【クレセント・シリーズ 最終章 #87】
ダークフェニックスの前でミカンは立ち上がる。
ミカン「ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…ハァ…」
ダークフェニックス「やはりもう、限界が近いか。」
ダークフェニックス「もう少しはやれると思ったのだが」
ミカン「…まだまだ…」
ミカン「貴方とは全力で相対する」
ミカン「向き合う」
ミカン「全霊は出せない。全霊を出し尽くしちゃったら、全部終わっちゃうし、人には限界がある、超えるためにあるものなのかもしれないし、超えないためにあるものかも」
ミカン「けどモータルの限界を少しだけ、押し上げることは出来るって、信じてる」
ミカン「君は一人じゃないって、アツシセンセイは言ってくれたけど、死ぬ瞬間はきっと1人…」
ミカン「…やっぱりアナタは全霊持って、否定する、」
ダークフェニックス「ハハハハハ、ダヨネー!」
ミカンはダークフェニックスに向け、槍を構えた。
死闘の末、ダークフェニックスを貫くミカン。
ルナ・スター。ミカンの槍技。
ダークフェニックスを確かに貫き、爆発四散させた。
謎めいた煙を浮かばせながら。
【#87 終わり #88 につづけ。】
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