【クレセント・イン・マッポーライフ第二部 #6】
【ネオサイタマ とある荒野】
「何だっていい!」
「ヴィクトリアの奴を倒すチャンスだ!」
若きニンジャウォーレックスは味方だった筈の友軍のモータル達の謀略により致命的な隙をさらし、ピンチを迎えたヴィクトリアにトドメを刺そうとしていた!
しかしヴィクトリアは突如消えた。ウォーレックス「ナッ」
ちなみに謀略の統括者、強大なニンジャギアブロスはウォーレックスに普通に倒された。
【オボロヤミ・ルナーズ 本拠地】
ヴィクトリアは密かに動いていたレイゲツのレイゲツ・エンハンス・ジツでウォーレックスとの戦闘中にオボロヤミ・ルナーズ本拠地に招集された。
レイゲツ「何も聞かず我々に付き従いなさい、誇り高きクリシュナ・ヤクザクランの女傑ヴィクトリア」
ヴィクトリア「ナンデヨ!まだクランの者が…ヤツに!」
レイゲツ「あのままイクサしていれば貴方はウォーレックスに敗れていましたし…」
「ミナヅキお姉様の懇願故です」
【しばらく後 ネオサイタマ バーチャリティーパラッパ】
ダークエンドとウォーレックスはバーチャルハラッパめいた広い空間で相対していた!
ダークエンド「貴様の同胞…奴らと同じように潰れ死なせてやろうか?ウォーレックス。アノヨで同胞が待っておるぞ?アトリ国のな。」巨大なハンマーを持った全身サイバネ元科学者ニンジャ、ダークエンド!
ウォーレックス「グゥーッ…落ち着け…こんな安っぽい挑発に乗るな…」
ダークエンド「どうした?来んのか?アトリ国の仇を討ちたくは…ないのか?」
ウォーレックス「うおおおおおお!」
ウォーレックス「アトリ国で電子戦争を生き抜いた元軍人である俺が必ず倒す!ダークエンド=サン!」彼は電子戦争時代からコールドスリープされ、この時間軸のネオサイタマに解き放たれたニンジャであった。
「…この時代にウィズアウトしてからよくわからん変なやつと観察し続けてはいたが、冷静に向き合ってみると…」
「怖いな…コヤツ」
ダークエンドとウォーレックスのイクサに、黒きオーラを纏いながら…月一つ見えぬ暗夜のごとき瞳の豊満ニンジャ、恐怖の具現、ミナヅキのエントリーだ。
(((【これ】を使ってやるだけで出血大サービスだから有難く思えい、ウォーレックス、並びにダークエンド)))
【■■■■■■■■■■】ウォーレックスは突如出現しジツ発動チャントを述べたミナヅキと共に…消えた。
ダークエンド「何だ…何が起こっている。…凶悪なジツか?何れにせよ…ウォーレックスを消し去ったということは味方なのか?」
「貴様のその話術」
「悪魔的求心力」
「そして深き洞察力」
「こんな哀れな奴に潰されるべきでは無い」ミナヅキ、再出現
ウォーレックスもまた再出現したが、ミナヅキの詳細不明のジツで全身が砕かれ、瀕死であった。
「アバーッ!まだだっ!僕は負けてない!こんな子供にやられたくらいで僕のクリスタルソウルは砕けは」
「今なら殺せるぞダークエンド」
「疾っとと殺れ」道を示さんがごとくヤリを向ける。
ウォーレックス「そんな…ダークエンド=サン…こんな少女に引導を渡されるのがぼくらの因縁の決着だなんて、正々堂々最後まで戦いたくは無いのかッ!」
ダークエンド「貴様は俺様のライバルだった…」
ウォーレックス「ダークエン」
「だが別に俺様としてはフェアプレーにこだわる気は無いのだが」
ダークエンドは迷わずウォーレックスをハンマーで潰した。爆発四散すら出来ずウォーレックスは潰れ、絶命した。
ミナヅキ「ダークエンド=サンとウォーレックスとの付き合いはこれで終わり!ヤッタネ!まあ、そこから我に付き従うかは、我が背中を見て決めい。ダークエンド=サン」
ミナヅキ「我は貴様を買っておる」
ダークエンド「ウム、得体の知れぬ奴だが、助かった」
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【クリシュナ・ヤクザクラン 事務所】
ミナヅキ、ダークエンド、ヴィクトリア、レイゲツの四名はダークエンドとヴィクトリアのふたりが属するクリシュナ・ヤクザクランのオヤブン、ユガケウスに謁見した。
ミナヅキ「ユガケウス=サン!オマエの大義を問いたいな!よーく考えてね!」
