしてプレイしてもメチャクチャ楽しい。メリークリスマス。

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