1日1分間を使って、半年後の自分を助ける
入社以来一度も出社していない新入社員の鶴田宏樹と申します。
読み方は「つるたこうき」です。間違いですが、別に「ひろき」でもいいです。
この外出自粛期間中、みなさんはいかがお過ごしですか?
僕は時間を無駄にしています。
3月は、パチンコ三昧で入社の準備を何もしませんでした。
4月に入ってからは、FF7リメイクをやりこむ日々(僕はエアリス派です)でした。
5月に入ってから、有名人が家でできることをSNSで発信していることを、初めて知りました。
ほかにも
サークル時代の甘い思い出を一人ぶつぶつ呟いていたり、
見たくもないスティーブンセガールの沈黙シリーズを見続けていたり、
どうぶつの森でちゃちゃまるの活動をじっとり眺めていたり。
とにかく時間を無駄遣いしてます。
時間を捨てることが大好きなんです。
周囲にどんどん遅れをとっていく自分と、
2年先のことを考えながら生きているナポレオン。
自分のほうがいい人生だよな、とつくづく思います。
ただ受験のときも、就活のときもそうでした。
そういう時間を過ごしていると、
ふとしたときに必ずもうひとりの自分が現れ、
「もっと何かやっておけばよかったのに」と責め立ててくる。
おまえがパチンコ屋で過ごした時間を、TOEIC試験の勉強にあてていたら今頃どんだけエリートだと。ゲーム画面を眺め続けた時間分、ボランティア活動に勤しんでいたら、いまごろどんだけ偉人だよと。
こいつがなかなかうるさいんです。
平気でメンタルを壊してくる勢いがある。
そんなぼくが入社した出版社から、
「自社の本を1日1分でもいいから読め」
という課題が与えられ、
これはなかなか面倒くさいぞと思いました。
僕は別に、時間を有意義に使いたいわけじゃなく、
有意義に使っている実感が欲しいだけだから。
でも、なんだかおかしいんです。
たとえいやいやでも、1分間でも本を読めば、生活に変化が起こり始めるもんなんです。
というわけで、
この記事では僕に影響を与えた本と、
本を通して僕に起きた変化を紹介していきます。
1、だんだん楽に本が読めるようになる
実は僕、編集部に配属されたくせに、本を読むのがあまり得意ではありません。
読み始めても飽きたり、スマホに浮気したり、後回しにしたり...特に時間をうまく使おうという義務感で読むのはどうしてもやる気になりません。
ところが、この本に書かれていたことが、僕の読書態度を大きく変えてしまいました。
➀自問式セルフトーク
何かを始めるとき、「やるぞ!」と自分に言い聞かせるよりも「できるかな?」「はじめられそう?」と優しく問いかけた方がやる気になりやすいという実験結果。「読むかな?」「えー読みます? ほんとに?」でつい読んでしまう。
➁交互練習
一冊の本を一気に読み切るより、並行読みする方が長期記憶に残りやすいというもの。
「飽きたらすぐ他の本に手を付ける」というルールを設けて以降、理解が深くなったことはもちろん、読み切らなきゃいけない、というプレッシャーから解放され気持ちが楽になった。
➂連想ネットワーク
無理やり形だけでも笑顔を作ると脳が「楽しんでいるんだ」と錯覚してくれるらしい。
ドクショ...タノシイ...はたから見れば、もうひとりの僕と会話して笑いながら本をとっかえひっかえしているヤバいやつだったかもしれませんが、確かに楽になります。
そんなこんなで1ヶ月続けた今は、すっかり読書が習慣になってしまいました。
この読書量で1分ほど
2、自己肯定感があがる
自分に合ったメイクって、ムズカシイですよね。
かく言う僕もこれまで間違ったメイクをしていました。
僕の顔は、インドネシア人にインドネシア人と間違えられるほど色黒で濃いのですが、眉毛をほとんどいじっていませんでした。
結果、この本で言うところの「いい女風だけどなんか違う眉毛ブス」になっていました。
眉毛は顔の印象の8割を決めるらしいです。
本に書いてあることを実践したところ、
鏡の中にはアグネス・ラムがいました(わからない人はお父さんに聞いてください)。
実用書は面白いですね。ただ本を読むだけじゃなくて、実践することによって自己肯定感が上がります。
これも1分。ただし実践時間はのぞく。
3、そもそもこのnoteを書いている
そもそも僕がこの記事を書かせてもらっているのは、
「アウトプット大全」を読んで情報発信のメリットを学んだからです。
僕が今、書きながら実感しているだけでも
・自己洞察力の高まり
・ストレスの発散
・紹介した本の内容が頭に残っている
といった効果が現れています。
同書によると、社内の評価が上がるというメリットもあるらしいです。
社長、読んでますか?
そして今回、僕に起きた一番大きな変化は、「実名を出した」ということです。
「実名で発信することで、アウトプットのメリットが現実の自分に返ってくる」
「デメリットよりメリットの方が大きい」
ということらしいです。
中学生の頃、友人にグリーのプロフで勝手に顔写真を使われて以来ネットに書き込むことを恐れていた僕が、本名を公開してnoteを書くようになったの、すごい成長なんです。
この長さで1分。我ながら成長を感じる。
4、気がつきましたか?
実は記事の中に、この本で学んだテクニックを散りばめました。
せいぜい就活のエントリーシートくらいしか書いてこなかった僕の文章を、
みなさんがここまで読み進めてくださったことが、なによりの証拠です。
例えば少し上の「4、気がつきましたか?」という見出し。
これだけのことですが、
僕が突然、みなさんのほうを向いて声を発した感じがしませんか?
文中で急にこれやられると、なかば強制的に話の場に引っ張り出されます。
これを「虚構現実往復モデル」と言うそうです。
いかがでしたか?
ここに書けなかったような影響もまだまだあります。
僕たちはたった1分の読書でも、
本には人生を変えてしまうほどの力があると信じています。
みなさんにも、本との運命の出会いが訪れることを願って。
繰り返しご案内。
1日1分読書=サンクチュアリ出版の公式Twitterにて、毎日1冊「#1日1分読書」を公開予定(2020年5月18日より)
です。
気に入ってくれたら、サポートをお願いします!