ユガケウス「我はマッポー原初時代より生まれたグスタフィー・ニンジャを宿し、我のソウルは神話の存在故全てを無へと回帰し一へと帰結させるため、クリシュナ・ヤクザクランを動かしてきた」
ミナヅキ「フムフム」
ミナヅキ「カオスフォーリナー」
ミナヅキ「死をくれてやれ」
「ドーモドーモ僕はミナヅキ・ニンジャクラン、クマムシ・ニンジャ憑依者、カオスフォーリナーです!いやあどうだったかなミナヅキ、僕のトリック!」「まあまあ♪」「チェー…まあモリソバのあんな少人数に一旦やられるとは思わなかったし、暫くは隠居したいけど!今日は特別だよ!」生きていたカオスフォーリナーのエントリー、再君臨。爆発四散すら偽造するアーチ級マッタキ・ジツだ。
「ドーモ、ユガケウスです」
オジギ終了コンマ0秒後
カオスフォーリナーは突如ユガケウスの後ろに移動しチョップで心臓を貫いた。
「グワーッ!だが私は存在そのものが悪意であり人の心に悪心が尽きぬ限り」謎の肥大化を始めるが
ミナヅキ「こやつの憑依ソウルグスタフィー・ニンジャは別に不死身では無い、徹底的に滅ぼせよクマムシ。貴様の火力なら屠れる」(((オボロヤミにこのような方向の伽藍堂な倫理破綻者は不要也)))
カオスフォーリナー「アイアイミナヅキ…そのくらいは僕でもわかる。カラテでダメージ受けてるからねコイツフツーに。軽く済ませるよ」
ヴィクトリア「ユガケウス様!」駆け寄ろうとするが、レイゲツが静止。レイゲツ「彼はミナヅキお姉様によりオボロヤミに不要と判断されました。貴方様とその傘下の者の生きる道は、オボロヤミ以外にありません」ヴィクトリア「ヌウッ…」
レイゲツ(まあ、こやつはただの野望だけでかい伽藍堂、オボロヤミ視点で生かす理由はないですね)
「アババババーッ!」アンブッシュ後距離を取りながらムーンサテライト・ジツとムーンエンハンス全自動スリケンによりクリシュナ・ヤクザクランのオヤブンユガケウスは蹂躙されていく。カオスフォーリナー「伽藍堂でもぶっ壊すのはタノシイね」
ミナヅキ本人は指一本動かさずに。ミナヅキの一傘下でしかないはずのカオスフォーリナーにクランのオヤブンが滅ぼされていく様を見せつけながらミナヅキは話し始める…
ミナヅキ「さて、どうする。ダークエンドにヴィクトリア」
ミナヅキ「この旧時代に囚われた伽藍堂のために仁義とやらを尽くし、クラン諸共死ぬか」
ミナヅキ「もしくは、我に尽くすか」
ダークエンド「いや普通に貴様に尽くさない理由がないが、ウォーレックスを倒させてくれた恩もある」
ヴィクトリア「…同じく」
ダークエンド「今まで居場所のために付き従っていたが考えてみれば…こいつはただしぶとくで野望がデカいだけの伽藍堂!我々が尽くす理由なぞなし!」(いつかは反旗を翻そうと思っていたが、手間が省けたわ)
ヴィクトリア「…少し残悔はあるが…クランのものはたとえオボロヤミの下であろうと生かさねば…」(…スミマセヌユガケウス様…ですが親愛なるダークエンド及び傘下のものと共に生きたいです)
「「ミナヅキヤッター!」」
ミナヅキ「イイヘンジ♪ヨロシクネ♪」
二人が返事すると同時に「サ!ヨ!ナ!ラ!」ユガケウスは盛大に爆発四散した。
カオスフォーリナー(クランの親玉を僕に処刑させて有能な幹部に忠誠を従わせるなんて、おっかないなーミナヅキ。マ、僕も僕で立ち振る舞い考えなきゃな。強すぎるのも考えモノだ)
【クリスタル・サンセット&クリシュナ・ヘヴィレイン】
【スズネの家】
にミカンはまだいた。
ミカン「それはそうと、オボロヤミまたデカくなってる気がするんだけど!ナンデー!」スズネとの会話中不安を感じた結果つい手がおまわりさんポーズめいた感じになっている
スズネ「分かんない…マッタク、ワカランけど!…イクサの規模がでかくなるの…ツラいな…けど…屈したくはないし…」
ミカン「負けんなー、スズネ…私達が絶対守るから」
スズネ「アリガトナ!けど…私も私で自衛できるから、自分の心配もしろし」
ミカン「ウン、ソウダネ」
【#6終わり #7に続く 。】
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