春の夜           240-1/21

 

    春の夜なのにあなたは先を見る

 

 最初は快と不快だけがあると思った。次に快と不快の間があると思った。その間とは何か考えてみた。すると、不快だけには逃れようとする気持ちがある気がして、間というよりも不快と不快以外があるというふうに変わった。不快だけが特別である。不快って何かということになった。そしてそういうことになった。

 

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