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【クレセント・シリーズ 二部 #108】


私ヒイラギ・ミカンがコールドスリープ・カンオケオフィスで凍結されている間に、色々なことがあったようだ。


ツキモリではカオスフォーリナーとの最終決戦が行われ、壮絶なイクサの末、最後は残存肉体を私ヒイラギ・ミカンが破壊し決着を付けた。


ネオサイタマではアマクダリという組織との決戦が行われていたようだが、彼らが何を望み戦っていたかというのはコールドスリープ・カンオケオフィスで眠っていた私たちには何も分からない。ただ世間は巨悪が討たれた結果混乱にあり、それをサツバツナイトというニンジャがどうにかまとめているらしい。私たちはそこには入れない。


今の我々ミカンとヒナミは己のカラテ量的にも、ココ最近何人も蘇り始めたというリアルニンジャの側に近い存在である。ひょっとしたら、ミナヅキやレイゲツもその一人のかもしれない。


どちらにせよミナヅキと決着を付けるまでは、オベント・モチに帰れない。


私ヒイラギ・ミカンとヒイラギ・ヒナミは、ツキモリを去ることにした。オボロヤミがツキモリを去り、カオスフォーリナーも倒れた今、ツキモリはナイトオブクロウとティグリリウムに任せれば、大丈夫だろう。


そんなことを考えていたら、彼女が現れた。




「ドーモ、ヒイラギ・ミカン=サン。フルムーンです」


【#108 終わり #109 に続く。】

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