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【反省文】サンクチュアリ出版 屋上養蜂計画について



サンクチュアリ出版屋上養蜂計画
「屋上みつばち」についてご報告します。

記事をさかのぼりますと
昨年6月の記事
「屋上養蜂をめざした人間の行く末」
ですっかり話が止まっておりました。

前回、
長くなったので、レポートの続きはまた近々。
などと書いておきながら、すでに1年以上経過。

「あれからサンクチュアリ出版の屋上養蜂はどうなりました?」
「暑いけど、ミツバチたちは無事なの?」

など、ごくまれに聞かれることもございます。

長期間にわたって沈黙を貫いてしまい、大変申し訳ございませんでした。
駆け足で経緯をご説明いたします。

まず、2020年の年明け、
養蜂メンバーの週間スケジュールや、備品の管理場所、社内での動線などの確認を終え、いよいよサンクチュアリ出版の屋上にて養蜂を開始をすることになっていました。

ところが例のウイルス(人類共通の敵)が発生。
前代未聞の「緊急事態宣言」まで出てしまったため、協議の上、あえなく養蜂は中止することに。

その後の1年間といえば…
正直申しますと慣れない生活スタイルと、
効率化によりむしろ増えていく業務に負われて、
私は養蜂のことなどすっかり忘れておりました。

ですから、コロナ発生から約1年後、
たしか2021年の年明けごろでしたか、
社会福祉協議会の養蜂メンバーから
「サンクチュアリ出版の屋上で、養蜂に再チャレンジしましょう!」という
ご連絡をいただいたときは、
まるでしまい忘れていたお年玉が引き出しから出てきたような、予想外のうれしさがありました。

私がハチのことなど忘れ仕事にかまけている間も、
養蜂のメンバーは定期的に集まって、飼育方法の勉強をしたり、養蜂所の見学に訪れたりするなどして、しっかり養蜂をはじめる準備を進めてくださっていたようなのです。

ありがたい。
いよいよ養蜂をはじめられるのか。
そう思ったら、1年間なにもしなかったくせに、
現金なもので急にワクワクしだしました。
先頭を切って走りだそうかという気持ちでした。

ところが、です。
開始予定の1週間前くらいのことでしょうか。

突然、「某所から強い反対が出ている」
というメッセージが飛び込んできました。
ウソでしょと思いました。なぜならすでに各所に養蜂をやっていいという確認はとっていただいていましたし、ご近所の方々も「楽しみにしてる」という声が集まっているという話を聞いていたからです。
なのにいまさら?

でも本当でした。

そしてわずか数日間のやり取りの末、
サンクチュアリ出版は屋上で養蜂をすることを
半永久的に断念せざるを得なくなったのです。

話し合いもしましたが、ご理解を得ることができませんでした。
(詳細ははしょります)

戦わなかったのか? と聞かれたら、
そうですすいません戦いませんでした。
私は約1年間、養蜂の存在すら忘れていたほどの人間です。
それほどの情熱があったかといったら、やっぱりなかった。
なによりも誰かに迷惑をかけたくなかったので、
やめたのです。あきらめました。

サンクチュアリ出版の屋上でやることは、ね。

捨てる神あれば拾う神ありです。
文京区後楽園、東京ドーム近くにある
大きな老舗の会社さんが、
「ぶんぶく屋上養蜂部に、うちのビルの屋上を使ってください」
と申し出てくださり、
サンクチュアリ出版養蜂プロジェクト
「ぶんぶく屋上養蜂部」
は無事、文京区社会福祉協議会の養蜂メンバーに引き継がれることになったのです。

そしてプロジェクトは無事に始動。
専門家の監修のもと、巣箱を設置し、飼育を開始し、ちゃんとハチミツもとれたようです。
でも私は多くを語りません。私はなにもしていないからです。

ただうまくいってほしいなと心から願っています。

文京区のビルの屋上ではどこも養蜂をやっている。
そこでは活動そのものが世代を超えて楽しまれている。
東大や根津神社や湯島天神などの花の蜜を吸った

文京区のハチミツは「受験合格のご利益がある」と全国的なブランドになる。
そして最終的には文京区は「ハチミツの町」と呼ばれるようになる。

プロジェクトに対して
私は勝手にそんな妄想を抱いていました。

それはさておき、
いまもなお、ぶんぶく屋上養蜂部は元気に活動中です。


見学会もやってますので、
興味のある方はぜひ参加してみてください!



画像1

スタッフのユニフォーム

画像2

採れたてのハチミツ

画像3

別次元のおいしさ


というわけで、
サンクチュアリ出版の養蜂プロジェクト「屋上みつばち」は強制終了いたしました。

しかししかーし!
サンクチュアリ出版はめげません。

つづいて

空とぶメダカ
最強メダカ育成プロジェクト
inサンクチュアリ出版の屋上(仮称)



がスタートするみたいです。

担当は名物イベントマンの山口慶一さん。
一体なにをはじめようというのでしょう。

ちょっと話を聞いてみますね。

またちかぢかレポートします。

では。


橋本圭右(はしもと けいすけ) 
サンクチュアリ出版の編集長。明治大学卒。
雑誌ライターを経て26歳のときに入社。社歴22年。
作る本のジャンルは問わず。めざすは「かんたん」で「 わかりやすい」本作り。
担当書籍は『ぜったいにおしちゃダメ?シリーズ』『覚悟の磨き方 超訳吉田松陰』『図解ワイン一年生』『やる気のスイッチ!』『 空想教室』など。


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