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松戸囲碁サロンで対局してきました

3/21(木)、松戸囲碁サロンさんに行ってきました。
Twitter(X)で以前から交流のあるフォロワーさんがスタッフをされているということで興味をもち、仕事帰りにお邪魔しました。

所定の用紙に連絡先等を記入後――忘れ物があった際に教えて頂ける――、店長の方に一局打って頂きました。
私がネット碁(野狐・東洋)八段である旨を知ると、店長さん自ら黒をお持ちになって対局が始まりました。
インストラクターとして日頃から囲碁を教えておられる高段の方に白番で――一応コミは貰っているつもりでしたが――打つのはまったく自信のないところでしたが、なかなか面白い碁を打つことができ(多少手順の怪しい箇所はあるものの)終局まで再現できたため、こちらに自戦解説を載せたいと思います。

長くなりそうなので、記事を数回に分けて投稿していきます。
記事の最後に、解説した箇所までの棋譜のリンク(つぶや棋譜2)を添付しているので、そちらも必要に応じてお使いください。
それでは、見ていきましょう。

黒7で儀式を妨害して打ってきたため、いきなり激しくなりました。

白4までで今回の儀式完了の予定でしたが、さすがにツケられたら手は抜きづらいですね(笑)

互いに分断し合っている形ですが、天元の石(黒3)が弱くなっているので白は悪くなさそうです。

白18は少々性急だったかもしれませんが、黒をさらに分断しにいく手なので厳しい手ではあります。
黒21でAなどと頑張るのは白Bで黒3子をシチョウに取られます。

白22は「三目の真ん中」(黒が横に3つ並んでいるところ)の位置にあたりひとつの急所ですが、シンプルにAとアテて上辺に力を蓄える打ち方もありました。
黒23,25の打ち方は、黒25と切った形が黒はアキ三角でよくないためやや疑問と言えます。

黒27からシボって打ちましたが、黒31の補強が省けず、白32が好形のノビキリで白に不満はありません。
白34とツケてひとまず右方面の戦いになりそうですが、白Aとアテて黒の形を崩す手も残っています。

黒39(38の左)

白38では43に切るのもありそうでしたが、難解な変化になりそうで自信が持てませんでした。
黒39、41の打ち方は白42とポン抜かせて白を非常に味のよい形にしてしまったため、疑問と言えます。

参考までに。この時点でAIの評価値はかなり白に傾いています。

白46は実利の大と同時に黒の一団への攻めもみています。
黒47ツケに対する対応に悩みました。実戦はフリカワリに近い進行となりました。
右辺では白が得をしましたが、中央の白5子が弱くなり、相対的に右辺の黒一団が強化されています。これでも評価値は白よしですが、中央の白5子をどう処理するか難しいところです。

前図白48では上図白1のほうが簡明でした。
黒2なら白3と繋ぎ、白はしっかりした形です。
この後黒はAと打って治まれば手堅いですが、白はBやCなど他の大きな場所に向かうことができるので白ペースでしょう(黒Aを省けば白から同点にアテるのもまた大きな手です)。

(初手~黒55まで 棋譜)


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