【クレセント・シリーズ 殺月烈風譚 第三十九話】
謎の球体「呆気なさすぎだよ」
カオスフォーリナー「呆気なさすぎるね」
カオスフォーリナー「急に強くなりすぎだろヒイラギ・サツキ」
カゲロウグ「…思い切りが良すぎると思います…」
生還していた。
カオスフォーリナー「また僕は復活した」
カオスフォーリナー「内部キリングフィールド・ジツ」
謎の球体「全部おしまいにしようって思ってるのは、君と僕」
「カゲロウグ…君はどうだい」
カゲロウグ「幽霊のようなものですので」
カオスフォーリナー「へー」
カオスフォーリナー「君は何処にでも行くと良い」
カゲロウグ「アイアイ、カオスフォーリナー」
カオスフォーリナー「これは感じてたんだ」
カオスフォーリナー「ふたりでミナヅキのコールドスリープカンオケオフィスに飛び込んだら、ミナヅキが答えてくれる」
謎の球体「いいね、最高じゃん」
カオスフォーリナー「ホントは君をアイドルデビューとかさせたかったんだけど、構想だけに終わった」
カオスフォーリナーは謎の球体に首を捧げる。
今度こそカオスフォーリナーは、絶命。
カオスニヒリーズが生まれた。
カオスニヒリーズ「私も私でやることない」
カオスニヒリーズ「ずーっとずっと、くらいとこ、人は死んだら、どうなるのかな」【クレセント・シリーズ 殺月烈風譚 第三十八話】
【クレセント・イン・マッポーライフ 二部 #99 】
【ワールド・イズ…ナイトメア?】
シン・ミナヅキ
「復活」
ヒナミを取り込んだ、シン・ミナヅキ。コールドスリープカンオケ・オフィスが解き放たれ、ネオサイタマを滅ぼすべく、復活。
レイゲツ「キャーーーーーーー!ミナヅキお姉様ーーーーーーー!」
シン・ミナヅキ「…クマムシや」
シン・ミナヅキ「我よりずっと長生きした、貴様のことを我はよく知らぬ」
シン・ミナヅキ「どんな夢を見ていたのだ?」
シン・ミナヅキ「どんな悪夢を見せたのだ?」
シン・ミナヅキ「まあ、我にはどうでもよし」
シン・ミナヅキ「そんなことより…」
シン・ミナヅキ「カラテの高まりを感じるぞ」
「ズドオオオオオオオオオオオオオオン!」
「…ギンちゃんが最後になるかもしれないイクサに向かったって聞いたから」
「万が一に備えてリアルニンジャの案件を片付けてからツキモリに戻ってきた」
「トライヘッズです!」
トライヘッズがツキモリに帰ってきた!
そこに超超速度で接近する…カラテ。
「飽きぬな」
「また来たのか」
シン・ミナヅキ「イヤァァァァァァァァァァァァァァァァ!」
シン・ミナヅキはトリニティ出現を察知し、再出現。トライヘッズの顔面を掴み、ショッピングモールの柱に擦り付ける!このニンジャを侮ること=オボロヤミの壊滅を意味するので、加減はない!
「ンアーッ!コノー!」蹴り飛ばす!「ンアーッ!」入った!大きく吹き飛ばされるミナヅキ!だがその傍からヤリがトライヘッズに向け飛び交う!「こんなものでー!」アクマヘンゲ、弾く!
「…ドーモ、トライヘッズです」
アイサツ。
「ドーモ」
「我は」
「シン・ミナヅキ也」
アイサツ。
「今度はお互い本気でやろうよ。」
「我は強くなりすぎたがな」
「「神話に残らんとするイクサ、始めようか」」
シン・ミナヅキが気づけば辺りは郊外。人1人住めぬハラッパ。
「ああそうだねトリニティ♪この間はお互い本気じゃなかったから、不完全燃焼だったでしょお互い♪完全燃焼、させようぞ」
「「LETS,DANCE」」
「アクマ」
トライヘッズの姿が超巨大化。
普段のアクマ外殻のみを纏うヘンゲ…ではなくトリニティ・ニンジャそのもののヘンゲに限りなく近い、トライヘッズ真のヘンゲ。
まず彼女のカラダがサナギめいて外殻に包まれ…肥大化していく…
そして…全ての外殻が砕け、雄大なるアクマの翼が開き、外殻の四本腕の強大なアクマが中から姿を現す!
その身体は比較的生身に近いが、それでもそれまでのどのヘンゲをも凌ぎ…美しさすら纏うアトモスフィアを放つ!
これが「トリニティ・ニンジャ」憑依者としての真のヘンゲ!おお、何たる圧倒的威圧感か!
「トリニティや」
「あまり私のヘソ下を燻るなンアーッ!」
アクマ的カラテ破壊力からの…ケリ・キック!回避、必要なし。
シン・ミナヅキ「かつて神話級スシトーチャリングで、万の餓死者を出し、モータルを虐げたアクマの直弟子、トリニティ程の厄物を宿しながら善を生し、人を守るとは…なんたる、ワガママ!」
トライヘッズ「ワガママケッコー!」
火球!その大きさは先程のイクサでのヘンゲの時の比では無い!
KABOOOOOOOOOOOOOOM!
だが回避、必要なし。「イヤーッ!」頭突き!超巨大なアクマの口がミナヅキに噛みつき…パワーグール、緋色の稲妻、トモエのカラテ同時使用。「イヤーッ!」ストレート!吹き飛ばす!
KABOOOOOOOOOOOOOOOOM!
シン・ミナヅキ「トリニティィィィィィィィィィィィィィィィィ!」
シン・ミナヅキはトライヘッズを周囲の石を片っ端からヤリへとヘンゲさせ。トライヘッズの全身を串刺しに…できない!弾かれる!なんたるトライヘッズのアクマ肉体の異常強度!
シン・ミナヅキ「ならばこればどうだ!トリニティィ!」
周囲の石を片っ端から槍へと変化させ、蹴り飛ばす!蹴り飛ばす!蹴り飛ばす!蹴り飛ばす!蹴り飛ばす!蹴り飛ばす!蹴り飛ばす!蹴り飛ばす!蹴り飛ばす!蹴り飛ばす!
トライヘッズ「ンアアアアアアアッ!」
シン・ミナヅキは更にムーンエンハンスで超巨大な輪を作り、トライヘッズに投げ付ける!
トライヘッズ「ンアアアアアアアッ!」
トライヘッズ「このくらい…」
シン・ミナヅキ「こんなものではないぞ」
シン・ミナヅキ「我がカラテは、我がジツは」
ムーンエンハンスでアンタイ・ウェポン級の超巨大弾を作り出し、投付ける!
シン・ミナヅキ「砕け散れェ!トライヘッズ=サンッ!」
トライヘッズ「マ!ダ!ダ!」受け止める!
シン・ミナヅキ「ならば、もひとつ」
アンタイキリングムーンボール、二つ目。
だがトライヘッズはアーチ・アクマヘンゲを解除し、少女の姿に…駆け出す。走り出す。そして両手を…ミナヅキに向け、突き出す。
トライヘッズ「ミナヅキ」
トライヘッズ「貴方がどうして暴れてるのか分からないけど…」
トライヘッズ「大人しく、なってもらう!イヤーッ!」
腕にアクマヘッドを巻き付けながら、殴り飛ばさんとする!
シン・ミナヅキ「…これが使える間合いに来るまで苦労したわ」
【シンミナヅキサップーケイ】
【#51 終わり #52 に続く】
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