見出し画像

文学フリマ東京35 備忘録

2022年11月20日 文学フリマ東京35 出店しました。
サークル☞山吹屋 カテゴリ☞ 妖怪・もののけ 
ブース☞第1展示場 Jー20
新刊「猫屋奇譚 鬼の箱」

文学フリマ東京35 山吹屋ブース

文学フリマ東京35終了しました。ブースにお立ち寄りくださり、ありがとうございました。

これまでは私一人での参加でしたが、今回は家人を誘って売り子をしてもらいました。やはりもう一人いると設営が早い。私一人でモタモタしてるよりもどんどん出来上がりました。
そして一番の頼みであった、ブースで売り子兼荷物番をしていてもらい、買い物に行けました。いつもは目当てのブースに飛んで行って買ってすぐさま戻るでしたが、ホールをゆっくり回れました。

★反省点など。設営で前回から変えた部分
・前回に買った棚をもう一つ追加で購入。2段構えにしてみました。
既刊本を棚に置いて新刊は前に平置き。ブース上がすっきり見やすくなりました。
・お品書き。
雑貨屋で小さな黒板ボード自立式を購入。よくレストランの前に置いてある手書きメニューのとっても小さい版。チョークで書くのも憧れですが、字に自信がないので印刷したお品書きをぺたり貼りました。
そしてですね、お品書きに気持ち程度ですがクリスマスっぽいお花を付けました。以前に他の方のブースで花を飾ってらして、素敵で私もやってみたくとうとう黒板を購入した店で一緒に買いました。
アマビエのイラストはいらすとACから。疫病除けです。

・次回に向けて改善したい点。
フリーカードを作る!
見本誌とは別にあらすじを書いてカードを作りました。前回からやり始めました。
見本誌をパラ見もよいけど、ざっくり中身を書いて置いたらどんな本かもっと伝わるかなと考えたのです。

あらすじカード

あらすじカードを見てフリーペーパーですかと聞かれること多数。
家人売り子からもフリーだか何だか分かりにくいんだよと小言数回。
私としては貰っていいですかと聞かれて内心嬉しい驚き。
次回はそんなには多くはないけど、テイクフリー用で印刷して持って行ってみようかな。
本のざっくり紹介、本文抜粋とぴくしぶQRを乗せれば大丈夫かな。

そして、フリーペーパー『猫屋奇譚 もふもふは何処に居る』はかなり持って行ってもらいました。文学フリマ東京35と何月何日も入れたから、当日で残ったら新聞と一緒に資源ごみにしかならないからね。
これは次回もまた印刷して持っていこう。あともう1話、別なのを用意してもいいかも。

★本に関して
・既刊本
手に取って頂きましてありがとうございました!
どの本も思い入れの強い仔たちばかりです。どうぞ可愛がってやってください。もしもアマビエがいましたら橘からの疫病退散の護符になります。

既刊本に関して、前回に感じて、今回確信に変わった件。
猫屋奇譚は季節の話が多いです。だいたいどの本も3話入りで1,2,3月とか7,8,お盆とか。
前回の5月文フリは夏に向けての本が手に取られました。今回は、前回はまったく触られなかった正月からの本が売れました。
やはりその時の季節に合わせた本が良いのか?
次回の5月文学フリマでは冬の本は持参せずに夏に向かう本だけにしてみようか。既刊も種類が多くなってきたのもあり選抜して持っていくのもありかもしれない。

・完全に自分用備忘録
猫屋第1シリーズ『月光の記憶』がとうとう完売。
これを機に今一度読み直して第2版を印刷する。表紙も変える。
ハート国『クレイジーダイアモンド』も売れました!嬉しい。こちらも第1シリーズ『三つの薔薇の事情』を今度こそ発行!するする詐欺になってる。
『三つ…』を出して『クレイジーダイアモンド』の後に位置する物語消滅シリーズを早く本にしたい。かなり気に入っている話だし何とか形にしたい。
・次回文学フリマ「猫屋奇譚 嘉月」発行予定。タイトルは多分変える。
これも何年も本にすると言ってる絶対に発行。表紙も決まってる。
ここに書いておいて時々読み返して忘れないようにする。

「月光記憶」次回イベントに合わせて刷り直します。
その前に読み直しを含めまして小説家になろうにて猫屋奇譚第1話「月光の記憶」をアップします。試し読みにもどうぞ。
猫屋奇譚第1話「月光の記憶」☜リンク なろうページが開きます。

・新刊「猫屋奇譚 鬼の箱」
読まれた方に。
手に取って頂きましてありがとうございました!
1冊もあれだったらどうしようかとクヨクヨしてまして、有難いです。

箱とは何であったのか。最後まで解けずに終らせました。
鬼が触ったせいか、箱を持ち続けた人らの気持ちが強かったのか。
青年は何もないと云い張りつつも、もう誰にも渡せないと持ち去ってしまいました。

で、ですね。ブースで座りつつ見ていたのですが。
鬼の箱以外の本を買われた方はどの本にしようかなと見本誌を見てくれたり、迷ってくださったり。
ですが、鬼の箱に関してだけは購入された方はブースの前に来るなり一択でした。
「何となく気になって」「満月の表紙が気になって」「さっきから気になっていた」そう私に教えてくださった方もいました。
寺西さんと同じようなことを云いなさるなと。
もしも鬼の箱を手にされたら、貴方ならば何を語り掛けて何を入れますか。
聞いてみたいような聞かない方が良いような。

もう一つ話が逸れますが。鬼の箱、雪消月、鬼の留守はどれも同じ今昔物語集「東国より上る人、鬼にあひし語」を元にしています。
箱に入っていたのは何なのか。妄想は尽きません。

★着物
今回も着物で参りました。一応、自分で着付けてます。
帯を見た人などいなかったろうけど、ウサギと亀が酒を飲んでいる柄でした。可愛かったのよ。

次回は5月の文学フリマ東京36です。申し込み済です。
毎回出るたびに反省点噴出ですが、楽しいです。
またお会い出来ますように。

あと半年、されど半年。頑張ろ。

山吹屋。