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愛車を守るカプセル[自動車の未来 ]

クラシックカーを自動車を保存するためのカプセルが発売されました。

このカプセルはアメリカで設計され、車をベストの状態で保存するための商品です。

この商品の原理はカプセルがバブル状態に膨らみ、カプセル内の空気を定期的に循環させ、湿度温度を保ちながら室内の除湿を行う。
外部の偶発的なダメージや様々な外的から車を保護することができる。
電源は AC 12 V を使用して電気代はインドア用は月500円ほどとなっている。
その他にもアウトドア用や、ケース上部にLEDライトを取付けてライトアップしながら保存するショーケース、
バイクを保存するためのバイクカプセルもラインナップされています。

この商品が生まれた背景として、旧車を修理修復することを目的として乗って楽しむクラシックカーを提供するのだと商品の提供元は発言しています。

自動車の歴史とこれから

最初の自動車は蒸気機関で動く、「蒸気自動車」から始まりました。

そこから石油を使うガソリン自動車が開発されることになります。

1876年にドイツ人のニコラウス・オットーがガソリンで作動するエンジンを作りました。

そこからゴットリープ・ダイムラーがこれを改良して2輪車や馬車に取り付け特許を出願したりしました。

またはドイツのカール・ベンツはダイムラーとは別にエンジンを作りその「ベンツ夫人」はこれまで男性しか運転してこなかった自動車を運転することによって「自動車は誰にでも利用できる非常に有意義な乗り物」であるということを世界中に発信し始めました。
それによりベンツは最初の自動車量販店を作りあらゆる業種の男女へ販売を始めました。

日本ではチャリ(自転車)屋の双輪商会の吉田信太郎が、チャリの仕入れに1902年に渡米した際に、ニューヨークのモーターショーを見学し、日本にも自動車の時代が来ると考え、その場で自動車の部品を輸入し、日本に輸入されていた海外の自動車をパクってタクリー号と言うガソリン自動車を日本で初めて作りました。


タクリー号は車重は800 kg で 水冷水平2気筒1837cc の点火タイミングは手動でした。

バブル期に日本で最も力を持って自動車業界も、大元をたどれば海外からの輸入産業でその輸入産業を日本的に味付けして海外へ発信したことで大きな成功を収めた、というシナリオだったが、
自動車業界が発展している際にあって今無いものというのは、自動車への「情熱」や「希望」ではないでしょうか。

というのも自動車業界が世界へ羽ばたいた際に日本において業界を牽引していた、技術者の一人である「本田宗一郎」さんはかなりの変態として有名である一方で、どこか憎めない愛されるキャラであった、「本田宗一郎」さんは「スティーブジョブズ」のような、その業界での尖った存在であったが、今日本の自動車業界にとがった存在はいないと思います。

もし今2019年に自動車業界で尖っている人を挙げるとすれば一般的にはテスラのイーロンマスク氏だろう。
なぜ日本に尖った存在がいないのか、それは「常識を疑い、変わることを厭わず、人々に面白いものを提供する」心というのがなくなり、
資本主義的に自動車を作っているからだと僕は思います。このように資本主義的に作られたものに人間の魂は宿らず、
人はそのような物質に興味を示しません。なぜならただ寄せ集めて作られたものだからです。

鏡餅と日本刀

かつて、実用性に富んであらゆる場面で使用されていたにも関わらず、今現在、観賞用にしか使われないものというものは非常に多いです。

その中の一例として「日本刀」などはその美術的価値も含まれ、今現在では日本刀で戦争には行かないが、コレクションとして観賞用として集めるなどの需要はあります。

今後の自動車はこのような方向に進むと僕は考えています。
確かに何かを「壊す」という行為においては「日本刀」ではなく、「火薬」でも良かったわけです。
そのように「人間を運ぶ」と言う目的のためであればこれまでの自動車という形である必要はありません。

そもそもリモートワークで作業が可能になるクラウドコンピューティングが一般化すれば仕事に行くための移動の必要がなくなる可能性も出てきます。

その他にも自動運転の技術的には、ほとんどのケースで自動運転が適用できますが、なぜ自動運転が広まらないかと言うと人々の抵抗意識や法律的な問題と言われています。

自動運転が広まった際に「自動車」というネーミングは自動に動く車と言う究極的に自動車という名前が相応しい物になります。
これまでの自動車は自動にタイヤが回るだけで操作は人間がしていた

自動運転が広まった際に我々は車を選ぶ際デザインを重視したりすることはなくなります、その他にもエンジン性能やこれまで自動車の判断材料となってきたものは全く別のものになると考えられます。
おそらく自動運転の車を買う 住宅を買うようなイメージで人は自動車を買うのだと思います。

そしてもっと言えば自動車を所有しない家が多くなるということもあり得ると考えられます。
一家に一台車があればそれは確かに便利ですが自動車が動いていない時間の方が圧倒的に長く「無駄」が非常に大きいです。
なので「自動車やバイク」といったイメージではなく、インフラとして電車やバスといったイメージで、必要な時に呼び出して乗れるような、自動運転の小さなバスが、道路を常に巡回していて必要な時に乗り込めるそして料金はかからないと言った社会に近づくのではないかと考えています。

トヨタの社長が「最後に残る自動車はスポーツカーだ、なぜなら昔は多くの馬がいたが今残っているのは競争馬だけだからだ」と言っていますが、
この言い分は少し違うと僕は思っています。
馬が走るのであれば運動場より少し広い程度の土地で済みますが、自転車が自由に動き回るとなるとかなりの土地を必要とします。
だからこそ人々が自動車を自由に運転できる場「競争する場」というのは広大な土地がある現実に近い場所であるバーチャルの世界に移行すると考えています。
また忘れてはならないのは現実世界の自動車は凶器になり得るということです。
実際に自動車によって亡くなった人間というのは膨大な数で、かつて中東で行われた戦争においてトヨタ車は「兵器」として換算されていたほどです。

実際にグランツーリスモはかなりのリアリティがあります。グランツーリスモが究極の自動車シュミレーターを提供してくれればグランツーリスモから離れる人はいなくなるだろう。またゲームであれば事故した時に保険会社に連絡する必要もなくなります。
そうすることであらゆる自動車を体感することができるようになります。

このように自動車というものを現実世界で動かすにはかなりのコストがかかります。
「愛車を守るカプセル」という商品が現れたことは、自動車はコレクション性の高いものになっていくのだという考えを現実のものにし始めた一つの現象だと思いました。


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