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【クレセント・シリーズ 最終章 #94】

ミカンの目の前に、ヴェイル・リンが現れる。


ミカン「…エルダーノウサイボウ?」


ヴェイル・リン「本人よ」


ヴェイル・リン「貴方はもう、充分失ったわ。」


ミカン「…」


ミカン「ダヨネー」


ミカヅキの残響めいたムーンエンハンスで、せめて、足を地面から下ろさぬために戦う。


悪姫に裁きを、純潔に呪いあれ。様々な欲望が、ミカンとヴェイル・リンの周りでキリングフィールドめいてうずまいていく。


ヤリとガラス弾がぶつかり合う。


ヤリとガラス弾がぶつかり合う。



【#94 終わり #95 につづけ。】

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