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アロマテラピーとは。初心者でもわかりやすい、アロマテラピーの基礎知識・その1

アロマテラピーとは何ですか、と聞かれたら、植物のエッセンスを使って幸せになる方法、だと答えます。

アロマテラピーは単なるリラクゼーションではなくて、幸せになる方法です。私はそう思っています。

香りの力を使って、もっと毎日を幸せにしませんか。

精油には植物のエキスがぎゅっと詰まってる

アロマテラピーで使う香りの元を「精油(エッセンシャルオイル)」といいます。

アロマオイルと言っているところもありますが、正式な言い方ではありません。

私は便宜上、初心者の方でもわかりやすいようにアロマオイルということもありますが、ここでは基本的に「精油」と読んでいきたいと思っています。

精油には植物のエキスがぎゅっと詰まっています。

精油の抽出の仕方はいくつかあるものの、ほとんどが「水蒸気蒸留法」といわれる方法です。

原料となるハーブに水蒸気をあてて、その水蒸気を冷やすと、水と精油に分離するんです。

精油は水よりも比重が軽いので、冷やした水蒸気を集めるた時に上に浮いているのが精油です。

熱で壊された「油胞」というところからエキスが出てきます。ただ、「精油」と呼んでいますが、油ではありません。

炭素と水素が結びついた「有機化合物」です。水には浮くし、水にも溶けないけど、油じゃないんです。不思議ですね。

アロマテラピーはどんな時に使う?

アロマテラピーはリラックスしたい時によく使われますが、リフレッシュしたい時、もっと元気になりたい時、勉強や仕事に集中したい時など、色々なシーンでつかえます。

疲れた心を元気にすることもできるし、元気な人はもっとエネルギッシュに動けるようにサポートもしてくれるんですよ。

精油には香りのタイプがある

精油には色々な香りのタイプがあります。

・甘い香り
・さわやかな香り
・ハーブ調の香り
・スパイシーな香り

など。これを、その時々の気分にあわせて使い分ける、それがアロマテラピーの楽しみです。

甘い香りでリラックスできる人もいれば、柑橘系のさわやかな香りでリラックスできる人もいる。

香りの選び方は人それぞれで、これという決まりはありません。自由に香りを選べばいいのです。

メディカルアロマの観点からは、香りを度外視して効能だけで選ぶ場合もあります。そんな風に、薬のように使えるのもアロマテラピーの面白いところです。

香りはダイレクトに脳に届くから

香りの分子は主に炭素と水素で出来ています。

その分子が宙をさまよい、鼻に入ってくると嗅細胞というところでキャッチするんです。

ものすごく簡単に言うと、キャッチされた香りの分子は鼻の中で電気信号に形を変えます。

そして、嗅神経(きゅうしんけい)を通って脳の奥深く、大脳辺縁系というところに届きます。

大脳辺縁系は快、不快を判断したりする感情的な脳。理屈じゃなくて、好きか嫌いか、感覚的に捉えるところなんです。

だから香りって、好き嫌いにすごく個人差があって、変な香りなんだけどこれ好きなんだよな〜ってことが起こるんですね。

そして私たちの感情はどこで生まれるか、そう、脳です。

胸じゃないですね。

その感情が生まれる場所に香りはダイレクトに届くので、気持ちをリラックスさせたり、元気にしたりすることが出来るんです。

お気に入りの香りを見つけてみよう

自分の好きな香りが見つかれば、

・仕事で疲れたから、今日はゼラニウムでアロマバスを楽しもう
・ちょっと仕事の合間にローズマリーでリフレッシュしよう
・朝のルームコロンはやっぱりグレープフルーツだなあ

など、生活のあらゆるところで精油が活躍します。

家の中にお花が飾ってあると心が潤うように、香りがあるとそれだけで元気になったり、ストレスを和らげたり、自分で自分をコントロールできるようになります。

忙しい毎日、つい自分を見失ってしまいそうなほど疲れてしまったり、自分が何をやりたいのかわからなくなってしまったり。

自分の感情を持て余してしまうことがあると思うんですね。

そんな時に、自分が好きな香りを嗅ぐだけで心が丸くなる。やる気と元気が出てくる。

精油は、そんな風にあなたを幸せにするために働いてくれるのです。

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